昨年12月、旭川空港に本格LCC(ローコストキャリアの略・格安航空会社)のジェットスターさんが就航しました。
これまで北海道ではLCCといえば大半が新千歳空港発着でしたので、旭川空港と成田空港を1日1往復結ぶLCCが就航したのは大きな一歩だと感じます。
今回は、このジェットスターさんが旭川市民、いえ道北エリアに住む我々の関東方面への旅をどのように変えていくのか、その可能性を含めて2回に分けて解説していきたいと思います。
2024年02月18日
北海道を離れて道外への旅行は敷居が高いと感じている人は少なくないと思います。でもLCCを使うなら、高かった敷居もグーンと下がってきますよね?もっと気軽に関東への旅を意識してみませんか?
昨年12月、旭川空港に本格LCC(ローコストキャリアの略・格安航空会社)のジェットスターさんが就航しました。
これまで北海道ではLCCといえば大半が新千歳空港発着でしたので、旭川空港と成田空港を1日1往復結ぶLCCが就航したのは大きな一歩だと感じます。
今回は、このジェットスターさんが旭川市民、いえ道北エリアに住む我々の関東方面への旅をどのように変えていくのか、その可能性を含めて2回に分けて解説していきたいと思います。
ジェットスターさんはLCCとしても大手として知られ、新千歳空港へは多くの便が就航しています。
そんなジェットスターさんが北海道の観光拠点となり得る旭川空港を見逃すハズもありません。
関東圏からの観光客を大いに期待しての就航だと思えます。
また逆に我々旭川市民にとってはこれにより「東京が近くなった」と意識することができるワケですね。
料金は片道5990円〜。 曜日やシーズンによって変動しますが、お得なキャンペーンもありますので、タイミングによっては往復1万円を切る可能性だってあるんです。
(現に私は今回キャンペーン価格のおかげで往復8000円程度で済みました)
出典:ジェットスター公式HP
航空機の発着時刻は2024年2月現在で上の画像通りの1日1往復。
地方空港での夜間駐機が難しいため、どうしても始発は成田空港側になってしまいますが、午後イチで成田空港へ向かい翌日朝イチで旭川に帰ってくる、という事も可能になってきます。
東京での夜の過ごし方はそれこそたくさんありますからね!
週末を利用して東京方面へお買い物、あるいはディズニーランドのナイトパスポートで魔法の夜を楽しんじゃう、はたまた六本木や渋谷の街で飲み明かす、なんていうのもアリなんではないでしょうか?
Photo:らくださん
そんな旅の出発点は、我々の身近にある旭川空港です。
出発時刻がお昼の12時なので、旭川市民のみならず道北管内の人達も前泊せずに無理なく余裕をもって搭乗することができるのではないでしょうか。
これまでは料金的にも時間距離的にも東京はかなり遠く感じていましたが、今回旭川空港にLCCが就航したおかげで往復運賃が抑えられ、イメージ的にもグッと近くなったように感じますね。
Photo:らくださん
チェックイン機はジェットスター手荷物カウンターのすぐ横に3台あります。
オンラインチェックインを利用する事も可能です。事前にチェックインができるのでとても便利です。
Photo:らくださん
旭川空港は稼働率が99%を超えている「休まない空港」として知られていますよね。
運休がデメリットに繋がりやすいLCCですが、フライトが欠航になる確率が低くなるというのは大きなメリットになります。
そういった意味では旭川空港とジェットスターさんは非常に相性が良いと言えるでしょう。
Photo:らくださん
これはよく言われる話で「LCCは航空券が安いぶん座席間隔が狭いのでは?」と乗り心地について疑問を持たれるケースもあります。
実際は上の写真の通り確かに少し狭く感じるものの、約2時間のフライトが辛いというほどではないように思えます。
あえて辛い点を挙げるとすると、座席にドリンクホルダーが無い事でしょうか。
機内では有償の飲み物の提供がありますが、ペットボトルの飲み物などを持ち込んだ際はテーブルを出すか手に持っているしかありません。コレが結構キツかったりします。
まぁ、短時間のフライトですから飲み物を飲まないという選択肢もありますので大きな問題にはならないでしょう。
格安航空券 | 飛行機 予約 | 最低価格保証 | ジェットスター
https://www.jetstar.com/jp/ja/home?adults=1&children=0&flexible=1&flight-type=2&infants=0&origin=NRT&tab=1ジェットスターは日本国内、アジア太平洋地域に就航するLCCです。公式サイトでは、毎日お手頃な価格の航空券を予約・購入できるほか、おトクなセール情報もご提供しています。事前のオンラインチェックインが便利です。
Photo:らくださん
そんなワケで旭川空港を飛び立った約2時間後には成田空港に到着します。
時々勘違いされる事があるのですが、成田空港のある場所は東京ではありません。千葉県です。
ここから東京都内までが結構かかります。
大雑把ですが、成田空港から都内までおおむね1時間〜2時間程度かかっちゃいます。
目的地にもよりますが、移動はバスか電車が一般的です。
ディズニーランドや東京タワーなど目的地がハッキリしている場合は乗り換えのないバスが便利です。
一方で鉄道を利用すると比較的安価で渋滞もなく時間通りに東京都内まで移動できます。
Photo:らくださん
Photo:らくださん
ジェットスターさんの到着ターミナルは成田空港の第三ターミナルです。
成田空港でも一番端にあるターミナルですが、空港内をシャトルバスが循環していますので移動は比較的スムーズに行えます。
鉄道駅があるのは第二ターミナルですので、シャトルバスを利用するか徒歩で移動することになります。
第三ターミナル発着のバスもありますので、利用したい交通機関の内容を出発前に事前に確認することをお勧めします。
Photo:らくださん
旭川で生活していると全くと言って良いほど出番のない「交通系ICカード」ですが、関東圏ではメチャクチャ便利なので是非コイツを利用しましょう。
乗り物以外でもちょっとした支払いなどもキャッシュレスで行えますので、ホントに何かと便利なんですよね。
今回私は京成電鉄を利用して浅草まで移動しましたが、乗り換えもなくICカードで「ピッ!」するだけで都内まで鉄道一本で行けるので凄く気も楽でした。
現地で切符を購入するわずらわしさから解放されるのでストレスフリーで移動できます。
都心とのアクセスについては成田空港の公式WEBサイトがありますので、こちらを活用すると便利です。
成田国際空港公式サイト 成田空港と都心各地との電車・バスのアクセス方法をご案内しています。
さて、そんな成田空港ですが、到着して東京へ移動する時はサッサと通り過ぎてしまうのであまり気にすることがないのですが、帰路もまた利用する空港ですのでここではその滞在方法についてもご紹介します。
実のところジェットスターさんが発着する成田空港の第三ターミナルは施設が凄く充実していて、必要なものがほぼ全て揃っているので出発までの時間をここで完結できちゃうんです。
Photo:らくださん
フードコートは早朝から夜遅くまで営業されています。
席数も非常に多いので安心して利用することができます。
Photo:らくださん
お店の数も多く、ラーメン店やハンバーガーショップ、お好み焼き屋さんにうどん屋さんや牛丼店など、好みに合わせて選ぶことができます。
もちろんコーヒーショップもありますので、軽い休憩にも便利です。
Photo:らくださん
ターミナル内にはローソンさんがあり、24時間利用することが可能です。
ご飯をガッツリ食べたいワケでもなく、軽く飲み物と軽食を、という際にも便利ですね。
Photo:らくださん
で、このローソンさんのお店の前に、結構立派な無料休憩スペースがあります。
カウンター席やテーブルが用意されていて、中にはコンセントやUSBポートが使える席もあります。
Photo:らくださん
こちらのスペースが24時間無料で解放されていますので、充電しながら作業したい方やちょっとした時間調整を考えている方には非常に便利です。
Photo:らくださん
私も充電器こそ使いませんでしたがローソンさんで買ったマチカフェを頂きました♪
こんな感じでコンセントとUSBポートが用意されていますので、スマホの充電なんかにも便利ですね。
Photo:らくださん
本屋さんもありますので、帰りの飛行機で読む本を探す、ということも可能です。
Photo:らくださん
ターミナル奥側には無料休憩所があり、全席ではありませんがこちらにもコンセントとUSBポートが用意されている場所があります。
また、この椅子が意外とフラットなので、横になることも考慮されているように感じました。
実際海外からの観光客の方が大きな荷物を床に置いて、このベンチで横になって仮眠しておられました。
私も興味本位で試しにちょっと横になってみましたが、背中にゴツゴツ感もなく案外普通に寝そべれました。
あまり人通りも多くない場所なので、仮眠には向いているのかも知れませんね。
Photo:らくださん
ジェットスターさんのチェックインカウンターはターミナル奥側にあります。
荷物を預ける際はこちらを利用することになります。
Photo:らくださん
もちろん自動チェックイン機も用意されていますので、こちらも利用可能です。
Photo:らくださん
空港のチェックインカウンターを超えて搭乗口近くの場所にも「ジェットスターショップ」がありお土産を購入することができます。
買い忘れたお土産を足すのはここが最後なので、覗いてみるのも良いかも知れません。
また飲み物類も販売されていますので、出発待ちの時間にも便利です。
Photo:らくださん
さて、そんな感じで成田空港第3ターミナルを紹介してきましたが、施設が凄く充実しているのでココだけで待ち時間を有効に活用できることが理解して頂けたかと思います。
「少し早く空港に着いてしまった!」といった場合でも全く問題なく出発までの時間を過ごすことができますので、この点は安心ですね。
いかがでしたでしょうか?
ジェットスターさんが旭川空港に就航したことで関東圏へのアクセスがかなり変わったと感じます。
気軽に「週末ちょっと東京へ」という時代が到来したように思えますので、参考にして頂ければ幸いです。
次回の記事では、実際時間的にどのようは東京観光が可能になってくるのかを紹介していきたいと思います。
この記事のキュレーター
Photo:らくださん