AM7:00
明るくなってきた朝の空気のなか、旭川を出発。
網走と言えば、かの有名な網走監獄が定番ですが今回はたくさん写真が撮りたい!
そしてなんといってもこの時期は流氷。
わたしが出発した日のお天気はあいにくの曇り。
桜や紅葉と同じで流氷の接岸もびみょうなコンディションとタイミング。
到着した網走で流氷が撮影できることを祈りながら出発。
旭川・紋別自動車道では無料高速道路が遠軽までつながっているので利用するとラク!
大空町 メルヘンの丘
無料高速道路を降り、北見まではまわらずに網走を目指す。
過ぎていく美幌の景色は夏場たくさんの作物が育っているだろう平らかな雪原。
そこからさらに走ると国道39号線沿いに、最初の目的地メルヘンの丘が現れる。
AM10:30
大空町の道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」の周辺にある丘陵地。
遠く離れた丘と広い空の地平線に、間隔を空けて木々が並び立っている景色。
四季を通して人気の撮影スポットです。
くっきりと写せる夏はもちろんいいけれど、一面の雪原にふんわりと雪をまとって並ぶ木々の風景はまさにメルヘン。
ただこれだけのはずなのに、何度もシャッターを切ってしまう。
それって北海道らしい景色の魔力だなあと思います。
さかなの金川
AM11:30
メルヘンの丘で撮りためた風景を思い出しながら、網走に入っていく。
旭川から来ると、網走は雪が少ない!
市街に入って昔ながらのアーケード街のなかに、お目当てのお店を探す。
ここは、写真ではなくてランチスポット。
並ぶお店に目を凝らしてすすむと、ありました!さかなの金川さん。
このテイクアウトの海鮮丼が食べたかったんです。
さすがお魚屋さんだけあって新鮮なネタがたくさんの海鮮丼、これがなんと500円!
容器に入った酢飯とネタを別々で渡してくれて、セルフでのせて食べる方式。
酢飯はほんのり甘く、テイクアウトでも固くない。
ネタの魚はどれも程よい脂ののりでしっとりと美味しい。
生のホッキも入っていて、これでワンコインはほんとうに満足です。
オホーツクの海の幸を頬張って、流氷を目指します。
店名:さかなの金川
住所:網走市南4条西1-11
電話番号:0152-43-2927
営業時間:9:00~18:30
定休日:第1日曜日・第3日曜日・第5日曜日
道の駅「流氷街道網走」に着いたのはちょうど正午ごろ。
お天気は晴れてきて気温も高いけれど、そのぶん道の駅から見渡した流氷は、はるか彼方。
これは定番のおーろら号に乗船してもいい写真は写せないと判断し、オホーツクの海を見つめて泣く泣く道の駅を後に。
未練がましく格好いいおーろら号を写し、次の撮影スポットに頭をめぐらせる。
北浜駅
PM13:00
網走市街から海岸線を走ると木造の駅舎が見えてくる。
ここ北浜駅は、半分が駅舎と人気の喫茶店「停車場」が併設。
小さなお店ながら、グルメ雑誌に取り上げられるほど人気の喫茶店からはいい香りがして、ここはあらためて絶対にきたい!
駅舎の裏側には線路があって、観光列車「流氷物語号」が通る。
流氷物語号はJR網走駅~知床斜里間を走る「流氷ノロッコ号」の後継列車。
今年の冬は期間中、流氷物語号はゲーム『オホーツクに消ゆ』とコラボした車両で運行しています。
道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」から撮影したもの
能取岬
小清水の道の駅で列車の写真を撮った後、少しずつ吹く風が冷たくなってくる。
海の色が寒々として、ちょっとした天候の変化で車から見える海に流氷のかけらが見えはじめる。
これはチャンスかもしれないと思いながら、最後の目的地の能取岬に向かう。
PM14:00
まばらに雪が積もった草原の先、岬の突端には灯台。
能取岬もまた、有名な撮影スポットです。
強く吹く風が鋭さを増して、そのなかを踏みしめていくと広大なオホーツク海が広がる。
そして、お昼には遠くの沖合にしか見えなかった流氷が、うっすらと流れ出していました。
岬の断崖から見つめる流氷は観光としての流氷ではまったくない、自然のひとつとして息づく流氷でした。
吹く風の音、変わりゆく景色、波のぶつかる海、たゆたう流氷。
それは冬が生きているしるしのような圧巻の光景でした。
冬の冷たさと美しさが等しくあって、これがオホーツクの景色かと圧倒されながら、寒空の下幾度も写真を撮りました。
この地に触れられた気がしました。
ビューポイントパーキング 美岬トンネル西側駐車帯から撮影(能取岬から道道76号に入って5分ほど)
■旭川に帰って
PM6:00過ぎ
能取岬から途中道の駅に寄り、行きのように無料高速にのって旭川に帰ったのは夜の6時過ぎ。
網走の写真スポットを紹介しましたが、オホーツクには楽しめる場所がたくさんあります。
宿泊してゆっくりまわるのももちろんいいけれど、こんなふうに日帰りもできてしまうので、参考になれば幸いです。
行ってみたくなりましたら、旭川から、ぜひ!
三度の飯をなにより愛する、自他ともにみとめる食いしんぼうのかなんです。
カフェ巡りに飲み会、自分でお料理を作るのも、はたまた八百屋さんで野菜を仕入れることだって、食に関することはなんでも大好き!
でも実は読書や美術鑑賞も愛してやまない文化系。自分のとっておきをみなさんにも知っていただくべく、どんどん発信していきます!