2023年07月21日
クルマのCMによくある「海辺のカフェに行かない?」という展開。オシャレだなと思いつつも、海辺に行ってもやはり「ラーメン」がしっくりと来る筆者であります。同感だ、というお方がいたらウレシイですが、そんな方々に筆者がこの夏食べた海辺のラーメンをご紹介。
さてさて、今回のステージは留萌管内である。
旭川の人間が海でも見に行こうかと言えば、何たって留萌管内だろう。近年は自動車道の整備も進み、ずいぶんと便利にもなった。
留萌に着けば、あとは小平方面か増毛方面か。それぞれに面白さも満載だ。
留萌市内から小平町に向かう道沿いにあるお店。
これが建ってから約30年。この三角屋根に見覚えのあるヒトは多いことと思う。
長い期間、オシャレなカフェと思い込んでいたら「ラーメン」ののぼり旗が目に入った。
まさかラーメンを出しているとは!? 急ブレーキをかけ(危ないです)入店を試みた筆者である。
この建物が飲食店としてオープン以来30年、店主が入れ替わりながら現在に至る。
現店主は、7年前から。3人目の店主として自らがキッチンに立ち切り盛りしている。
店内は今の目線で言うならちょっとアンティークな喫茶店ふう。
実はギターなんかもおいてあって、店主の趣味の気配も。
夜はお酒も飲めるスポットのようだ。
日当たりの良い窓から、見えるは港の風景。
当日は生憎の曇り空であったが、晴れていれば見映えするはず。
ところで、店のメニューは留萌管内産の小麦「ルルロッソ」を使ったパスタ、ハンバーグ、とんかつや定食など。近年はラーメンを始め、好評とのこと。
そして、店主いわく、極めてオーソドックスなスタイルにこだわったという冷やしラーメンがこれ。
オーソドックスというから中華柄の皿かと思いきや、今どきの洋食屋さんスタイル。
お馴染みの冷やし中華ダレ、さらにお好みでどうぞと「酢」も添えられている。
お味の方はといえば、シンプルな風味でさっぱりと食べやすい。
筆者的には、今年初の「冷やし」。なので思わず手を出してしまったが、この調子だと、スタンダードなラーメン(ふつうの熱いやつ)もイケそうだ。
またの機会あらば、ぜひ立ち寄ってみたい。
店名:La Pause (ラ・ポーズ)
住所:留萌市塩見町70番11
電話番号:0164-56-4041
営業時間: 9:30~20:00位
定休日:不定休
駐車場:あり
続いてのスポットは、かの有名な黄金岬。
住所でいうと大町2丁目。以外に普通な住所表記なのね。
訪ねた当日は天候も良く、多くのファミリーが磯ガニ釣りを楽しむ。
そんなもの獲ってどうすんの、と思う筆者も、幼いころは夢中になったもんだ(笑)
数軒のお店が軒を連ねる。
昔はもっと多かったような気もするが、レジャーも多様化し夏は猫も杓子も海!という時代じゃないしね。
それでもシーズン本番になるとかなりの賑わいになるエリア。
中でも、商魂たくましい店がここ。
食堂でありながら、カニ釣りの餌や道具類まで売っている。
この賑わい感に「ああ、黄金岬に来たな~」と思う筆者である。
店内から。
ドアも窓も開けっぱなし。流れ来る浜の風とともに時々カモメの鳴き声が聞こえて、居心地は満点だ。
同時に、つぶ焼きのいい匂いが立ち込めて、浜茶屋的な情緒も申し分ない。
食堂メニューも浜茶屋ムードが満載だ。
ラーメンを食べようと入った店だが、カレーがやたらと魅力的。
初志貫徹と選んだラーメンは「岬ラーメン」。磯の食材がいろいろ入っていて美味しそう。
メニューには「海老がホタテに代わるかも」的なことが書いてあったが、おおっ、どっちも入ってるじゃないか。
夏場で何かとよく獲れるからでしょうか。
ホタテ(稚貝)・海老・ツブは留萌管内のものだろう。
これがいいのだ。いたずらにムール貝とか入ってたら興覚めだもんね。
おつゆは塩。麺は、いわゆる札幌系。
ともかくは磯の香が楽しめる、岬食堂ならではのラーメン。
「ああ、海に来たんだな」を実感させる美味しさなのだった。
ちなみに、これは同行の者がいただいたホタテカレー。
美味しそうだったので、オマケとしてアップします(笑)
店名:味処 岬食堂
住所:留萌市大町2丁目
電話番号:登録なし
営業時間:概ね日中
定休日:不定休
駐車場:なし ※海浜公園駐車場が利用できる
お店の方に尋ねたところ、営業期間は毎年GWあたりから10月上旬までとのこと。
また、固定電話は番号案内で確認したところ、公開していない様子。
いかがでしたか。
海を見ながらラーメンを食べられるお店を特集しました。
観光気分をいっそう満喫したい、そんなラーメンタイムの参考になれば幸いです。
運転はくれぐれもお気をつけください。
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