2023年03月10日

旭川発【ラーメンドライブ】海に行くか or 山に行くか

ドライブが好き、加えて行先での楽しみはご当地のラーメンというアナタ。日ごとに春の訪れを感じる頃、どこかに行きたいとうずうずしているアナタへ。らくらく日帰り&お腹も満足な情報をお届けします。


【増毛町】 麺屋 田中商店

増毛へのお出かけでは「海鮮丼狙い」という方も多いと思いますが、ラーメンもおすすめ。
当地の食材を生かした、いかにも「増毛」なラーメンが旨い。

 

出かけたのは2月下旬頃。
まず留萌に到着し黄金岬で小休止。旭川同様、留萌もけっこう雪が残っていた。が、海岸は春の日差しがさわやか。
やっぱ海はいいな(と、なぜ人はそう思うのでしょう)。

 

黄金岬から車で約20分。夏場は観光客で賑わうまちなかもごらんの通り。
開けていない店も多く、とても静か。

 

観光案内所も夏場だけの開設のよう。
オンシーズンとオフシーズンが明確だ。冬場も見どころはあるし旨いものもあるのだが。

 

そんな中、変わらない国稀さん。まちは閑散としていても、ここの駐車場には車がけっこう停まっている。
ラーメン目当てじゃなく、地酒目当てという人もいるもんね。

で、この向かいにあるラーメン屋さんが今回の訪問先。

 

旭川夏まつりのラーメンフェスにもしばしば出店してくれていたお店。筆者はそこで同店を知り、以来、増毛観光(もっぱら海鮮購入)のたびに立ち寄っている。

 

向かいの酒蔵に雰囲気を合わせたような外観。
まちづくりにも貢献してますな。

それどころか、メニューもすごい。

 

地酒(の酒粕)といい特産の甘海老といい、「増毛」感が半端ない。
というか、旨い食材があって、それを料理する店があって、というストーリーは観光地として理想的。

ちなみに、グランドメニューには載ってないが「甘海老旨辛担々麺」(壁に貼紙で表示)なんてのもあって、坦々麺好きの筆者はかなり揺れた(笑)

 

一応、というか増毛に特化してない普通のラーメンも。
といっても、海鮮ラーメンとか惹かれるねえ。

甘海老みそラーメン(920円)

 

ここ数回は酒蔵ラーメンが続いていたような気がして、今回は甘海老の味噌を。
着丼とともにふわりと海老の香り。

海老の香り・・・って、具体例でいうなら、バーベキューで海老を焼いたときの、あの食欲そそる香ばしさ。
といえば、想像はけっこう容易と思うがいかがだろう。

 

おつゆはちょっととろりとした口当たり。
とにかく濃い。何がって、海老が。
むかし尋ねたことがあるのだが、海老から抽出した出汁の他に、たしか特製の海老の粉(殻を微粉末にしたもの)を使ってるとか。これが香味を高めてる。
また、ゴマ香もあり。練り込んであるのかな(筆者の想像ですが)。

 

豊かな海老感の中から、麺が旨さを口の中に連れてくる。
つるりと穏やかな食感がまた、海老風味を膨らませてくれて堪らない。
よくある海鮮ラーメンの、トッピングされた海老。あれをむしゃむしゃ食べるのも美味しいが、それとはまったく次元の違う海老の世界観。
一食の価値ありと思う。

 

食後はコンビニでコーヒーを買い、海の見えるところに車を停めて、しばしリラックス。

向こうに水平線、という景色も良いが、陸地と海がでこぼこと入り組んだのも好きな筆者である。

 

昼下がりの港はとても静か。

 

その後、「鉄」な筆者としては、旧駅舎チェックはお約束。
内部は土産物などのショップがあり、ここはいつものように営業のご様子。

 

線路やプラットホームは雪に埋もれ、鉄道跡の面影なし。あらら。

 

帰り道には「港町市塲」でホッケや宗八を購入。

帰宅して、焼いた魚を肴に晩酌。増毛に出かけたときは、こういうオチも外せない。

お店情報

店名:麺屋 田中商店
住所:増毛郡増毛町稲葉町1丁目
電話番号:0164-53-3680
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定休
駐車場:あり

【美瑛町白金温泉】 林 道

さて、場面は変わって「山」。
ところは白金温泉街だ。
温泉はまだしも、ほかに何しに行くの?と言われることがあるが、美瑛町は「丘」の景色だけでなく山岳の風景や、周辺も美しい。

 

出かけたのは、これも2月中旬。
上の画像は、美瑛市街から白金温泉に向かう白樺街道。
道路はかなり雪は解けているが、ちょっと降ればごらんの通り。まだ滑るので、お出かけの際は十分に注意されたい。

 

車は終点、白金温泉街に到着。
目的の「林道」は、いわゆる温泉街の中にある。
白金のビュースポット「白ひげの滝」が見えるブルーリバー橋のすぐ近くなので、なにかと便利。

SNSなどでは「林道食堂」と呼ばれているが、ごらんの通り「林道」となっているので、ここでは「林道」で通すことにする。
で、その実態は、温泉付き民宿。昼間は食堂も経営しているという具合だ。ちなみにに白金の温泉街では唯一の食堂らしい。

 

ここは、筆者が写真を撮りに来た時には、ほぼお世話になっている食堂だ。

 

ラーメンもカレーも、昔ながらの家庭的な味がして、特に冬は身も心も温まる。
民宿のご飯も期待できそうだ。
そんな中で、筆者が特に気に入っているのが山菜ラーメン(というか、ここ数回はこればっかり)。

今回、撮るためにまじまじとメニューを見たら、白金(山菜)ラーメンというのが正しい名前と知った次第。
ずっと、そう思っていたし注文の時には「山菜ラーメン!」って言ってた筆者。ま、それで通じていたんだけどね(笑)

白金(山菜)ラーメン(800円)

 

光の入り方、または湯気で画像が甘くなったか、あんかけラーメンのようにも見えるが、決してそうではない。

 

おつゆは、あっさり醤油味。
これに、ゴマ油がほんのりと香ばしい。家庭的、と思うのはここらへんかな。
どことなく懐かしい感じがして、また、食欲をそそる。

懐かしい、といえば、昔から変わらないなあ、この風味。
一度知ってしまうと、温泉街に立ち寄っただけで、身体が欲するんだよね。

 

山菜は、ワラビや落葉きのこなど数種。保存の効く水煮を自家製しているのか、あるいは瓶詰めを使用しているのか。昔は土産屋さん「林道」で買えたような気もするが。
これに玉ねぎやピーマンなど細目に切ったものが一緒になっている。
この野菜たち、丁寧にやさしく炒めたような柔らかな触感がして、これがまた、家庭的な味と醸し出している。

 

麺も、自分らには馴染みあるタイプで、ちょっと柔らかめ。
これもまた家庭的であり、とても気が和む。

そして、このラーメン。とにかく熱いんだ。上手に油を熱してあるから、とか細かいことは分からないが、この熱々感は、極寒の地にお似合い。そんなイメージには十分すぎる演出だ。で、これがまた病みつきというワケ。

あ、すいません。筆者の嗜好だけで語ってしまったかも。

お店情報

店名:林道
住所:上川郡美瑛町白金 白金温泉
電話番号:0166-94-3036
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり

帰宅して後記

いかがでしたか。

ただ、ひとつ言わせていただけるなら、ラーメンを食べるためだけにでかけた訳ではないことをご理解ください。
だって、ラーメンだけのためにガソリン燃やすってエコじゃないですもんね。
あくまで観光です。ご当地の良さも満喫しつつ、ランチにラーメン。
そんな感じでお出かけいただければ、と思う次第です。


この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター