代筆屋・手書き屋 代表 長谷川 幸恵さん
「代筆屋・手書き屋」を営む長谷川幸恵さん。
「きれいな文字を書けない」、「手書きをしている時間がない」という方に代わって、お礼状やメッセージカードなどを清書する仕事をしています。
6歳から書道教室に通い、毛筆・硬筆ともに段を取得するほどの腕前の持ち主。美しく、整った文字からは、長谷川さんの誠実な性格が伝わってきます。
文字を書く際には、依頼者の想いを想像しながら、一筆一筆、真心をこめてしたためるのも長谷川さん流。起業をして3年ほど経った現在、仕事で請け負った枚数は、5000枚数にものぼります。
素敵な笑顔が印象的な長谷川さん。字がきれいなだけではなく、IT関係にとても詳しく、簡単なホームページなら1日で作れてしまうそうです。
実は長谷川さんは、5歳の子を育てるシングルマザー。
子供を1人で育てていこうと決めたときは、派遣社員として働いていましたが、いつまでこの働き方ができるのかと不安だったそうです。
「子供がいると、就職もままならないんです。就職の面接でも、子供が熱を出した時に預け先はあるのか、と聞かれても私には頼れる実家がそばにはいなかったので…」
自宅で子育てしながらできる仕事をしようと、起業することを決意。
自分の強みや需要の有無、競合他社の情報など、徹底的なリサーチのうえ、「代筆屋・手書き屋」をオープンしました。事業は、順調に売り上げを伸ばし、今では、生活できるだけの十分な収入を得ています。
「何か好きな言葉を書いてもらえませんか?」とお願いすると、じっくりと考えてこちらの言葉を丁寧に書いてくれました。個人的には、「自分が持っているものは与える」という一文が胸に刺さりました。
最近では、子供がいても自宅で仕事ができるようになって欲しいと、女性向けに代筆屋のノウハウを教える講座を開いています。
実際の受講者には、子育て中のお母さんだけではなく、副業として習いたいという会社勤めの方もいるそうです。
「私の講座を受けたからと言って本人にやる気がなければ、十分な収入を得ることは難しいと思います。でも、やる気がある人には、全力でサポートします。」ときっぱり。
「嘘はつかない」という彼女のポリシーに実直な人柄を感じました。
お仕事の依頼や、講座に興味のある方は、長谷川さんの公式サイトをご覧ください。
「足もみ母さん」として活動中の大山もえさん
おっとりとして、会う人を包み込むような雰囲気をもつ大山さんですが、とても活動的な人。足もみ以外にも、パソコンを使った在宅秘書もしています。プライベートでは、4人の息子さんを育てるパワフルなお母さん。
「足もみ母さん」として、活動中の大山もえさん。
「100人無料足もみチャレンジ」という企画にチャレンジ中です。10月の上旬の活動開始から現在までの2カ月足らずで、すでに70名以上の方の施術を行いました。
20年ほど前に、ある足もみの資格を、さらに8年前に「プロ若石健康法マスター」という若石リフレクソロジーの資格を取得していた大山さんですが、今年になって足もみを本格的に仕事として取り組もうと決心。
本格的に仕事として活動する前に、実績を積ませてもらおうと、SNSを通じて、無料で施術を受けてくれる人を募ったところ、あっという間に100人の枠が埋まったそうです。
反射区について詳しく説明してくれる大山さん。
「若石リフレクソロジー」とは、足にある反射区と呼ばれる部分を刺激することによって、血行を促進し、自然治癒力を高めて全身の調子を整える健康法です。
大山さんによると、足の形状や感触は人によって全然違うといいます。足には全身の健康状態が表れるので、足の反射区に触れるとその人の不調な部分がわかるのだとか。
オールハンドで丁寧にほぐしてくれます。知識が豊富な大山さんとの会話も楽しんで。
私も実際に足もみをしてもらいました。大山さんの温かい手に包まれて、心地よい気分になった次の瞬間、激痛が走りました。
私が痛いと感じたのは、肩や目、腰、耳、膝、鼻などに通じている箇所なのだそうです。不調に感じていた場所を、言い当てられて驚きました。
施術を受けても「全然痛くないですね~」と平気な人もいるそうです。痛みには個人差があるようなのでご安心を。
終わった後は、足から身体全体がポカポカとしてきて、身体が軽く感じられました。
大山さんの足もみに興味のある方は、「足もみ母さん」のサイトからご予約ください。
(※今は無料での施術は受付が終了。有料での施術を受付中です。原則、女性専用で、ご自宅まで出向きます。)
子育て中でも輝くお母さんたち
今回取材したお2人は、仕事、子育て、家事と、毎日とても忙しく生活しています。
「そんなに頑張って大丈夫なの?」と心配になるほど活動的なのに、とっても生き生きとしているのです。
同じ子育て中の母親として、共感する部分も多く、取材中は泣いたり、笑ったり、大忙しでした。
お2人の今後の活躍を心から応援したいと思います!
主婦ライター。
中学・高校時代は、旭川で過ごしました。
2018年から3年半、旭川で生活。現在は、札幌在住。
タロット占いが、身近な存在になっている今日この頃。