2021年11月20日
中央橋通をご存知ですか。街なかと流通団地を結ぶあの道です。ある日、移動中ふと「おや?そば屋が多いな」と気づいた筆者、これを「中央橋通そばロード」と命名。沿道3店を食べ歩くうち、ある特徴を見出すに至ったのであります。 ※掲載内容は取材当時のものであり写真や情報が変更されている場合がありますのでご了承下さい
住所で言うなら市中心部の12丁目と13丁目の間を東に向かい流通団地のその先あたりまでの道、と言えばお分かりいただけるだろうか。
この道は市内中心部と流通団地を結ぶいわば幹線。道幅は片側2車線の計4車線で、市内では比較的高速(50キロ制限)で走ることができるので、トラックや商用のバンがぶんぶんと通り過ぎる様はいかにも産業道路らしい。
ちなみに、中央橋という橋は実在する。まちなかから東高校を通り過ぎ9条、10条を進んだ先、牛朱別川に架かっているのがそれだ。
※詳しい道路状況は、お店情報にあるGoogleマップをご参照ください
左、四条庵から一源、吉兆庵と続くそば屋3店。
この間1.7km。車なら4分、鼻歌なんぞ唄っていたら通り過ぎてしまう距離だ(計測はGoogleマップによる)。ここに3店とは結構な密度である。
で、冒頭で記した沿道3店の特徴とは(先に言っちゃうね)・・・
・メニューが多い!
そばやうどんはもちろんゴハンものまで多彩
・ボリューム満点!
場所柄、働くヒトのお腹を満たすには十分
まさに、3店が競い合っているかのようである。
以下、1店ごとにご紹介。
開店は一昨年と、そばロード3店の中では新顔だ。
が、あの四條庵が東にも。と、四条庵ファンはさぞかしウレシイことだろう(筆者もその一人)。
外観はこじんまりとして見えなくもないが、中はゆったりと広く快適だ。
メニューはずらりと。そば店に関してコレに決まってる!というもののない筆者は目移りしてしまう。
で、当日は財布には余裕がないが、お腹には余裕があったのでセットものを決め込む。
カレーライス、じゃなく、カレー丼というのが気にかかって・・・
おおっ、まるでカレー南のようなコレに冷たいそばをセットで。
丼ものには味噌汁!というのがお約束のようで、ちっちゃなお椀が盆のすみで控えている。
お目当てのカレー丼。かえしが効いた、いかにもそば屋のカレーは風味がよく、さらさらとしていて食べやすい。
量はふつうのカレー1人前くらいありそう。
なじみある四條庵のそば。
さらりと食べやすく、カレーでお腹がイイ感じになっていても、まだまだ入る。
こちらは、とり天丼のセット。
またもや味噌汁つき。さらにお茶も。
もりそばには蕎麦湯がつくけど、温かいそばには蕎麦湯がないので、せめてお茶ということかな。
店名:そば処 四條庵 東
住所:旭川市東4条8丁目
電話番号:0166-76-6930
営業時間:11:00~20:00
定休日:金曜日
駐車場:あり
目の前を通る車や人にランチをアピール。
うんうん、その位してくれなきゃ、食べる側のこっちも張り合いがないよね。
と、思ったら・・・
店内でも手作りポップで猛アピール!
店内ホールのディスプレイ
テーブルメニューに綴られた1枚
前同
とまあ、こんな感じで攻めてくる。
こんな感じだから、ランチのほかに定番メニューもかなりなバラエティー。
迷うというより、もう頭がこんがらがってしまいそうなので(笑)、当日はその日のお得なオススメ品(前掲の玄関ホールのメニューとはまた別のものがある)を。
チキンカツ丼とそばのセット。
通常(冷たいぶっかけそば付)は720円であるが、温かいのがいいと注文したので30円増しの750円。それでもおトクな感じ。
ちなみに、前掲の四條庵同様、味噌汁がついてくる。
それはともかく、そばにスパゲティサラダという麺の重ねワザ、さらにザンギがついてくるという、なんともユニークな膳である。
トンカツじゃなくチキンカツ。食べやすくて、これはアリですな。
量はそれぞれ、単品の7割位という感じだろうか。なので、セットにしてもお腹が「くっ、苦しい~」とはならない。
お昼に食べ過ぎると、午後の仕事がアレでだからね。
店名:そば処 一源 東4条店
住所:旭川市東4条11丁目
電話番号:0166-26-8700
営業時間:11:00~14:30 / 17:00~19:30
毎月第1・3月曜日11:00~14:00
定休日:火曜
この辺りから住所は東から流通団地に。
そのせいか、周囲の車の往来はいっそう盛んに感じられる。
こちらも、店ならではのメニューアピール。
よく読んでみれば、これってどんなだろうと興味を惹くもの多し。
そしてこちらは、ごはんもの。
単品からセットまでけっこうなバラエティーである。
カレー南蛮推しで有名な同店。あえてのカレー南蛮セットというのがスゴイ。
中華丼とカレー南蛮!? さぞかし結構な食べ応えだろうと思うが、今回は軽くげそ丼で。
ここのゲソ唐揚げは美味しいのだよ。
なのに、ゲソ丼と注文するはずが、つい「マヨげそ」と言ってしまった私は実は隠れマヨラー。
それはともかく、セットのそれぞれの盛が普通サイズ位ありそう!!
さらには、初のマヨげそ丼。マヨの量もちょっとスゴイ。と思わず胃袋が緊張するのだった(笑)
サクッと、カラッと美味なるげそ丼。個人的には市内の類似品の中でもトップクラスと思う。
に加え、近年イカも安くないのに、この量、こんなにたくさん有り難うございますというレベル。
そばも天かすたっぷり。
どこまでも「食べ応え」を提供してくれるのが吉兆庵なのだ。
店名:そば処一麦吉兆庵
住所:旭川市流通団地二条1丁目
電話番号:0166-47-4114
営業時間:[月~土]11:00~15:00 / 17:00~20:00
[日、祝]11:00~15:30
定休日:不定休
駐車場:あり
いかがでしたか。
画像を見ているだけでお腹がいっぱいになりそうな、そんな内容でお送りいたしました。
今回の3軒、もしも車でお出かけにおなりになるなら、激しく車が往来する場所ですからお気をつけ下さい。
あっそこに店があった!と急ブレーキには禁物です。
また、今回紹介したうち、一源と吉兆庵について、筆者が特集したカレー南蛮シリーズでも取り上げております。
特に吉兆庵のカツカレー南蛮は圧巻です。
食べ比べるほど面白い【カレー南】人気そば屋の4杯 | asatan
https://asatan.com/articles/714この楽しさをカレー南蛮好きのご同輩と共有したい!懲りもせず、前回のまちなか編に続き、さらに食べ歩いた4杯をマニアックにご紹介します。
この記事のキュレーター
玄関ホールのディスプレイ