2023年08月22日
中華の決め技「あんかけ」。作り手の思いが伝わりやすい味わいのひとつです。そんな焼きそばが美味しいと、まちで評判の店を訪ねてみました。 ※情報は取材時のものであり、現在、料理の内容や価格が変更されている場合がありますので、予めご了承ください
元気とやる気が伝わる店名。それに惹かれた客で店内の賑わいは大したもの。
注文から支払いまでIT化されてるが、筆者(スマホ苦手w)でも大丈夫(笑)
照明の加減で画像にちょっと赤味が。ご容赦を。
ともかくは、どんぶりで出てきたあんかけ焼きそば、あんがたっぷりとかかっていてボリュームありそう。
五目を名乗るだけあって、野菜や海鮮、肉がみちみちと。
醬油が効いたとろみはちょっと褐色で、ほわほわと良い香りが漂っている。
ああ、食欲がそそられる。
あつあつ、たっぷりなあん。とろみ具合はしっかりめ。
その中から、まさに掘り出すように引き上げた麺は太めで、持ち上げる箸にずんと手応えアリ。
ずばっと頬張れば、うーん、香ばしく食べ応えはもっちもち。焼きを入れてあるのか、食感も豊かだ。
それにしても、このボリューム。食べきれるかなと内心は気弱になるものの・・・
あんの風味はあっさりしているので、ボリューム感のわりにはスムーズに食べ進む。
また、メニューでは「野菜あんかけ・・・」と紹介されているが、エビやホタテ、アサリとなかなかの海鮮っぷり。その旨味もあって、この焼きそばは飽きが来ない。
食べきれるかな・・・は、一瞬の気の迷いに過ぎなかった。
店名:中華いちばんぼし
住所:旭川市豊岡7条4丁目
電話:0166-64-6660
営業時間:11:00~14:30 / 17:30~20:30
定休日:水曜
駐車場:あり
スーパーマーケットの雑貨テナントエリアに仕切られた、知る人ぞ知る店。
筆者の周りにも、あそこ美味しいよねというヒト多し。という筆者もラーメンや炒飯を気に入っている。
が、焼きそばの注文は初めて。
果たしてそのお味は。
五目焼きそば(680円)
トレイに載ってご登場。
酢を用意してくれるのは筆者的に有難い(時々酢で味変する)。もう一本のボトルは・・・後ほど。
で、辛子が冷やし中華のように添えられている。
メニューは「五目焼きそば」。「あんかけ」とか特筆してない。
そうそう、本場の中華では焼きそばといえばあんかけスタイルが常識。ソース焼きそばというのは日本発祥のものらしい。
あんはほんのりと醤油が香る褐色系。とろっとたっぷり、というよりは麺に程よく絡むという量。決して少ないという意味ではない。
中からの太麺は揚げてあるふうでも中華鍋にぎゅっと焼きを入れたふうでもなく、さっと炒めたかという口当たり。
具もバラエティーたっぷりな顔ぶれで、食感、味わいともに豊かである。
おや、キャベツというのは珍しいかも。大概は白菜と思っていたが、さすが中国うん千年の歴史、こういうのもアリなのだ。
また、けっこう多めに入っているおかげで、食感も独特。美珍楼ならでは、という味を感じた次第。
後半は、酢をかけ回し味変で完結、という展開も悪くない。
酸味を足すと肉の旨味がふくらみ、野菜の味が鮮烈になって美味、という具合だ。
で、添えられていたボトルのもう一本は、なんとソース。
ソースの味変もおすすめ、ということかと試してみたら、うーん、不思議な味になりました、と言っておきましょうか。
店名:美珍楼
住所:旭川市末広1条7丁目ダイイチ末広店内
電話:0166-57-6430
営業時間:11:00~17:30
定休日:月曜
駐車場:あり
中華いろいろ、お店いろいろ。
その中で、あそこのあんかけ焼きそば美味しいよねとよく耳にする店が華山だ。
それが証拠に、店内で客がそれを食べてる率の高さといったら。
人気メニューであることは間違いないようで、その理由は下の画像を見ればわかる。
付景炒麺 あんかけヤキソバ(900円)
美しいので違うアングルもお届け(笑)
何たって、皿から溢れんばかりの、このボリューム感。
かつ、ペロッとイケちゃうその旨さ。
見た目はスゴいが、味わいは思いのほかあっさり。
でも、具の種類が豊富で、様々な風味や食感が食べる者を飽きさせない。これが前述「ペロッと」の理由だろう。
あんはスープの香味たっぷり。とろみは結構しっかりとしていて・・・、といっても固めというわけじゃない。まろやかに口に馴染むとろみ加減は絶妙だ。
それに覆われていた麺は、焼きが入っていて風味良し。ほんのり柔らかめで食べやすくもある。
何につけよく出来た、この焼きそばは逸品と思う。
店名:中華料理 華山
住所:旭川市豊岡4条6丁目
電話:0166-33-0600
営業時間:11:30~14:30 / 17:30~19:30
定休日:火曜
駐車場:あり
いかがでしたか。
作り手が違えば、ひと皿の表情も様々。あんかけ焼きそばの食べ比べは、そんなところにも面白さがあります。
あなたも「中華」に行ったら、そんな楽しみ方はいかがでしょう。
筆者のあんかけ焼きそば特集。実はこれが2作目になります。
けっこう前になりますが、第1作もどうぞ。
※情報は取材時のものであり、現在、料理の内容や価格が変更されている場合があります。または、閉店している店もあります
この記事のキュレーター
焼き麺の五目あんかけやきそば(1,100円)