2022年05月02日

【やっぱブタが好き】第2弾「豚丼」おすすめの3杯

旭川のヒトはきっと豚が好き。だって食堂はもちろん、ラーメン屋でもお馴染みのメニューに豚丼があるからだ。官主導でB級グルメを創出しなくたって旭川には「豚丼」があるじゃないか。と思う筆者の食べ歩きの記録をお届けいたします。 ※料理の写真や情報は取材当時のものにつき現在変更されている場合がありますのでご了承ください


第1弾はこちら

アリーナ食堂

 

ところは旭川大雪アリーナ。現在、正しくは道北アークス大雪アリーナっすね。
その中にある食堂は近年、ラーメン好きの間では一目も二目も置かれる店となった。うん、実際うまい。
と言っておいて、豚丼を語る筆者である・・・(笑)。

豚丼(550円)
 ※味噌汁は別売(100円)

 

食堂という割には、食堂によくある「定食」メニューは見当たらない。
が、その分、丼ものは充実していて、牛丼・中華丼・豚丼がメニューにラインナップ。
ちなみに、アリーナ利用者(スポーツやイベント)でなくとも、一般人として、ふらっと入って食べることができるのがアリーナ食堂のいいところ。

 

がっしり食感の肩ロース。アリーナで体を燃焼させたらこれを食え!と言わんばかりの食べ応えだ。
といっても「固い」という意味では決してないので、行間読んでね。

 

ご飯も進むタレは、味濃く、コクが深い。
よくある、継ぎ足し継ぎ足しウン十年、みたいなタレだろうか。
また、豚丼にはお約束的に添えられる紅生姜との相性もよい。
もちろん肉体系じゃないヒトも美味しくいただける、さすが食堂の味、である。

お店情報

店名:アリーナ食堂
住所:旭川市神楽4条7 道北アークス大雪アリーナ
電話番号:0166-61-9952
営業時間:平日11:00~14:30 / 土日祝11:00~16:00
定休日:不定休(大雪アリーナに同じ)
駐車場:あり

おふくろ

 

ことあるごとに「おふくろ食堂」と表示される同店であるが、どこにも「食堂」と書いてないので、筆者は「おふくろ」と標記する。
おふくろ食堂の豚丼、と言うより、おふくろの豚丼と言った方がアットホームだし。

で、おふくろの豚丼はちょっと素敵なんだ。

豚丼(580円)

 

いやはや何とも、こういうの好きだな~。めっちゃ好っきゃねん(何で関西弁)。
初めて食べたとき(これを目にしたとき)には感動したもんだ。
豚はさておき、この玉ねぎは絶対うまいやつ。
もう食べなくても分かるね(食べなさい)。

 

熟成感あるタレはちょっとしょっぱめだが、返ってこれが玉ねぎの甘味を引き立て美味。
これが食感しっかりめの豚に絡めば、その旨み、食べ応えは申し分なし。
この出来の良さは、さすが老舗の味と言わざるを得ない。

 

余談だが、筆者はごはんものには汁もの欲しい派だ。
なので具がしっかりした味噌汁が添えられると、とてもうれしい。
逆に、粗末な味噌汁だと落胆は計り知れない。

お店情報

店名:おふくろ
住所:旭川市宮下通7 駅前ビル 1F
電話:0166-22-1712
営業時間:10:00〜21:00
定休日:日曜日
駐車場:なし

駅ナカ食堂 なの花

 

西武旭川店から移転し、けっこう経ちますな。
すっかりこの場に馴染んだようで何より。

ラーメン、焼きそば、そば・うどん、といった麺類がずらり並ぶメニューのなか、唯一の丼ものが豚丼だ。

豚丼(640円)

 

断面大きめな肩ロースがふわりと盛られた感じが、食欲を、豚好きの肉欲をそそる。

 

肉は薄からず厚からず。何よりぷるんぷるんと弾力ある脂身が豚の醍醐味を主張する。
豚丼だから当たり前な言い方になるが、豚を食べてるぞーという実感がとても楽しい。

 

甘辛なタレは肉だけでなく、ごはんも美味しくしてくれている。
極端な話、タレだけでもご飯が進む。これ、丼ものとして大事なとこ。さくさくと食事が進むもんね。

お店情報

店名:駅ナカ食堂 なの花
住所:旭川市宮下通8丁目 JR旭川駅構内 1F
電話:0166-24-2552
営業時間:10:00~18:30
定休日:不定休
駐車場:なし

食べ歩き後記

さて、いろんなテイストでお届けした豚丼3つ。豚の魅力を感じて頂けたでしょうか。
豚好きの皆さんの中にはカツ丼派という方も多いと思いまが、たまに豚丼で豚を味わってみませんか。改めて豚が好きになること請け合いです。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター