道北振興監修!失敗しない家づくりコラム 第4弾
asatan読者の皆様こんにちは!
第1弾~3弾に続いて、不動産にまつわるコラムの監修をさせていただいている道北振興の工藤です。

道北振興営業部 工藤部長
前回の記事で『土地探しのポイント』をお話した際に雪の問題にも触れていましたが、今回はその雪対策について、『降雪地帯に不可欠な雪対策!』と題して詳しくお話させていただきます。
前回のコラム記事はこちら↓

〈失敗しない家づくりコラム③〉土地を選ぶ時に迷わないために!【道北振興監修】 | asatan
https://asatan.com/articles/9184/?utm_source=asatan&utm_medium=cpc&utm_campaign=column4asatan×道北振興がタッグを組んでお送りする家づくりにまつわるコラム第3弾!前回の記事に引き続き、旭川市に本社を構える道北振興の営業部に所属する工藤部長にお話を伺ってきました。 今回のテーマは『土地を選ぶ時に迷わないために!』。これから旭川市内・道内で家を建てる予定がある方、建てたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください!
〈テーマ〉旭川市のような降雪地帯に不可欠な雪対策!
旭川市で暮らす私たちは、1年の半分を銀世界の中で過ごしています。
しんしんと降る雪は静寂でロマンチックな空間を演出し、本州では決して味わえない本物の『四季』を体感することができます。

とはいえ、除雪は避けて通れない問題!
雪と上手に暮らすには、雪処理対策を建築プランにしっかり取り入れる必要があります。
①確保したい敷地の余裕空間

雪処理は敷地に余裕空間があるかないかでその対応は大きく変わります。
標準的な敷地面積である60~70坪の場合、敷地内で雪の処理が可能な建ぺい率がおよそ40%前後と言われ、それ以上になると落雪、排雪空間が不足することになります。
②「積もる場所」・「捨てる場所」・「運び方」~雪問題はトータルで考える~

除雪空間は玄関アプローチや駐車スペースだけではありません。
屋根から落雪がある場合、落雪空間近くに窓や玄関がある場合はその除雪も必要になります。
また、除雪は敷地内にとどまらず、歩道部分も除雪しなければ車の出し入れができません。
このように除雪空間はあちこちにあり、それらを敷地内で処理できる排雪空間を確保しなければならないのです。
③除雪作業の動線はどうなるか

一方で、除雪作業の動線(移動距離)を考えることも大切です!
せっかく除雪空間を確保できても、そこまでの距離が長く、高低差があると作業負担が大きくなってしまいます。
除排雪に関わる3つのポイント まとめ
このように雪処理対策は、
「除雪が必要な場所はどこか」
「排雪が可能な場所はどこか」
「除雪作業の動線はどうなるか」
以上、3つの項目をしっかりと踏まえて、総合的に判断することが大切だと思います。
■屋根雪のトラブル防止策も考えよう!
また、除排雪の他にも対策したいのが【屋根雪】です。
屋根の形には落雪タイプと無落雪タイプがありますが、それぞれのタイプに注意点があります。
落雪タイプの屋根の場合は、余裕のある落雪空間が必要になります。
無落雪タイプの屋根は、雪庇に注意が必要です。

屋根の雪が風に吹かれてひさしのように屋根面から張り出してきて、ある程度大きくなると自然に落下してくる危険があります。
そのため、雪庇発生場所と動線が重ならないようにプランを作成しなければなりません。
いずれの場合も、隣地に落下すれば大きなトラブルになりますので、設計段階から危険防止策を考えることが大切です。
旭川市をはじめとした降雪地帯の四季を満喫しながら暮らせるよう、これからマイホームを考えている方は雪処理対策をしっかりと取り入れていきましょう!!
■コラム監修【道北振興株式会社】
店名:道北振興株式会社
住所:旭川市5条通6丁目右1号
電話:0166-23-0211
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日、木曜日
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