【旭川】ラーメンの街めぐり / 春光北部~春光台

【旭川】ラーメンの街めぐり / 春光北部~春光台

連載第4話は、春光北部および春光台エリアから3店をピックアップ。人気の食堂あり、町に根付いた老舗ありと、独特な雰囲気の中でラーメンを味わいました。


金次郎食堂

店名には定食・丼物を冠してはいるが、メニューにはラーメンが堂々のラインナップ。

店内は、開店直後から店内は多くの来店客でにぎわい、その人気ぶりが伺える。
豊富に揃うフードメニューはいずれも手頃な価格帯ながら、しっかりとしたボリュームがありそう。そうやらそれが魅力のようで、とくにランチタイムには、仕事の合間に立ち寄る人々の姿も多く、日々の活力を求めるオアシスのように親しまれているよう。

キャパは、カウンターとテーブルで26席。

お店が推すのは「激辛ユッケジャンラーメン」のようだが、まずは定番の「旭川しょうゆラーメン」をレポート。
ちなみに、これが750円と良心的プライス。
見た目は、いかにも豚骨系という感じではあるが・・・

おつゆは、たしかに豚骨をベースとしながら、一般的な濃厚なイメージとは異なるあっさりとした口当たり。
まろやかな旨みが広がるスープに、ほどよいコクが心地よいアクセントを添え、ひと口ごとに奥行きのある味わいを感じさせる。

麺は「旭川」を名乗るにふさわしい低加水の中太麺。歯切れの良い食感とともに、すするたびに魚介系の香りがふわりと立ち上がり、スープとの一体感をいっそう豊かにしている。

チャーシューも良かった。とろけるようなやわらかさが印象的。
口の中でほろりとほどける肉の旨みが加わることで、ラーメン一杯の満足感をより豊かなものにしてくれた。

ということでこのラーメン、手頃な価格と十分なボリュームに加え、あっさりとした豚骨スープと魚介の風味が調和した、誰でも気軽に楽しめそうな一杯とお見受けする。
この店の、幅広い層から支持を集める理由が、食べ進めるほどに伝わってくる味わいだ。

お店情報

店名:金次郎食堂
住所:旭川市春光7条9丁目
電話:0166-59-0733
営業時間:11:00~15:00
定休日:火曜
駐車場:あり

食事の店かつ木

舞台は、坂を上がり春光台へ。
まちの中心あたりに古くからあるのが「かつ木」。
近所の方々がサンダル履きで訪れるような、地域の空気と同化したようなお店だ。
ご主人は、出前の配達にも忙しそう。

暖簾をくぐると左にテーブル、右に小上がり、そして奥に厨房と接したカウンター。キャパは21席。

メニュー表、ラーメンには「伝統の旭川ラーメン」と。
こうした店が、旭川ラーメンブームの土台を支えてくれたのだろうと、何かしら胸が温まる。

頂いたのは醤油ラーメン(750円)。
※画像左側、窓からの日光が移り込んで妙な具合になってしまっていることをお詫びします

たっぷりと注がれたスープは、醤油の香りを穏やかに引き立てたあっさりタイプ。
すっきりとした口当たりながら、醤油の風味が心地よく広がり、最後まで飲み飽きない味わいだ。

年中いつ食べても美味しい、食堂ラーメンのテイスト。
うん、こんなのでいいんだよ。こんなのがいい。

麺はやや細めで、旭川ラーメンらしい親しみのある食感。
昔から地元で愛されてきた一杯を思わせる素朴な味わいで、あっさりとしたスープとの一体感も良好なり。

チャーシュー。これがまた良かった。
手作り感のある仕上がりで、ほどよい肉感が魅力。
主張しすぎることなくラーメン全体に調和し、やさしい味わいの中に満足感を添えてくれた。

ともかくはこの一杯、派手さよりも昔ながらの安心感を大切にしているご様子。
旭川ラーメンの伝統を感じられる、地域に根差した飽きのこない味わいが印象に残る。

お店情報

店名:食事の店かつ木
住所:旭川市春光台2条3丁目
電話: 0166-51-9539
営業時間:11:00~14:00 / 17:00〜19:00
定休日:火曜
駐車場:あり(店の左右2台)

味乃やまびこ 春光店

かつては、多店舗で市内を席巻した「やまびこ」さん。
筆者の仕事場が近かった買物公園店には、足繫く通ったものだ。
というノスタルジーに浸るべく、春光店へ。

上が、同店現在のメニュー。
懐かしいね「ヤッホーセット」。やまびこだから「ヤッホー」。
そう、やまびこは豚丼も旨いと評判なのだ。
そういや、筆者の人生初「辛みそラーメン」は、やまびこなのだ(たぶん)。
我がラーメン人生に、曲がり角があることを教えてくれたのはやまびこさ(笑)。

とかなんとか、思い出に浸りながら選んだのは「醤油」。
やまびこ(もっぱら本店)では、辛みそばかり頂いているもので。

おおっと、ひと口目からぐっと来るのは、醤油の力強い風味。
おつゆは醤油の存在感がしっかりと前面に出ていて、キレのある濃いめの味わいが食べる者を引き込む。
醤油のコクと香りが際立ち、最後までインパクトを失わない。

やや細めの麺。さらりとした小麦の風味を感じさせながらも、口当たりはもちもちとしていて、軽やかさと弾力を併せ持つ。
濃厚な醤油おつゆとの相性も良く、旨味をしっかりと引き立てている。

チャーシューは肉感のある仕上がりで、噛むほどに旨みが広がる存在感のある一枚。
ラーメン全体の満足感を高めるトッピングとして好印象。

食べ終わってみれば、ボリュームはほどよく、食べ切りやすい量感。
一方で、醤油のパンチはなかなかのもので、醤油に慣れ親しんだ筆者にさえインパクトのある一杯だった。

お店情報

店名:味乃やまびこ 春光店
住所:旭川市春光5条9丁目
電話:0166-51-8975
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜
駐車場:あり

食べ歩き後記

いかがでしたか。

今回の3店、振り返ってみればこんな店があったのかと元気がもらえる新進気鋭の食堂あり、知らないまちなのになぜだかノスタルジーが心地よい店あり、また懐かしさに浸る老舗ありと、個人的には、我がラーメン人生に温故知新を思わせるような展開になりました。

はっきり申しますと、場所(エリア)が決め手の食べ歩きです。
が、思わず価値のあるひと時になりました。
皆さんも、こんな楽しみ方はいかがでしょう。

この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター

関連するキーワード


ラーメン 春光 春光台

関連する投稿


【移転】ガッツリ系ラーメンでお腹いっぱい食べたい!ボリューム系3軒を紹介!【旭川市】

【移転】ガッツリ系ラーメンでお腹いっぱい食べたい!ボリューム系3軒を紹介!【旭川市】

今回は、旭川でガッツリ食べたいときにおすすめしたいラーメン店を3軒、食べ歩いてきました! 移転オープンした「麺屋くるる カムイ店」ではジロー系のラーメンに挑戦。街中の人気店「ラーメン すがわら」ではボリュームたっぷりの特のせしょう油、そして永山の「ラーメン&カフェ 風沙」では、味噌ラーメンに餃子と小ライスをプラス。 どのお店も、しっかりお腹を満たしてくれる一杯ばかり。 お腹を空かせて、いってみましょう!


何度もお店にいっちゃうリピート店舗のおすすめグルメ3選

何度もお店にいっちゃうリピート店舗のおすすめグルメ3選

一度じゃなく何度食べても飽きない美味しいグルメを紹介!


罪悪感少なめ⁈野菜ラーメン4選【旭川】

罪悪感少なめ⁈野菜ラーメン4選【旭川】

「最近野菜食べてないな。でもラーメンが食べたい!」 そんなあなたのお店選びに役立つよう、3段階評価で★をつけました!


【旭川】ラーメンの街めぐり / 末広エリア Part1

【旭川】ラーメンの街めぐり / 末広エリア Part1

連載第5話は、末広の北部方面および環状線沿いの3店をピックアップ。このエリアからは、味わい深い系の3杯が出揃いました。


【旭川】海老味噌、かも味噌…〇〇味噌【ラーメン】3選

【旭川】海老味噌、かも味噌…〇〇味噌【ラーメン】3選

醤油ラーメンだけでなく、味噌ラーメンも個性豊かな旭川。 今回はその中でも特に個性的な「海老味噌ラーメン」「酒粕味噌ラーメン」「かも味噌ラーメン」を食べられるお店をご紹介します!


最新の投稿


【移転】ガッツリ系ラーメンでお腹いっぱい食べたい!ボリューム系3軒を紹介!【旭川市】

【移転】ガッツリ系ラーメンでお腹いっぱい食べたい!ボリューム系3軒を紹介!【旭川市】

今回は、旭川でガッツリ食べたいときにおすすめしたいラーメン店を3軒、食べ歩いてきました! 移転オープンした「麺屋くるる カムイ店」ではジロー系のラーメンに挑戦。街中の人気店「ラーメン すがわら」ではボリュームたっぷりの特のせしょう油、そして永山の「ラーメン&カフェ 風沙」では、味噌ラーメンに餃子と小ライスをプラス。 どのお店も、しっかりお腹を満たしてくれる一杯ばかり。 お腹を空かせて、いってみましょう!


旭川から日帰りで深川へ!温泉と道の駅を楽しむ休日

旭川から日帰りで深川へ!温泉と道の駅を楽しむ休日

旭川から車で30~40分ほどで訪れることができる深川市。国道12号を使って気軽に出かけられるので、日帰りドライブにぴったりの場所です。今回は、自然に囲まれた「アグリ工房まあぶ」と、特産品が集まる「道の駅ライスランドふかがわ」へ。温泉でゆっくり過ごし、お気に入りのグルメや買い物も楽しんできた一日をご紹介します。


東川町の「キトウシの森 ケビン」に泊まってみた!ほぼ手ぶらキャンプ体験!

東川町の「キトウシの森 ケビン」に泊まってみた!ほぼ手ぶらキャンプ体験!

今回は、『asatan編集部のお出かけレポート』第5弾スタッフI編をお届けします。東川町の「キトウシの森 ケビン」に泊まり、キャンプ道具をほとんど持たない、「ほぼ手ぶらキャンプ」を体験してきました!キャンプ初心者や子連れ家族にもおすすめの気軽に楽しめるアウトドア体験をご紹介します。


【帯広市】勝毎花火大会&キャンプ&グルメ旅

【帯広市】勝毎花火大会&キャンプ&グルメ旅

旭川から車で約三時間半ほど。 道中は寄り道せずまっすぐ向かいました。 メインは勝毎花火大会、キャンプ場で1泊して十勝グルメも堪能してきました。


【旭川発】ぶらり呑み鉄~初秋ふらの旅

【旭川発】ぶらり呑み鉄~初秋ふらの旅

初秋の風そよぐ某日、JRで富良野へ。旨い酒と景色、今年ラストイヤーとなる「富良野・美瑛ノロッコ号」を楽しんだ道中記をお届けします。


コープさっぽろ
新店
不動産
WEB広告
お悔やみ
葬儀'

人気ランキング


>>総合人気ランキング
a不動産
イズミ
旭川ホテルガイド
旭川を盛り上げよう!キュレーター募集!