道東根釧地区にある浜中町へのアクセスは旭川市から自動車でザックリ320km、片道おおよそ5時間のドライブになります。
三国峠を抜けるルートが最短コースになりますが、旭川紋別自動車道を使い北見方面から弟子屈を経由するコースも途中景観の良いところを何ヶ所か通るので魅力がありますね。
また、公共交通機関ではJR利用で訪問することも可能です。
出典:Appleマップより
コープはまなか
Photo:らくださん
そんなワケで、やってきました「コープはまなか」さんです。
そう。見た感じasatanで取り上げるような特別感のあるスーパーには思えませんよね。
この一見なんのヘンテツもないフツーのスーパーには、実はちょっとしたヒミツがあるんです。
みなさんハーゲンダッツアイスクリームはご存知ですよね?
そのハーゲンダッツ社が日本で製造しているアイスクリームの原料は、浜中町を中心とした根釧地方の牛乳を使用しているんです。
浜中町が「ハーゲンダッツの故郷」と呼ばれているのもうなずけますよね。
そして、その原料と同じ「タカナシ乳業」さんの牛乳を使用したソフトクリームを販売されているのがこの「コープはまなか」さんなんです!
そのため、この「コープはまなか」さんには北海道のみならず美味しいソフトを目指して遠くからも足を運んでくる人も少なくありません。
Photo:らくださん
店内の壁には多くの方の色紙が貼ってありますが、一番上段にはルパン三世の原作者、浜中町出身のモンキーパンチ先生の色紙が飾られていました。
先生が若かりし頃に漫画家を目指して上京した際は、この浜中町から蒸気機関車に揺られて30時間以上かけて函館まで行き、そこから青函連絡船と東北本線を乗り継いで上野へ向かわれたというんですから、いやホント当時はすごく大変だったんですね。
Photo:らくださん
そして、その美味しいソフトクリームが売られているのがコープはまなかさんの一角にある「ヨンゼロ」というお店です。
「ヨンゼロ」とはタカナシ乳業の乳脂肪分4.0の牛乳を原料にしているところから付けられた名前で、商品にもヨンゼロソフトクリームとネーミングがされています。
選べる味はミルク・チョコ・ミックスの3種類があります。
Photo:らくださん
コチラがヨンゼロソフトクリーム(ミルク)です。お値段は400円。
お味の方はもちろん濃厚なんですがイヤミな感じがなく、とても美味しくて味わい深い雰囲気があります。
同行者がチョコ味をオーダーしていたので、お店のカウンターで配られていたプラスチックスプーンで少し分けてもらったのですが、これまた濃厚でメチャクチャ美味しかったです。
3種類あるソフトの全部が魅力的で、どれも間違いなく美味しいっていうのは本当にスゴいですよね。
Photo:らくださん
コープはまなかさんの店内にはタカナシ乳業さんの商品がたくさん並んでいます。
一度に全種類制覇するのは難しいので、今回いくつかピックアップして購入してみました。
Photo:らくださん
コチラのタカナシ特濃牛乳は文字通りのイメージ通り濃厚な味わい。
ストローで口に含むとグンとくる感じがする美味しさが特徴的。
牛乳好きにはたまらないかも知れませんね。
Photo:らくださん
ちょっと気になったのがこの紙パックに入ったLLBT牛乳のシリーズ。
コチラの商品は面白いことに常温保存できるタイプなので、お土産で持って帰るにはちょうど良いなと思い手に取りました。
Photo:らくださん
乳脂肪分3.6%でも十分に濃厚なんですけど、牛乳らしさがありとても美味しかったです。
賞味期限が普通より少し長くなっているようで、色々な意味で便利なパックかも知れませんね。
Photo:らくださん
ちょっと美味しそうなソーセージがありましたので、コチラも購入してみました。
こうした加工肉類も製造者のこだわりがあるので楽しいですよね。
Photo:らくださん
この後袋を開けて焼いてみましたが、皮が固すぎず柔らかすぎず絶妙な固さで、パクリとかじり付くと中から肉汁がジュワッと広がり、ウインナーとしての美味しさが存分に味わえる雰囲気がありました。
要冷蔵なので持ち帰るにはクーラーボックス等少し工夫が必要ですが、なんとかしてでも持って帰りたくなる一品には違いありませんね。
店舗情報
住所:北海道
厚岸郡浜中町茶内栄65
電話:0153-65-4700
営業時間:月曜日〜金曜日09:30~18:00 土曜日09:30~15:00
日曜
10:00~15:00
定休日:不定休
駐車場:あり
JR花咲線 茶内駅
Photo:らくださん
先に紹介した「コープはまなか」さんから徒歩1分、ほぼ目の前にあるのがJR茶内駅です。
駅にはルパン三世に関係したパネルなどがあちこちに展示されています。
ここまできたらついでに見てみましょう♪
Photo:らくださん
駅の入り口にはルパン三世と峰不二子が、ホーム側には銭形警部のパネルが設置されています。
絵は原作者モンキーパンチ先生のスタイルのものではなく今風の感じですね。
Photo:らくださん
駅舎の窓からもルパン三世や次元大介などのキャラクターの姿が見えます。
駅ノートにはファンの方の熱い思いが書き込まれていました。
Photo:らくださん
駅前にあるトイレは新しく非常にきれいで驚きました。
自動車を利用して訪問する場合も、JR利用で訪問する場合も駅からコープはまなかさんまでがとても近いので非常に便利ですよね。
施設情報
住所:北海道
厚岸郡浜中町茶内緑
駐車場:あり
霧多布温泉 ゆうゆ
Photo:らくださん
旅先での疲れを癒すのは、なんと言っても温泉ですよね。
コチラの「霧多布温泉ゆうゆ」さん(正式名称:浜中町ふれあい交流・保養センター)は、夏でも涼しい根釧地方にあってありがた〜い温泉施設で、誰でも気軽にゆったりとした時間を過ごす事ができるんです。
Photo:らくださん
コチラの券売機で入浴料を支払います。
大人500円、小学生250円ですから、良心的な価格ですね。
ちなみに券売機の下のところに決済方法がありますが、現金の左側に「ルパン三世Pay」の表示が??
そうなんです。
浜中町では地域通貨として「ルパン三世Pay」が導入されていて、浜中町内の加盟店で使用することができちゃうんです。
ちょっと面白いですよね。
Photo:らくださん
上の写真はコープはまなかさんの店内にもあったルパン三世Payのチャージ機ですが、お土産がわりにカードを買って帰るのも面白いかも知れませんね。
Photo:らくださん
Photo:らくださん
エントランスやロビー内にはルパン三世のキャラクターたちがあちこちに飾られています。
肝心の温泉ですが、泉質はナトリウムー塩化物冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)で入り心地はよく、小さいながらも露天風呂やサウナもありますので、じっくりと楽しむ事ができるんです。
また、施設が高台にあるので浴室からの見晴らしもよく、心も体もすっかり温まっちゃいますね。
施設情報
住所:北海道厚岸郡浜中町湯沸432
電話:0153-62-3726
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休
駐車場:あり
野生のラッコが見られる? 霧多布岬
Photo:らくださん
霧多布温泉ゆうゆさんから車で少し進むと、霧多布岬に到着します。
小さな灯台が目印で、駐車場から岬の突端まで遊歩道が続いています。
Photo:らくださん
岬付近には大きなカメラを持った人や、双眼鏡を持った人が海の方をしきりに観察していました。
そうなんです。霧多布岬は日本でも数少ないラッコの生息地としても有名なんですね。
野良ラッコ、見てみたいじゃありませんか(笑)
でもね〜、肉眼ではちょっと難しいんですよね。
なんせラッコは小さいし、居る場所も遊歩道からは少々距離があるんです。
私が訪れた当日にもラッコは居るには居たんですが、正直「点」くらいにしか見えませんでした。
ラッコ見たいガチ勢の方は、望遠レンズ付きカメラか双眼鏡の持参をお勧めします。
Photo:らくださん
そして意外と言いますか知らなかったんですが、「霧多布岬」というのは通称名で、本来の名前は「湯沸岬」だったんですね〜。
あ〜、それで先程の施設名が「霧多布温泉ゆうゆ」だったんですね〜。ダブルで納得しました。
次回は双眼鏡持参で再チャレンジしてみたいですね。
岬情報
住所:北海道
厚岸郡浜中町湯沸
駐車場:岬手前にあり
あとがき
浜中町は旭川から少し距離がありますが、訪れるには十分な魅力ある地域だと感じます。
特にソフトクリームのヨンゼロさんなんかは近所にあったら通いたいくらいの美味しさでしたね。
次回チャンスがあれば「青春18きっぷ」を使って訪れてみたいなぁ、なんて計画を立ててみたり。
旅の可能性は無限大。みなさんも是非浜中町を訪れてみて下さいね。