『カキフライ』 アンクルぺパリー
以前は全く違う場所にあって、筆者が駆け出しの頃はよく世話になったものだ。
ここのカキフライに衝撃を受けたのは今を去ること、もはや数十年前のことになってしまったか。
カキフライカレー(1,150円)
ずらりと勢揃いしたカキフライ。
カキフライを注文したのだから当たり前なんだが、期待を上回るカキフライの存在感がすごい。
まるで洒落た洋食屋のように洒落ていて、当時若かった筆者は思わず息を飲んだものだ。
その大きさたるや、まず、ひと口で頬張るのは無理。
いや、やろうと思えばやれるけど、敵はフライだ。その熱さで命の保証はない(笑)
牡蠣の断面をあからさまに大きくアップするのは絵的にビミョーなので、このくらいで勘弁してもらうが、ともかく同店のカキフライ、ほっこり揚げられた身はほこほことジューシー。
同店のコクのあるルウとも相性は至極良い。カキフライといえばタルタルソース!であるが、カレーもいいねえと食欲は増すばかり。
フィッシュフライカレー(1,150円)
上は、同行者が注文したもの。
いわゆる白身フライだが、本人によれば、ふわりとした揚がり具合がよろしいと。
カレーともよく合うそうな。
ほか、揚げ物のついたカレーは
チキンカツ 1,150円
エビフライ 1,250円
ミックスフライ 1,350円
ヒレカツ 1,350円
となっている。もちろんカツカレー(1,150円)もあるよ。
お店情報
店名:カレーハウス アンクルぺパリー
住所:旭川市1条通22丁目
電話番号:0166-35-7888
営業時間:11:00~15:00 / 18:00〜21:00
定休日:水曜
駐車場:あり
看板の粋なアニキも、今ではシブいナイスミドルに
『メンチカツ』 鈴乃屋
メンチカツといっても味わいいろいろ。
粗挽きの肉感たっぷりなものから、しっとりふんわり柔らかなもの・・・。
メンチカツカレー(1,050円)
ちなみに、同店のメンチカツがけっこう大きいことは定食を食べて知っている。
おおっ、カレーでもその期待は裏切らないね。
でも、皿の横長に対して、対角に盛り付けるとは、なかなかに挑戦的だ(笑)
この盛り付けで、食べる者の食欲を刺激する。
自分は、予め切られたメンチカツのいくつかを横によけておき、いざ、いただきまーす。
同店のメンチは、野菜などとともによく練ったしっとりタイプ。
だが、弾力もあり食べ応えはなかなかにダイナミック。
ほんのりスパイシーなカレールウとメンチの穏やかな味わいは、相性がとてもよい。
カツの衣はさっくりしつつもソフトな食感なので、大きなメンチも思いのほか食べやすい。
前述、よけておいたメンチカツの数切れは、ソースをもらい味わうのが我がこだわり。
味変というか、これで白米を頬張れば、ちょっとした箸休めになるかと(このボリュームは箸休めとは言わないw)。
ちなみに、同店にはほかにチキンカツカレー(1,050円)が。もちろんカツカレー(1,050円)も。
お店情報
店名:味の鈴乃屋
住所:旭川市春光2条9丁目
電話番号:0166-54-4321
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
『チキンカツ』 すず
ここも筆者が駆け出しの頃から(もちろん旧店舗)世話になっている店。
同店のチキンカツは不滅の人気である(筆者の私見)。とんかつというメニューがありつつも、これを注文する客多し。
御多分に洩れず筆者も、定食ならチキンカツを好んでいた。
あ、今回はカレーだけど。
チキンカツカレー(650円)
ややこじんまりとしたボリューム感だが、「すず」はこれでいいのだ。他に、サラダなど単品メニューを頼むから。
これが同店の楽しいところ。
カツを覆うのは、多分、店ではスタンダードな「カレーライス」として出されているもの(大概の店はそうだよね)。
ポークやおイモがころころとしているカレーは、程よく煮込まれていて、マイルドな香味が家庭的。
一方、チキンカツはふわりやわらか。肉自体の風味はあっさりとしているので、マイルドなルウと相性良し。
ルウがカツを美味しくしてくれて、あるいは、チキンがルウを引き立てて、カツカレーとしての食べ応えは上々だ。
今や老舗、すずのカレーはともかく飽きが来ない。
ほか、同店には、メンチカツカレー(650円)、ヒレカツカレー(850円)がある。カツカレーは650円。
お店情報
店名:お食事の店 すず
住所:旭川市東5条2丁目
電話番号:0166-24-0666
営業時間:11:00~15:30 / 17:00~19:30 ※当分の間19:30閉店
定休日:第1・3・5日曜、第2・4月曜・第2・4木曜 ※時々変更があるようです
駐車場:あり
カツな後記
いかがでしたか。
カレーの揚げ物トッピングの色々をご紹介しました。カレーのさらなるポテンシャルに感じ入って頂けたかと思います。
今回はどれも、それ自体が美味しく、ひと皿のカレーを引き立てるものばかり。
さあ、そこのカツカレー(とんかつ)派のアナタ、たまには他の美味しさを試してみませんか。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター