懐かしタイトルの新作おすすめ3作品、昔アニメ好きだった元ヲタへ今こそ！

昔熱中していたアニメ作品。
もう何十年も経ってリメイクや続編、スピンオフが作られても、
絵柄が納得できなかったり、
内容やキャラ設定がズレてたり、
主題歌がイマドキ歌手の今風な歌になってたり。
ワクワク観ていた想い出のイメージが壊されること、ままあるんですよね。

そこで！
ココに紹介するのは安心3作品、同じ想いをしたことのある皆さんには
強くオススメしたい！
昔のイメージが大きく崩れることはなく、
いやむしろあの頃の印象が膨らませるくらいの秀作です！

一般にも有名ですよね。あの「ヤマト」。
私もコレからハマり貴重な青春時代をヲタ道で塗りつぶしてしまったクチです。

そんなご同輩に送る一発目は、その「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク作、
「宇宙戦艦ヤマト2199」です。
結論から言います、めちゃめちゃオモシロいです！
若い方が初見でもきっとオモシロいと思われるだろうし、
なんといっても、
昔「宇宙戦艦ヤマト」を見てハマった、ガチな元ヤマトフリークにはめちゃめちゃ響きます！

リメイクですので、基本は旧作と同じストーリーです。
新しいエピソードや設定も盛り込まれていますが、
旧作のポイントとなる部分はしっかり取り込まれていますよ。

昔のアニメならではの「ご都合主義」な部分を、しっかり整合性を取り、
現在多いリアルな設定のアニメにも引けを取らないように作られており、
しかしそれによってつまらなくなっている部分は皆無でした。

新しいエピソードや設定も、
ストーリーの骨格にはまったく邪魔にならず、
むしろさらに面白い展開にしてくれています。
古代守、真田さん、デスラー、ドメルなどのキャラクターもより深く掘り下げられています。

あ、アナライザーの例の「いたずら」なキャラは、
最近のテレビに倣って無くなっているのが唯一残念な部分かな(笑)

「今さらヤマトかよ…」
今、そう思いましたか？では、これではどうでしょうか。

さすがに声優陣は入れ替わっていますが、
新しい声優さんとはいえこちらも旧作のイメージを壊していません。

そしてなんといっても、主題歌が同じ！
新録されていますが、歌うのもあのささきいさおさん！
オープニング映像も、まんま旧作のリメイク！
これすごいですよ、今の技術で作られているのでとってもキレイ、なのに昔のまま！
DVDを再生した途端、40年以上も前のあのワクワクが蘇るのです！！

今でも新作が発表されるたびに話題になり、
プラモデルでは「ガンプラ」という1つのジャンルまで出来上がっているご存じ「機動戦士ガンダム」。

その第1作、通称「ファーストガンダム」でキャラクターデザインを担当した
安彦良和氏（ちなみに北海道遠軽町出身です！）が描くオリジナルの漫画をアニメ化したものが、
今回オススメする「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」です。

ファーストガンダムの前日廟が描かれているので、
あのキャラクターたちの生い立ちや相関関係をより深く知ることができ、
ファーストガンダムを観た時の記憶に、さらに広がりができますよ！

「ファーストガンダム」では、
ガンダムが秘密裏に作られていたサイド7に、
シャアをはじめとしたジオン軍が偵察に訪れるところから物語が始まりますが、
この「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では、
その前日譚が、ジオン軍側を中心に、丁寧に細かく描かれているのです。
特にシャアやザビ家に関してその心情までかなり踏み込んだ物語となっています。

若きジオン・ズム・ダイクンから始まり、キャスバル（シャア）とアルテイシア（セイラ）の誕生、
ザビ家の謀反を経てキャスバルに復讐心が芽生え、
その後シャアと名を変え入隊したジオン軍でモビルスーツと出会い、
サイド7に向かう直前まで（ファーストガンダムの第1話の直前まで）がしっかりと描かれています。

キャスバルの偽名「シャア」はどこから取ったのか知っていますか？
シャアのあのマスクの本当の由来を知っていますか？
シャアとララァとの出逢いのいきさつに興味はありませんか？
モビルスーツの誕生の経緯を見てみたいですか？
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を観れば、すべてが叶います！

また、ドズルがなぜ兵や民に好かれているのか、
テム・レイはアムロのことをどう思っていたのか、
ミノフスキー粒子の発案者ミノフスキー博士とはどういった人物だったのか
などなど、ファーストガンダムがしっかり補完される内容になっています。

BGMや効果音などもファーストガンダムのそれが使われていました。
安彦良和氏が描いた作品なのでもちろん、キャラクターはファーストガンダムのイメージまんま。
見始めてすぐにスッと馴染めると思いますよ。

ファーストガンダムが大好きだった方には、ぜひぜひオススメ！

「マジンガーZ」「グレートマジンガー」の戦いから10年後の日本。
世界を作り変える謎の力「ゴラーゴン」、
それを起動させるキーとなるの遺跡の魔神「インフィニティ」が発掘されます。
そのインフィニティを狙い、ドクターヘルや腹心のあしゅら男爵、ブロッケン伯爵、数々の機械獣が復活。
それを阻止せんと剣鉄也がグレートマジンガーで撃退に向かうものの捉えられてしまいます。
戦闘から離れ世間からは「伝説のパイロット」と呼ばれている、今は研究者となった兜甲児が、
グレートマジンガーと世界を救うために、ついにマジンガーZでの出撃を決意するのです！

※ちなみに、テレビ本放送時に「グレートマジンガー」の後継番組だった
「UFOロボ・グレンダイザー」の存在はスルーされています。

そりゃあマジンガー世代なら、その後のことは気になるでしょう？
弓さやかの甲児への想い、甲児の現在、日本の首相となった弓博士、
剣鉄也と炎ジュンの結婚と出産、一流のパイロットとして活躍を続けてる剣鉄也、
ラーメン屋を営むボス、ヌケ、ムチャ…
当時のレギュラー・セミレギュラーメンバーが続々登場し「その後」がきちんと描かれています。
どうです？観てみたくなるでしょう？！

もちろんメカの見所も満載。
3DCGで描かれるマジンガーZ、グレートマジンガーはキレのある動きとド迫力の必殺技で
ワクワクが抑えきれません！
甲児は光子力研究所から2座にされたホバーパイルダーで出撃しますが、
その後ろにはチラッとジェットパイルダーも。
もちろんボスボロットも登場し意外な大活躍。ビューナスAも出てきます。
甲児の弟兜シローは立派なパイロットとなって量産型グレートマジンガー「イチナナ式」で
マジンガーZ、グレートマジンガーと共に敵に立ち向かいます。
もはや「見所しかない！」と言いたい！！

その他、個人的に感動したのがマジンガーチーム。
過去のテレビ版でも一堂に会して「仲間」と感じさせるエピソードはなかったと記憶していますが、
今回は甲児、シロー、剣鉄也、弓さやか、炎ジュン、ボス、光子力研究所の面々が
1つのチームとなって描かれているのです。
特にさやかとジュンはもう親友みたいな交流がありました。

あ、そうそう、主題歌も昔のまま！あの水木一郎さんの新録です。

あなたの想い出にも「その先」のエピソードをひとつ追加してみませんか？