Perfect Sake Stand
酒販店や、角打ちのうえ田舎(うえだや)を展開する株式会社うえ田(上田桂輔社長)が、8月10日、市内4条通6丁目に道内初となる樽生日本酒(KEG DRAFT)「パーフェクト サケ スタンド」を開店した。
店内はオールスタンディング15席のカジュアルなスタイルで、仕事帰りに一杯、街歩きの途中にふらりと立ち寄るのにもぴったりだ。
■ 「生原酒」の魅力を、樽からそのまま
この店で味わえるのは、ステンレス製の特殊な樽「KEG」に詰められた日本酒。
KEGは空気に触れにくく、さらに光を遮ることで、日本酒の鮮度を保ったまま提供できるのが特徴だ。蔵元から届いた生原酒を樽から直接注ぐことで、まるで酒蔵でしか味わえなかった「しぼりたて」のようなフレッシュな味わいを楽しめるという。
店頭ポスターより
カウンターの中には、うえ田と厨房機器メーカーが共同製作した生樽サーバーを設置。樽ごとに注ぎ口があり、レバーを引けばその一杯がグラスへと注がれる。
一升瓶からグラスに注ぐ日本酒とはひと味違う、樽生ならではの鮮度感。弾けるようなフレッシュさを、気軽に体験できるのがこの店の魅力だ。
店内設置のモニター
店内のモニターには、その日に楽しめる日本酒の銘柄が表示されている。さらに、画面が変わると、樽生日本酒(KEG DRAFT)とはどんなものなのか、店のコンセプトとともに紹介。
「今日はどれを飲もう?」と画面を眺めながら選ぶ時間も、この店ならではの楽しみになりそうだ。
メニューには味わいの異なる数種類の生酒を用意。迷ったときには、3種類を少しずつ楽しめる「3種飲み比べセット」(980円)もおすすめ。日本酒好きはもちろん、普段あまり日本酒を飲まない人も、それぞれの個性を比べながらお気に入りの一杯を探せる。
また、生ビールもあり、暑い日には、まず冷たいビールで体を癒したいという吞み手にはありがたい。
店内では、樽生日本酒のほか、従来からある酒(通常の瓶詰め)も。
こちらは角打ちの上田舎でも定評のあるラインナップとなっているそう。
また、お酒に合わせたおつまみも用意されているので、軽く一杯楽しみたいときにも使いやすい。
■リアルに体感!! 樽生日本酒のフレッシュな味わい
今回は「3種飲み比べセット」で、①「ボー・ミッシェル」、④「三千櫻」、⑥「紫宙」をチョイス。
どれもほどよく冷えた飲み頃の温度で提供され、ひと口目から感じるのは、やはり樽生ならではのフレッシュ感。キリッと冷たい発砲感だけではなく、それぞれの日本酒が持つ個性がしっかりと伝わった。
① ボー・ミッシェル
昔、初めてこれに出会ったのは同社がきっかけではなかったろうか。
それを樽生で味わえば、いっそう甘味と酸味が感じられる。
低アルコールということもあり、やさしく軽やかな味わい。口当たりはとても親しみやすく、日本酒を普段あまり飲まない人にもすすめたくなる一杯。
冷えた状態で口に含むと、爽やかな印象が広がり、すいすい飲めてしまいそう。
偶然ながら、最初の一杯にもぴったり。
④ 三千櫻
今回の飲み比べのなかでも、特に印象に残ったのが「三千櫻」。
メニューにもある通り、発泡感があり、シュワッとした軽快な口当たりが楽しめる。爽やかな甘味もあり、フレッシュさが際立つ一杯。
キンキンに冷やしすぎるのではなく、ほどよく冷えた状態だからこそ、爽快感と日本酒らしい味わいのバランスを確信できる。
⑥ 紫宙
紫宙はメロンやりんごの様な、とある通りフルーティーな香りが魅力。
口に含むと華やかな印象が広がり、こちらも樽生らしいフレッシュさがしっかり感じられた。果実を思わせる香りがあるので、日本酒の新しい魅力に出会いたいというお方に是非。
う~ん、これは楽しい。3種類を並べて飲んでみると、同じ「樽生日本酒」でも味わいの個性がそれぞれ違うことがよく分かる。
⑤ 仙介
単品で選んだ「仙介」は、3種飲み比べとはまた違った魅力。
米の旨味がしっかりと感じられながら、後口はすっきり。食事との相性もよさそうな、落ち着いた味わいだ。
フレッシュ感はありつつも、食中酒として楽しみたくなるバランスのよさも印象的。おつまみと一緒にゆっくり味わうのもおすすめ。
おつまみといえば、この時に頂いた「クリームチーズ」は、実に良かった。
濃厚でなめらかなクリームチーズに、おや、細かく刻んだ奈良漬が混ぜ込んであって、食感が心地良い。
奈良漬の塩気は控えめで、チーズのコクに心地よいアクセント。そこへ口当たりのフレッシュな生酒を合わせると、チーズの濃厚さをすっと溶け合い、またひと口、またひと口と箸が、あ、スプーンが進む。
クリームチーズのコク、奈良漬のほどよい塩気、生酒の爽やかさが、実に気持ちよく調和する組み合わせだ。
そんなふうに、酒だけでなく酒を楽しませる心配りも行き届いて、ここで過ごす時間の何とも心地よいこと。
蔵元クオリティーのパーフェクトな酒。と、誘い文句はテンションが高いが、構えることなく、ごく気軽に訪ねてみることをおすすめしたい。
お店情報
店名:Perfect Sake Stand
住所:旭川市4条通6丁目
営業時間:15:00~22:00
定休日:不定
駐車場:なし
や台ずし 三条通町
お次は、7月29日にオープンした寿司居酒屋を紹介。
名古屋に本部を置く、全国展開の寿司居酒屋チェーンの系列だ。
寿司居酒屋・・・、なんと良い響き。なにせ筆者ときたら、海苔巻きで呑むのが大好きなもので(笑)。
ところで店名。
三条通町とあるが、三条通店の間違いではない。
どうやらこの会社、支店名はそのように呼称しているようだ。
それにしても、この外観だけでかなり美味しい。
握りは一貫65円(税込)より!?
開店からPM7時までドリンク半額!? 一部除外もあるようだが、なんて太っ腹なタイムサービス。
名古屋の店らしく、手羽先唐揚もおススメのよう。
あ、「夏はうなぎ」と旗が。てことは鰻もあるのかな。
ってことで店内へ。
暖簾をくぐると、まずカウンター席があり、その中で板前さんが寿司を握っている。
開店直後だが、カウンター席は混んでいたため、お店奥にある掘りごたつ席へ。
こりゃ、次回は予約必須かも。
まずはビールを。
入店したのは開店直後なので、ビールは半額。
夏のビールの冷たさと、お得なプライスに、ぐぐぐ~っと、つい進んでしまう(笑)。
上が寿司界隈のメニュー。
おおむね「けっこうお手頃」な印象。
上は居酒屋界隈のメニュー、と言いたいがたくさんあるのでそのうちの1ページをピックアップ。
ほかにあったのは「刺盛り」、こだわりの強い「力作メニュー」、「揚げ物」、夏でも「あったか鍋」、アイテム豊富な「海鮮丼」、「蒸し物、〆のうどん、デザート」と、とにかく多彩だ。
上は、さらにさらにレアなメニュー。
店内でのオーダーはモバイルで、となってる中、モバイル非対応というのも。
豪快!いか天ぷら(1,099円)
画像上、まずはビールが進みそうな「いか天」を。
からっと揚がったイカは旨味たっぷり。進みそうな、ではなくビールが加速する(笑)。
上はレギュラー(普通盛り)。ハーフサイズもあり。
ガリの天ぷら(439円)
上は、前掲の料理と似ているが、似て非なり「ガリの天ぷら」だ。
天ぷら好きですね~って?
いえいえ、ちょっと珍しいかなと思って。天ぷらが被ったなと思いつつ、ついオーダー(笑)。
大阪名物「紅天」(紅生姜の天ぷら)は知っているが、ガリの天ぷらは未体験。
ガリとは、寿司屋でお馴染みの、あの生姜の甘酢漬けのこと(言うまでもないか)。
さくっとかじってみれば、しっとりとしたガリの食感。甘くてぴりっと辛いあの味がする。
どんな感じ?と問われたら、「ガリを揚げた感じです(笑)」なのだが、なかなかに珍味。これがまたビールに合うのである。
さすが、寿司屋の酒肴は、様になっている。
上は、ガリ天ついでに呑んでみようと、面白半分で注文した「ガリ酎サワー」(495円)。
メニューには「や台ずし名物」とある。
その名の通り、というか、見ての通り、グラスの中にはガリが仕込んである。
きゅ~とやってみれば、甘酸っぱい、まさにガリのフレーバー。
うん、ふつーにイケるね。
サワーにガリ?という、いささかミスマッチな感じが否めないものの、ここは寿司屋。
これはあり!!なのだ(笑)。
さて、そろそろ寿司でも・・・
上、初入店&初のお寿司は「おまかせ海鮮巻」(714円)。
真鯛やハマチ、サーモンなどを巻いた、プチ贅沢な巻物だ。
太巻きでも細巻きでもない、中巻きといったサイズ感は、すっと手が出る気軽さもあって酒の席には打ってつけ。
パクっと口に納めれば、ネタそれぞれの香りや旨味が調和した、その美味しさはふくよか。
もっちり、あるいは、まったりとした食感が相まった、贅沢な食べ応えは「おまかせ」ならでは。まさに、まかせて安心、なのである(笑)。
上、さらに細巻きも。
注文は「お得細巻き3色」(989円)。しんこ、かっぱ、鉄火の3種が一緒になって、確かにお得感あり。
海苔の香ばしさがネタそれぞれの持ち味を引き立て、食欲も倍増。いくつでも食べられるカジュアルさが、細巻きの醍醐味だ。
もちろん酒のアテにも申し分ない。そんなふうに、お酒も気兼ねなく楽しめるムードが、寿司居酒屋の魅力だろう。
楽しく美味しく時を過ごし、ご馳走様と会計してみれば「おや、思ったほど・・・」と金額もお得な感じ。
ドリンク半額が効いたか、その点も含め、とても気持ちよく酒食を楽しませて頂いた。
お店情報
店名:や台ずし 旭川三条通町
住所:旭川市3条通6丁目
電話:0166-76-6328
営業時間:16:00〜1:00
定休:不定
駐車場:なし













美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター