2024年12月28日

麺にも飯にも【麻婆が旨い!!】 絶品メニューを食べ比べ

焼きそばに良し、炒飯に良し、ラーメンにも良しと可能性無限大の麻婆豆腐。とにかく麻婆豆腐が好きで、麻婆がらみのメニューをつい選んでしまう筆者の、近頃の麻婆事情をご報告。 ※情報は取材時のものであり、現在、料理の内容や価格が変更されている場合がありますので、予めご了承ください


『麻婆やきそば』 中華いちばんぼし

中国料理でやきそばというと、魚介や野菜たっぷりのあんがかかった、あのやきそばをイメージする方は多いと思う。
が、麺を覆うのはたっぷりの麻婆豆腐という、麻婆好き垂涎のやきそばがある。

マーボー焼きそば・焼き麺(1,100円)

 

商品名に「焼き麺」とあるが、同店では「揚げ麺」による焼きそばもある。

ともかく、気になるのは麻婆豆腐のお味である。

 

初めはちりちり・・・次第にヒリヒリ!!と花椒が、痺れに痺れる本気の麻辣系な麻婆豆腐だ。
四川風の本格派を味わえるなんて(四川には行ったことないが)、胸がジーンと、いや、舌べろがジーンと感動している。
そして穏やかな弾力の豆腐が、口の中でほぐれたときには、もう辛さと熱さで口内大騒動(笑)。
近頃、某メーカーウーロン茶のCMで、タレントさんが熱々の小籠包を食べるシーンを見かけるが、多分、自分もあんなふうになってるな(笑)

 

そうそう、たっぷりな麻婆で気づかなかったかも知れませんが、この章はやきそばの話です。

あんの中から引きだした麺は、やや太目のもちもちタイプ。
味の濃い麻婆にまみれながらも、しっかりと麺の旨みを猛アピール。
これすなわち、食べ応えが豪快ってこと。

箸でたっぷり掴んだら、粋を気取ってガボッとすすり上げたいが、熱い辛いでままならず。
せめて、むせないようにと、実は慎重に箸を動かす筆者であった(笑)

ちなみに量的なボリューム感も十分。食べ応え極めて痛快なり。

ほか、麻婆を楽しめるものとしては、麻婆ラーメン(1,100円)、麻婆まぜソバ(1,100円)、麻婆飯(990円)、石焼麻婆豆腐1,100円
などがある。

お店情報

店名:中華いちばんぼし
住所:旭川市豊岡7条4丁目
電話:0166-64-6660
営業時間:11:00~14:30 / 17:30~20:30
定休日:水曜
駐車場:あり

 

『麻婆チャーハン』 敦煌

続いては炒飯。
中国料理店おなじみのメニューに、あんかけ炒飯という、炒飯をとろりとしたあんかけで覆ったものがある。
そんな感じで麻婆豆腐がとろり。
考えようによっては、コレって、中華メニューの2大スター夢の競演。なんかスゴいのである。

麻婆チャーハン(1,100円)

 
 

こんもりと盛られたチャーハンを覆う麻婆豆腐は、さながら、火山から流れ出る溶岩のごとし(笑)

 

麻婆は甘からず辛からず。だがスパイスの妙技によって、麻婆の旨さをきっちりと捉えているという、さすが老舗の味わい。
自身しばしばお邪魔しては、麻婆を頂くが、飽きるということがない。

 

麻婆チャーハンの土台は、ほんのりスパイシーな四川風チャーハン。
チャーハン単品で作って頂くときのものより、若干味は軽めかと思うが(個人の感想です)、これのみを食しても十分に旨い。

で、このチャーハンと前述の麻婆が口の中で融合すると・・・

 

すなわちスパイシー&スパイシー。この関係が絶妙な旨さを醸し出している。
さらには、豆腐がぷるんぷるんと、口の中で軽快な弾力を返してくる、この食べ応えは実に愉快だ。
さすが2大スター!! なのである。

ほか、麻婆と名の付くメニューは、麻婆ラーメン(950円)、麻婆やきそば(950円)、麻婆丼(950円)。
中国料理店らしくもちろん麻婆豆腐の単品(1,000円)、麻婆豆腐定食(1,050円)がある。ちなみに麻婆茄子(1,000円)もある。

お店情報

店名:中国料理 敦煌
住所:旭川市5条通8丁目
電話:0166-26-4300
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定
駐車場:なし

 

『麻婆ラーメン』 青龍

やきそば、チャーハンと来れば、ラーメンも気になりますよね。
何となく想像がつくって?
まあそう言わず(笑)、以下の記事で、美味しそうな雰囲気を味わってくださいな。

市内緑町、家族連れにも人気のお店から1品紹介。

麻婆麺(700円)

 

たっぷりのおつゆの中で、浮きつ沈みつしている麻婆豆腐。
おつゆに溶けそうで溶けない、このビミョーな状態に何かしら心を奪われ見入ってしまう(笑)。

というか、早くお食べなさいな。

 

まずは、前例にならって麻婆チェック。
あんは熱々、ラー油が香るすっきりシャープな辛さ。レベルで言うなら小辛ってところか。
豆腐はぷるぷる。口のなかでほろほろととろける。

 

さらりとした口当たりの、いたずらにこってりしてない、いかにも中国料理店らしいスープ。
これに麻婆を溶いて味わえば、ああ旨いと、レンゲが3度4度と往復を繰り返す。

 

もともとは、あっさり食感の食べやすいつるつる麺。
これに麻婆が絡めば、麺の素材味がふくらんで、いっそう食欲をそそる。
同時に、麻婆の旨さも引き立って、なんとも豊かな食べ応え。

 

おや、ふと気づけば、小さな肉片は、チャーシューかな。
なるほどねえ、中国料理も店が違えば手技いろいろ、なんだね。
生の挽肉を使わないから脂っこくないすっきり麻婆になるとか?(個人の推測です)
機会があれば、この麻婆豆腐、今度はご飯といっしょにじっくり味わってみたいものだ。

ちなみに同店の麻婆メニューは、この麻婆麺のほか、単品の麻婆豆腐(600円)がある。

お店情報

店名:中華料理 青竜
住所:旭川市緑町16丁目
電話:0166-54-5145
営業時間:11:30~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり

 

麻婆な後記

いかがでしたか。
いろんなものに合う、麻婆豆腐のポテンシャルを、とくとご理解いただけましたら、麻婆豆腐好きの一人として恐悦至極に存じます。

以前にも、麻婆ラーメンを特集していましたので、紹介しますね。

前作、麻婆ラーメン特集はこちら

【麻婆ラーメン】 個性的な3杯を食べ比べてみた

https://asatan.com/articles/1310

ゴハンもめちゃ進む決定的な美味しさ、麻婆豆腐。これをラーメンに載せるという離れ業を、考え出したヒトを筆者は尊敬する。実は筆者も病みつき、食べ歩いて気に入った麻婆ラーメンを紹介したい。 【掲載店】 ほっとはうす・中国料理 敦煌・麵屋くるる 忠和店


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター