2021年12月25日

【旨さ格別】プレミアムな味噌ラーメン3選

メニューに「みそラーメン」がありながら、その上を行くようなスゴいみそラーメンを出してる店に遭遇。食べてみたらその旨さ想像以上!という、記憶に残る3杯をご紹介。 ※掲載の情報は取材当時のものであり、以降変更されている場合がありますのでご了承ください


『黒味噌生姜味』 光林坊本店

 

ラーメンだけでなく丼やゴハンものもいろいろある店なのだが、店構えはごらんのとおり。このラーメンがイチ推しらしいことは疑う余地なし。

同店のみそラーメンのラインナップは、いわゆる普通の「味噌」の他、「白味噌」「黒味噌」と揃っていてかなりのこだわりよう。もちろん、いわゆる普通の「味噌ラーメン」も750円で提供中。

黒味噌生姜味ラーメン(800円)

 

数ある味噌ラーメンの中で、やっぱり食べたいのがこの黒味噌生姜味だ。
どっちかというと味は濃い方が好きな筆者は、つい惹かれる。

 

50円高は味噌と生姜のコスト分か。

で、おつゆは見た目よりもあっさりした口当たり。黒味噌というと、何だか濃そうなハードなイメージがあるが、実際には製法の違い。かえって甘味があり、コクが深いように思う。
加えて、これに生姜の香味がよく合って、しみじみと旨い。

 

おつゆと麺の関係も良好だ。
麺をすすると味噌と生姜の香りが追いかけてくる、そんなふうに食べ応えは楽しく、そのたびに食欲が増すように感じる。

 

さらには、同店のただでさえ旨いチャーシューを、黒味噌生姜がいっそう引き立てている。
チャーシューとの相性も良いとはウレシイ。

食べ進んだ終盤、どんぶりの底に残ったおつゆを飲み干してみれば、生姜やら具の残りかすが混然一体となって、えもいわれぬ美味しさ。
これもラーメンの醍醐味だね。

50円高い分、いや、それ以上の満足なのだった。

お店情報

店名:光林坊 本店
住所:旭川市末広5条7丁目
電話番号:0166-57-6880
営業時間:11:00~20:30
定休日:第1・第3月曜
駐車場:あり

『酒蔵みそ』 らーめん蔵

 

酒蔵みそといっても、酒蔵が造った味噌という意味ではない。念のため。

酒粕(甘酒なんかを作るあれね)をつゆに溶いた、市内でも時折見かけるラーメンであるが、ネーミングを「酒粕ラーメン」とせずに「酒蔵ラーメン」としたところが洒落ている。店名「蔵」に掛けたのだろうか。

余談だが、メニューではこのラーメンに『ママおすすめ』と書き添えてある。何だかほほえましい。

酒蔵みそラーメン(950円)

 

顔を寄せれば、あ、酒粕の香りがほんのりと。たしかに酒蔵ラーメンだ。

いわゆる普通の味噌ラーメンは800円。酒粕と手間の分を価格に加えさせていただきました、ということでしょうか。

 

酒粕が溶けたおつゆは、通常のものよりとろっとして感じられる。
口当たりも濃厚なのだが、酒くさいという印象はほとんどない。
酒粕の成分は米と米麹だ。これらの旨味がおつゆの美味しさをより深く味わい深いものにしている。

※しかし酒粕は酒粕。当記事は苦手という人に無理に勧めるものではありません

 

また、おつゆのこってり感が麺に絡んで、その食感はこれまた絶妙。

確かに濃い。こってり。だが、お腹に応えるというものでなく、さらりと食べられるのも、酒粕の持ち味のおかげとも考えられる。

納得。この価格でこの食べ応えは十分に価値あり!

お店情報

店名:らーめん蔵
住所:旭川市豊岡5条2丁目
電話番号:0166-32-2345
営業時間:9:00~21:00
定休日:不定休
駐車場:あり

『焦がし味噌』 麺屋 秘蔵

 

同店の人気ナンバーワンといえば「ねぎ柚子しお」。確かに旨い。筆者も大好き。
だが、それに匹敵する人気(と筆者は願う)なのが、焦がし味噌だ。

焦がし味噌(880円)

 

焦がし、ってくらいだから、焦がした感がしっかりと映えてますな。
その中で、新鮮なネギの輝きも美しい。この店は手を抜かない。

 

いい焦げっぷりだ(笑)
この黒いのが焦がし味噌に当たる部分だが、ところで、味噌って水に浮くの?味噌汁とか下に沈むよね。
と、尋ねてみたら、味噌にはゴマやら何やら油分の多いものが練り込んであるからだとか。
なるほど、油は浮くもんね。

というか、そのゴマやら何やらのおかげで、この味噌のおつゆの味わいは極めて濃厚。
香ばしく、複雑味による深いコクが筆者を虜にする。

 

焦がし味噌の香味が、しこしこの自家製麺を引き立てる瞬間。
こってりと感じるが、濃過ぎずキツ過ぎず、とかく食べ良い同店のラーメンには毎度感心させられる。

 

終盤。焦がし味噌や柔らかくなってきた麺やネギによる旨さのカオス。もう堪らない。

ちなみに、いわゆる普通のみそラーメンも同価格。そちらは5種の味噌で組み立てた、まろやかな旨味がたっぷり。
ぜひとも食べ比べていただきたい。

満腹後記

いかがでしたか。
今回の3杯は、どれも店主の思いが溢れんばかりに込められた渾身の味噌ラーメンでした。

また、ラーメンといえば、みそ、しお、しょうゆ。というカテゴリーをはなれ、味噌ラーメン独自の新しい広がりを感じさせるものでした。

旭川のラーメンにますます期待したいですね。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター