2022年01月25日

旭川のキハ40が好き過ぎて【Nゲージ】に手を出してしまった件

旭川を行くディーゼル気動車『キハ40』をこよなく愛す筆者。撮り鉄では飽き足らず、ついに模型に手を出してしまった、その顛末を語ります。


キハ40とは

 

キハ40(国鉄キハ40系気動車という)は、昭和50年代に国鉄(JRの前身)が製造したディーゼル気動車のひとつ。かつては全国を数多く走っていたが、老朽化と新型車両の導入で徐々にその数が減っている。

 

JR北海道も例外ではなく、特に2021年ダイヤ改正を機に宗谷本線を走っていたキハ40のほとんどが新型車両H100に切り替わっている。
近い将来、姿を消してしまうのではという儚さもあって、愛着が増す一方なのである。

筆者のキハ40愛は下の記事でも絶賛アピール中(笑)

【撮り鉄】注目度アップ!旭川で『キハ40形』を撮る | asatan

https://asatan.com/articles/3242

その名は知らなくても「見たことあるかも」という人は多いでしょう・・・・

もはや撮り鉄では物足りない

撮ったキハ40の画像をモニターで楽しむことしばしば。
だが、気持ちはムラムラと、もう2次元では満足できない。3次元のキハ40を手元に置きたい。
そう。プラモでも売ってないかなと何となくググってみた筆者。

おおっ、あるじゃないか。しかもJR北海道カラー。
そうか、Nゲージという手があったか。

出典:TOMYTEC

 

うんうん、イメージはまさにこんな感じ。こんなふうにデスクに飾ったら楽しいだろうな。
しかもNゲージだから、ちっちゃくて可愛いだろう。
いくらかな。

8,030円。

・・・。 けっこうするんだな。

Nゲージ

Nゲージとは、電気で走る鉄道模型のこと。線路の幅が9ミリで出来ていて、9(Nine)の頭文字を取ってNゲージと呼ばれている。
この線路を走るのは縮尺1/150の模型列車だ。小さくても精巧、リアルなディテールが人気の理由。種類も国内を走る現役車両から往年の名車まで、かなりの数が揃っている。
これこそ、おとなの遊び、って感じ。

手は出すまいと決めていたのに

幼い頃からプラモデルやジオラマ作りにハマっていた筆者。
ピークは高校生の時分と思う。もちろんNゲージにも興味津々なのだった。
いや、ダメだ! 手を出したら絶対にハマる。ほかにもギターやらバンドやら、これ以上に趣味を増やすのは時間も金もムリ。ということでNゲージへの興味は封印していた筆者なのだったが・・・

買っちゃった

いや、飾り物として手に入れたいだけさ。Nゲージを始めようという訳じゃない。
と、まずは旭川市内の模型店をのぞいてみると・・・

おおっ、あるじゃないか。ホームページで見たやつ。
しかも割引でちょっと安い。

店員さんに、飾りたいと相談すると、そういう人もいますと。
うん、飾るだけ。

これひとつちょうだい、と言うつもりでさらに懇談するうち、
店員さんによると、さすが精巧なNゲージ。車体はライトが点灯するそうな。テールランプも然り。

え、それって素敵すぎる!

ただし、それには車両を走らせるためのセットが必要。線路とか電気を送る機械とか。
それも購入することは、すなわちNゲージを始めるということだよな。

うーん。しかもそうなると、あれこれ買って出費も・・・

すると、店員さん。簡単に始められるものもありますよ、と。

 

こういうやつ。鉄道模型がすぐに楽しめるレールとパワーユニットのセットですと書いてある。

というか、この画像は筆者が購入したものですがね(笑)

Nゲージ、始まる。

 

前掲の「すぐ始められる」セットとともに、もちろん車両も購入。
プラスチックのケースにしっかりと収納されていて、ちょっと高級感。

 
 

中身はこんな感じ。見るからに小さい、細かい。
「ワンマン」とか精密に表示してあって、実によく出来ている。

線路とユニットを組み立て、これを乗っければすぐに走ると思うが(おいおい飾るんじゃなかったけ?)、その前にやることが。

 

車両の細かな装備品や車両番号などは、購入者が自ら取り付けなければならない。
しかもかなり細かい。
ちょっと面倒だが、ひさびさにプラモ魂に火がつく感じも悪くない。

微細な部品の取り付け
昔、タミヤのミリタリーシリーズで、兵士の顔の白目と黒目を塗り分けたことを思い出す。

 

車両番号(転写シート)の貼り付け
これまた細かくて難儀する。何とかルーベが欲しいと本気で思った。

 

オプションパーツは、さらに上級者用というのがあって、自分でボディに穴をあけて取り付ける仕組みになっている(なぜだ?)。
模型用のドリルなどが要るのだが、そこまでハマるべきか悩みどころでもある。

いざ、試運転

 

操作はカンタン。電源を入れ、進む方向(線路をどっちに向かって走るか)を選択し、コントローラーを回すだけ。スピードは回した分だけ増減する。

初めて通電し、ライトがふわっと光った時には、ちょっと感動したね(笑)

 

あれ?前面にもあるべき車両番号を貼り忘れてる気がする。
早く動かしたくて焦ったな(笑)。
幌枠(前面真ん中の黒い枠)の取り付け位置がピタッと決まらない。あとでじっくり料理してやるか。
まずは模型用のヤスリを買ってきて・・・
てな感じで、ハマっていくのだろうか(笑)

 

キハ40は、サーっと音を立ててスムーズに走る。
線路のつなぎ目のところでは、かすかだがカタンカタンと音が鳴る。リアルな車両のようで、思いのほか趣きがあることがウレシイ。

 

お祝い?に酒を飲む。
キハ40はスロー走行。これを眺めながらの一杯は格別だ。
ただ周回を繰り返すだけのキハ40であるが、眺めていて飽きることがない。

市内でNゲージを取り扱う店

ホビーショップてづか

旭川市豊岡11条2丁目1-7
TEL 0166-33-9126
営業時間:平日 11:00~20:00 / 土日祝 10:00~20:00
定休:火曜 (祝日は営業・翌日代休)

ポポンデッタ イオンモール旭川西店

旭川市緑町23丁目イオンモール旭川西2F
TEL 0166-74-4394
営業時間:9:00~21:00
定休:年中無休


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター