2024年01月11日
辛いけど美味しい!! といえば『キムチ』。冬に恋しい鍋料理のキーワード上位に挙がるのも『キムチ』。ということで、この冬、筆者もハマるキムチを使った麺メニューをご紹介。 ※情報は取材時のものであり、現在、料理の価格や内容が変更されている場合がありますので、あらかじめご了承ください
何やらスゴいネーミング。
食する者を選ぶ、いかにもハードル高めなイメージがするその一杯とは!?
おおっ、想像以上の(いや、想像もできてなかったけど)迫力だ。
こりゃアレですね、豚のキムチ炒め的な完成された料理がトッピングされたパターン。
それにしても、もやしがシャキシャキして見えていかにも食感良さそう。ニラや唐辛子の色合いも食欲をそそりますな。
では、さっそくおつゆを。
口当たりは見た目通りさらりとしていて、口の中でキムチの香りがふわっと広がる。
キムチだからといって「辛っ!!」ということはない。穏やかにキムチ独特の旨みが香るというか、そもそも激辛仕立てを除いては、キムチってそういうものだ。
そんなおつゆから引き上げた麺は、いつも通り穏やかな風味と喉越しが。
これをラーメンと呼ぶならば、完成度も十分に旨い、美味しいっす。
ところで、このおつゆって何の味?
見た目からすると「塩味」だろうか。透明感があるので少なくとも「みそ」じゃないな。
・・・・・・。
筆者は気づいてしまった。
これは醤油でも塩でもない。キムチ味という鈴乃屋特製のおつゆなのか!?
※筆者の独断による推測です
でも、コレは癖になる、ハマる。
風味の決め手はコレかな。ニンニク。
これがたっぷりと使われているものだから、エキス出まくり(笑)
食感、香りがまさにスタミナ!!なのである。
ムッチムチ食感の豚肉もたっぷり。ニンニクに負けじと、どんぶりの中でスタミナを演出している。
それにしても・・・
キムチはどこに・・・?
ニラキムって、ニラとキムチのことだと思っていたが、そういやキムチのしゃりしゃり食感は何処に。
察するに、こういうことか。
もやしをニンニクやニラととともに炒め、キムチのタレ的なもので味を調えてあるとか?
それが「ニラキム」さ。メニューの名前からして「キムチ」が入ってるなんて一言も言ってないだろ、と店に言われりゃそれまでですがね(笑)
しかしだ。この素晴らしきオリジナリティー。
皆さんにもせひ、ご賞味いただきたい。
店名:味の鈴乃屋
住所:旭川市春光2条9丁目
電話番号:0166-54-4321
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
そば好きなら誰でも知ってる「とじ」。
なんとなくは分かっているが、今回のそれはかなり特徴的なのだった。
とじキムチ(750円) ※冬季限定
表面を覆う卵。
それ自体は想像通りであるが、ちょっと待て、なんだか質感がよくある「とじ」とは違ってる。
それはそうと、これが750円!?
今時にあっては、ちょっとびっくり価格だ。
言うなれば「泡立つとじ」。
表面がメレンゲのように、ふわふわとして見える。
初めて頂く品であるが、さすが老舗はビックリさせてくれる。嬉しいねえ。
卵とじの中を探ってみると、キムチや揚げ玉が。
何気にこってり風味なんだろか・・・
・・・と思いきや、ひとくち目のおつゆは、意外なほどにフツーのおつゆ。
もちろん、キムチの風味、卵の香りはするものの、けっこうシンプルな味わいなのね。
と、この時はそう思っていたが・・・
ふわふわ卵の中からそばが(当たり前でしょ)。
ずずっと口に運んでみれば、いつもながらの素朴な風味に、キムチの香りが追いかけてくる。
するする、するする、とそばが口の中に流れ込んでいく。
旨いからだ。何がって、おつゆがどんどん美味しくなっている。
いつのまにか、キムチのほのかな熟成感が溶け出し、おつゆに独特のコクが深いのなんの。
第一印象の「けっこうシンプルな・・・」は、頭の中で訂正された。
それにしても、そばつゆにキムチって合うんだなあ。
いや、単純にキムチを加えてもダメ。卵や揚げ玉がまろやかに絡むから?
ともかくは大発見なのだった。嬉しいのである。
以下、追加情報。
同店、ほかにもキムチメニューが。
もつはこの店の名物だからね、これも見逃せない。
店名:そば処 名人傍
住所:旭川市1条通8丁目
電話:0166-23-1929
営業時間:11:00~19:30
定休日:日曜日
駐車場:あり(カーレストと提携)
いかがでしたか。
良い意味で「ひと癖」アリなメニュー、その風味が伝わったでしょうか。
他の食材には無いキムチ独特の美味しさが香るラーメン、そば。ぜひともおすすめです。
キムチが苦手とおっしゃる方には、鼻がつーんとするような話だったかも知れませんが(そもそもこの記事を読んでないかw)。
この記事のキュレーター
スタミナニラキム(1,150円)