暖炉のあるカフェ:古伊万里
今時なかなか珍しい純喫茶のような雰囲気のなかで食事が楽しめるお店。
出典:asatan
店舗は2階建て。天井が高く、開放感抜群。木材が多く使われていて、色味もなんだか懐かしい感じです。
1階は広々していて席と席の幅もゆとりがあり、ゆっくり過ごせる空間となっていますよ。
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伊万里焼を始め、大時計やアンティーク家具など、普段あまり見る機会のないアイテムが多く新鮮です。
■約35年間にわたって店を見守ってきた暖炉
暖炉は1階店舗奥、レンガ造りの土台に置かれ、オープン当初からお店を温かく包み込んでくれています。
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「30年以上前、店を始める時から、暖炉は設置しようと決めていましたね。温かみのある空間にしたいと思っていたので。当時でも暖炉のあるお店は珍しかったんじゃないかな」と店主の笹森さん。
2枚のアーチ型窓がついたおしゃれな暖炉は、30年以上使われているとは思えないほど綺麗。手入れが行き届いていて、大切にしていることが窺えます。
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レンガの土台は知人から頂いたものを自ら並べたそうで、とても頑丈に作られています。
「お店を始めて以来ずっと店内を温め続けてくれている大切な暖炉なので、これからも大切に使っていきたいです。炎が弱くなったら定期的に薪をくべたり大変な部分も多いけど今でも使い続けているのは、お客さんが喜んでくれるからですね。お店に入ってきて一番に”わぁ!すごい!”と暖炉に駆け寄っていくお客さんを見るとやっぱり嬉しいんですよ」と教えてくれました。
「なにかとせわしない世の中だから、若い人にもこういった古い喫茶でゆっくりとした時間を過ごしてほしい。きっと落ち着いた空間の良さがわかるはず」と笹森さんが言うように、若い世代でも古き良き魅力を感じることができる雰囲気です。
■純喫茶でコーヒーを
こちらのおすすめは『ケーキセット/860円』。
ケーキとコーヒーがセットになったお得なメニューです。
ケーキセット/860円
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『レアチーズケーキ/単品400円』は、コクと酸味のバランスが良い口当たり滑らかなひと品。チョコレートで描かれた模様がとても綺麗です。
『オリジナルコーヒー/単品500円』は4種類の豆をブレンドしており、ほのかな酸味で、濃すぎない味わい。
■こだわりの家具がたくさん
2階席には、目に付くとても大きなテーブルが。
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なんと一枚の木から造られたものなんだそうで、側面の部分には木本来のなだらかな凹凸が残っています。
大小2種類の大きさがあり、どちらも木材を感じさせる造りが店の雰囲気とマッチしています。グループでランチをするのにぴったりな大きさですよ。
若い世代から純喫茶に慣れ親しんできた世代まで、たまには温かみのある空間でゆっくり過ごしてみてはいかかでしょうか♪
■【古伊万里】店舗情報
暖炉のあるカフェ:RYOKKEN~リョッケン~
元々住居だった古い建物を改装した、永山の住宅街にあるカフェ。
ドライフラワーなどの植物や、ヨーロッパヴィンテージの雑貨などの販売もしています。
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アンティーク調の内装が特徴で、まるで物語の中にいるような感覚になれる空間。
レンガの壁や外国製のソファーなどこだわりの家具や装飾品が店のいたるところにあり、いくら眺めても飽きることはありません。
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デザインが特徴的な暖炉は2代目
2代目だというこちらの暖炉は、窓や表面に装飾がついている珍しいデザイン。
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「オープン当初使用していた暖炉は吉永小百合さんプロデュースのブランドのもので、カナダへ行った時に一目ぼれで購入しました。とても気に入ったのでカフェに設置して、ずいぶんと長い間使いましたね」と代表の奥野さんは懐かしそうに話します。
しかし、初代の暖炉が古くなってきてしまい、買い替えを検討。珍しい暖炉だったため、同じものは見つからず、似たデザインのものを探すのにも苦労したそう。
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「暖炉の中の温度は1,500度以上にもなるので、高温にもしっかり耐えられる丈夫なものを選びました。2代目の暖炉もできる限り長く使いたいと思ったので。来店するお客さんもついつい炎に目を向ける人は多いですね。揺れる炎をみてリラックスできたり、温もりのある暖かさが魅力です」と、暖炉へのこだわりと魅力を教えてくれました。
暖炉があることで、より非日常的で特別感ある空間になっていますよ。
新感覚で贅沢なスイーツを
おすすめのデザートは色とりどりのトッピングが乗った1日7食限定の『エスプレッソキューブプリン・ア・ラ・モード/748円』です。
エスプレッソキューブプリン・ア・ラ・モード/748円、ブレンドコーヒー/500円
出典:asatan
焼き方を決めるのに苦労したというプリンは、昔ながらのしっかりした食感で食べ応えも◎。甘すぎないのでトッピングの生クリームやアイスとの相性がGood♪
さらに氷になったエスプレッソが添えられていて、プリンと一緒に食べるとほろ苦さがまろやかに。ガリッとした食感なのに、しっかりエスプレッソの味がするのでちょっとびっくりするかも。
ブレンドコーヒ―は「昭平堂」の豆を使用したオリジナル。酸味が弱く飲みやすいですよ♪
暖炉の横でちょっとリッチに
テーブルやソファー、絵画などどこを見ても見入ってしまうものばかりの店内。
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特に目につくのが暖炉横にある、シックな風合いの大きな赤いソファー。
『チェスターフィールド』という海外のメーカーのもので、ほかにも海外に行った際に気に入って買ったものが多くあるそう。どれも店内の雰囲気としっかり調和されています。
日頃からスタッフが集まりお店の改善点などを話し合っており、よりよい空間になるよう考えつくされたこのお店。
一度行くとその世界観に魅了されること間違いなしです♪
店舗情報
暖炉のあるカフェ:J’sカフェ&ギャラリー
忠和の住宅街に佇む三角屋根が特徴の『J’sカフェ&ギャラリー』は、城台さんがマスターを務めるカフェです。
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以前は住宅と、ステンドグラス作家である城台さんのお母さんの工房として使われていましたが、2年前にカフェを併設。店内1階のカフェスペースからは工房の様子を少~しだけ見ることができます。
窓には色とりどりに輝くステンドグラス作品が飾られていますよ。
天窓からの明るい光
暖炉は2階席にあるそうで、ひときわ目立つ螺旋階段で2階へ。
内装に合うように決めたという印象的なブルーは、店内の雰囲気をより明るくしてくれます。
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暖炉がある2階は天井が屋根の形のまま斜めに。天窓があるので、天気の良い日には光が差し込む、とても明るい空間にしてくれます。
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暖炉の周りには骨董品や色鮮やかに輝くステンドグラスのライトなどがあり、雰囲気はまるで外国。思わず写真を撮りたくなってしまうはず。
店内を居心地良い空間にする暖炉
奥にあるのは、窓の枠が金色になった高級感漂うデザインのカナダ製の暖炉。この家を建てた時に設置したものなんだそうで。
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当初は生活のなかに暖炉があることが新鮮で、暖炉の炎の明るさだけで過ごしたこともあったのだとか。
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暖炉の魅力を尋ねると、「身体の芯まですぐに温めてくれるので、寒い日には重要な存在ですね」と城台さん。
実はアラスカに住んでいた経験があるそうで、「ああいう極寒地域って家に必ず暖炉があるってイメージですよね? でも意外と電気の暖房が多くて… 寒いのになかなか暖まらないから、少し暖炉が恋しい時期がありました。薪をくべたりなど、なかなか経験できることではないので、今、とても贅沢な時間を過ごしているなと思います」と笑顔だ。
お客のなかには暖炉を珍しがってくれる人も多いそう。そんな人たちのためにも、暖炉を使い続けたいと、語ってくれました。
さっぱりした味わいのチーズケーキ
こちらのお店に来たら、ぜひとも食べてほしいのが、さっぱりとした味わいが特徴の『半生チーズケーキ300円』。
半生チーズケーキ/300円、エチオピア・モカ・ホワイトマウンテン/440円
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チーズケーキは生地が柔らかく、口に運ぶとフワッとした食感。チーズの香りもしっかりありながら、濃厚すぎない味わいでとても食べやすいですよ。
一緒にいただくのは『エチオピア・モカ・ホワイトマウンテン440円』。程よい濃さでチーズケーキのソフトな味わいをより引き立ててくれるのでおすすめです。
ほかにダージリンティーなどの紅茶や甘酒もあり、好みに合わせてセレクトできますよ♪
外国のテイスト溢れるカフェで一休みするのはいかかでしょうか。
店舗情報
暖炉のあるカフェ:北の住まい設計社 Café&Bakery
家具メーカー『北の住まい設計社』が経営するカフェにも、素敵な薪ストーブがあります。
店舗の場所は東川町。ショールーム裏の、木々に囲まれた少し小高いところに位置しています。
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扉を入ってすぐのところには、手作りのパンやオーガニックワインを販売するベーカリーが。そこを抜けて少し歩くとカフェがあらわれます。
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円筒形の薪ストーブは部屋の中央に。お家のリビングのような落ち着いた空間を、炎の灯かりがそっと彩ります。
■薪ストーブに”人間の本来の姿”を見る
お話しを伺ったのは『北の住まい設計社』の創業者のひとり、渡辺雅美さん。
カフェに薪ストーブを導入したきっかけを尋ねると「実はね、薪ストーブはここだけじゃなく、家具工場にも事務所にも、そして私の自宅でも使っているのよ」と意外な返事が。
「薪ストーブを取り入れたのも、地球への配慮からなんです。人間が加工して作る燃料とは違って、自然のなかで生まれた薪を使っていますから、燃やして出てくるものもそのまま自然へ帰っていくんですよ」と話します。
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雅美さんの感じる薪ストーブの魅力は“精神的な安らぎ”。
「人が薪を運んで、薪をくべて、空気の量を調節して、灰を掃除して… 元々、暖をとるためにはこれだけの手間が掛かるんです。こういった作業をやること、見ることで、炎のなかに“人間の本来の姿”が思い起こされて、とても落ち着くんです」と、嬉しそうに語ってくれました。
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薪ストーブの管理はスタッフ全員ができるのだそう。スタッフのなかには「パチパチと燃える音が心地よくて好き」と話す人も。
■根強い人気は ほろ苦のガトーショコラ
お客の要望によりメニューが増え、現在ではパスタ・ピザ・スープといった洋食メニューを多数取り揃えます。
どの料理も近郊で採れた食材を中心に使い、さらには化学調味料不使用。素材をいかした味を求めて、昼下がりに訪れるお客も少なくありません。
デザートメニューも約5種類あり、なかでも根強いファンがいるというのが、しっとり食感の『ガトーショコラ/495円(税込)』です。
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濃厚チョコレートのビターな甘みに、ダークチェリーのほのかな酸味が良いアクセントに。
フルーティーな味わいの『日替わりコーヒー/440円(税込)』、もしくは2月末まで限定の『アンナおばあちゃんの冬のハーブティー/440円(税込)』と一緒にどうぞ♪
ドリンク・デザートは店がオープンする10時から提供していますが、食事メニューは11時からの提供なので、ご注意を。
■ゆったり座れる家具で気ままなひとときを
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木の温もりを感じる店内にはいくつもの窓があり、豊かな自然をすぐ近くで感じることができます。
椅子やテーブルといった家具はどれも自社製。デザインはもちろん、座り心地も抜群で、時間に身を任せてのんびりと過ごすことができますよ。
なお薪ストーブは4月末までは使用する予定とのこと。暖かい日は主に午前中稼働するそうなので、薪ストーブの灯かりを見たい方は、早めの来店がベターです。
■【北の住まい設計社 Café&Bakery】基本情報
暖炉のあるカフェ:倉沼CAFE
旭川市旭山動物園の近くにあるカフェ。
市街地から動物園通りを進み、動物園正門手前の道を左に行くと見えてきます。
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人気観光地からすぐという場所柄もあり、観光客の方も多く来店するそう。
入り口横の店主自らデザインして特注したという薪専用のラックには、綺麗に並べられた白樺の薪たちが。
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被った雪も相まってここだけでも素敵な雰囲気です。
■店内全体を暖かく包む暖炉
そして、優しい笑顔で出迎えてくれたのはマスターの白取さん。
オレンジ色の炎を放つデンマーク製の暖炉が温かく迎えてくれます。
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倉沼カフェをオープンしたきっかけは、趣味として始めたガーデニングを「もっとたくさんの人にゆっくり見てほしい」と思ったから。そんな休憩スペースとして誕生したお店の暖として白取さんが選んだのは、電気や石油ではなく薪ストーブでした。
その理由を「草木や花に囲まれた生活がしたいと思っていたので、自然と薪のストーブを選んでいました」と笑って話す。
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薪は自ら知り合いの山へ切りに行くことも多いそうで、1年半かけての乾燥作業から、薪割りまですべて自分で行なうのだとか。
「体力も使うし、薪をくべる時は熱いし、最初は結構大変でした(笑)。それでも薪ストーブならではの優しい光りと薪が燃える香りにだんだん惹かれちゃって… 今ではこういったストーブの管理も、私のライフワークのひとつ。冬には焼きいもやピザをこっそり焼くのも楽しみです」と白取さんは嬉しそう。
今ではガーデンを見に来るお客のほか、この暖炉の癒しの炎を目当てに遠方から訪れる人もいるんだそう。
■特別な空間で味わう絶品プリン
倉沼カフェのおすすめは、東神楽町のたんぽぽのはちみつを使ったソースをかけた『生ハチミツぷりん/500円』。今年2020年にラインナップされたばかりのメニューです。
生ハチミツぷりん/500円、倉沼ブレンドコーヒー/400円
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低温で1時間もかけて作るというこのひと品は、スプーンを入れた瞬間に"ただのプリンじゃない"感がわかります。
その食感はまるで生クリーム。口に入れるとトロッフワッと消えてなくなる感覚がついついクセに。
甘さは控えめでとっても上品な味わいです。
トアルコトラジャを使った、深い苦みとスッキリとした酸味が特徴の『倉沼ブレンドコーヒー:400円』と一緒にどうぞ♪
■季節ごとに変わる風景も楽しめる♪
店内の大窓からは、四季折々の美しい景色が眺められます。
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ガーデンを見る、一番のおすすめの時期は雪が溶け終わった春。
白取さんがガーデニングを始めるきっかけとなった、色とりどりのクリスマスローズが庭いっぱいに咲き誇る光景は圧巻の一言。
手作りのツリーハウスも見られるので、来た際には写真撮影をお忘れなく。
春から秋にはテラス席も登場。美しい景色を全身で感じることができますよ。
暖炉への愛情が詰まったお店へ是非行ってみてください♪
■【倉沼CAFE】店舗情報
まとめ
暖炉のあるカフェ。
とても貴重なお店をご紹介させていただきました。
どこも落ち着く空間でハマってしまうかもしれませんよ。
気になる方は是非行ってみてくださいね♪
asatan公式アカウントです。
旭川とその周辺地域に関連するイベント、グルメ、観光、くらしに役立つ情報などなど、ドシドシご紹介しますのでお楽しみに!