2023年12月19日
若い時には毎日ラーメンでもいいって思っていましたが、年を取るとお蕎麦が食べたいと思う日が増えてきました。特に冬は温かいお蕎麦が美味しいですよね。
JR旭川駅から歩いてすぐ、1条通8丁目にある「そば処 名人傍」は、創業明治43年で現在の店主はなんと5代目です。旭川でこれだけ歴史がある飲食店は少ないので、個人的にはもっともっと観光客にアピールしてもいいと思うんですけどね。
photo:都良(TORA)
この場所に移転してからは30数年だそうですが、昭和の風情を感じる渋い雰囲気の店内。壁や天井の色に歴史を感じますね。
小説「氷点」や「塩狩峠」を書いた三浦綾子さんも生前はしばしば訪れたとか。
photo:都良(TORA)
「そば処 名人傍」で一番人気は「とりもつそば」です。レバーや砂肝、ハツ、きんかんなどのとりもつの旨味と食感が絶品です。
なお、おそばが入っていないもつ煮もあって、これがお酒のおつまみに最高。11時から営業しているので、昼呑みも楽しめます。
【旭川】で朝酒・昼酒・はしご酒!旭川駅周辺で朝からお酒が楽しめるお店 | asatan
https://asatan.com/articles/2690後ろめたい気分が半分、他の人は仕事しているんだなって思いながら優越感に浸るの半分。外が明るいうちから飲むお酒って、なんであんなに美味しいのでしょうか。東京など都会に行けば昼呑みできるお店がたくさんありますが、旭川ではなかなかありませんね。今回は旭川でも昼呑みが楽しめるお店を3店ご紹介します。
店名:そば処 名人傍
住所:旭川市1条通8丁目
電話:0166-23-1929
営業時間:11:00~19:30
定休日:日曜日
駐車場:なし
photo:都良(TORA)
明治43年創業の老舗「そば処 名人傍」の次は、2022年3月にオープンしたまだ新しいお店です。
「手打ち蕎麦 まつり」は、春光台5条2丁目の住宅街にあります。オープン当初は、土日のみの営業でかなりハードルが高かったのですが、現在の定休日は木曜日と金曜日のみ、他の曜日は営業しているので利用しやすくなりました。
photo:都良(TORA)
基本のおそばは、かけそば・ざるそば・もりそば・ぶっかけそばの4種類。手打ちで500円のワインコインは超リーズナブルですね。
他に季節のそばがあるようで、壁に貼られたお品書きを見ると、12月は鳥南そばと親子とじそば、ゆずそばでした。
photo:都良(TORA)
基本のおそばには、天ぷらや大根おろし、とろろなどのトッピングが追加できますがどれも100円。
ミニ親子丼やミニまぐろ漬け丼と基本のおそばをセットにしても1,000円で間に合うお安さです。これはうれしいですね。
photo:都良(TORA)
この日注文したのはかけそばといなり寿司。合計で600円です。手打ちそばなのに駅の立ち食いそば並の安さです。
春光台に住んでいる方は、普段使いのおそば屋としておすすめです。
店名:手打ち蕎麦 まつり
住所:旭川市春光台5条2丁目14-16
営業時間:11:00~15:00
定休日:木曜日・金曜日
駐車場:あり
photo:都良(TORA)
最後にご紹介するのは永山8条2丁目にある「手打ち 夢見そば」。ほぼ2年ぶりの訪問です。
新型コロナウイルス感染症が流行してから、数年間でたくさんの飲食店が閉店してしまったので、まだ営業を続けていてくれて、なんだかホッとしました。
photo:都良(TORA)
この日は、幌加内産の「ほろみのり」という品種のそばを石臼挽きしたそば粉を二八で打った田舎そば。寒くなってきたので、温かい鴨汁につけて食べる「鴨せいろ」を注文しました。
photo:都良(TORA)
コシがありのど越しの良い田舎蕎麦は、若干太目に切られていてしっかりとした食べ応えがあります。
鴨や長ネギ、三つ葉が入ったつけ汁は、濃い目の味で唐辛子が効いていてピリ辛です。唐辛子効果でカラダの中から温まりますね。
photo:都良(TORA)
そば湯と一緒に、小皿に盛られたかりんとうと横綱揚げ、そしてバナナとミニトマト出てきました。食後のデザートというより、なんだか親戚の家に遊びに来たみたいな雰囲気ですね。
店名:手打ち 夢見そば
住所:旭川市永山8条2丁目3-7
電話:090-4872-1740
営業時間:11:30~13:30 無くなり次第終了
定休日:日曜日
駐車場:あり
今回は「三浦綾子も通った老舗のとりもつそばや鴨せいろ!冬に食べたいそば3杯」として、3杯の温かいお蕎麦をご紹介しました。年越し蕎麦には少し早いですが、寒い日には温かいお蕎麦はいかがでしょうか。
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