聖台ダム公園(聖台貯水池)
旭川から向かうなら、美瑛坂を越える途中で北美瑛に向けて左折します。ロードサインに従い車を進め、森を感じてきたら右手に聖台ダムが見えてきます。左手が駐車場。キレイなトイレもあります。
ダムは元来、水田用の貯水池なので夏期には水がちょっと少な目ですが、ダム湖を望む東屋でくつろぎながら水辺の空気をのんびりと楽しむことができます。
一帯は公園になっていて、ダム湖の景色のほか森林散策も楽しめるエリア。(財)ダム水源地環境整備センターの定める「ダム湖百選」に選定されています。春には桜やカタクリが咲き、風光明媚な景色が楽しめますが、紅葉シーズンもおすすめ。
■SPOT DATA
住所:上川郡美瑛町下宇莫別
専用駐車場あり
トイレあり
※冬期間閉鎖
また、付近に新区画ダムというのがありますが、隣接してトイレやパークゴルフのコースがあるもののダム湖付近に立ち入ることができず、親水のひとときはお預けのようです。
水沢ダム
こちらも貯水池なので今時期は水が少な目。ですがダム近くに車を停めて、ダム湖をのんびりと眺めることはできそうです。
美瑛町は観たいところが盛りだくさん。あれもこれもと急ぎ足になりがちですが、ちょっと足を留めて美瑛の空気を感じて見てはいかがでしょう。
出典:付近の案内サイン
上の地図によると、けい船施設からダム湖のほとりに出ていけるように見えますが、今は水が少なくちょっと難しそうです。
でも、散策路があるので(マップ参照)、ウオーキングがてら回ってみるのもおすすめ。あたり一帯は千代田ファームの放牧場なので、まるで牧場の中にいるような臨場感を味わえますよ。
散策路
散策路から見えるダム湖
ダム湖を取り巻く道を車で流してみれば、湖に接近できる場所もちらほらあり、下画像のような景色を撮ることもできました。撮影もまあまあな収穫です。
■SPOT DATA
住所:上川郡美瑛町水沢
駐車場はダム湖沿いに数台可
やっぱ外せないブルーリバー
あえて有名なスポットは回避するつもりでいた筆者ですが、やっぱりブルーリバーは観たい!
水沢は白銀温泉に向かう幹線道に近いので、思い立ったが吉日とばかりに車を走らせました。
おなじみ「ブルーリバー橋」から見下ろせば『白ひげの滝』。季節を問わず、この景色は裏切らないですね。
青い池も良かったけれど、こっちも見て大正解!見逃さないでよかった!と観光客も大満足のスポットです。筆者も思わず見とれて時間を忘れてしまいます。
これからは紅葉、そして冬には雪とともに映える滝はまさに絶景ですよね。
そして、くるりと後ろを見下ろせば、ブルーリバー(下画像)が。こちらも四季の風景に溶け込む様は見ごたえ十分。滝だけを見て、こっちに気づかずそのまま戻っちゃうヒトがたまにいるけど、ああ、残念。
画像上の方(川の下流側)に橋があるのが分かりますか。数年前まではこの橋から、違う角度でブルーリバーを眺めることができたのですが、今はバリケードによって進入禁止に。とても残念です。
■SPOT DATA
住所:上川郡美瑛町白金
駐車場は、付近に何となく停められるようだが、正しくは公共駐車場(無料)を利用すべし
おすすめ! 白金不動の滝
「白金のパワースポット」の異名を持つこのエリア。目立つ看板はありませんが、まるで表札の様に立つバス停が目印。
幹線道では「白銀温泉」と「青い池」のほぼ中間に位置するが、こここを高速で通り過ぎる車多し。これを観ないのはとても勿体ないと思います。
入口付近。重厚な碑が立ち並ぶ。
不動の滝の「不動」は白金滝不動尊のこと。
車を置いて小径を行けば、凛とした空気が張り詰めている。
進んでいくと左手に不動尊が祀られている。その先に滝がちらりと見え始める。
滝までは入口から数分という距離。
おおっ、見えてきた。滝だ!
この辺りまで来ると、空気はさらに冷たい。この日は真夏日だったが、半そででは肌寒いくらいです。
滝の落差は約25メートル。大規模とは言わないまでも水量が豊富なので流れ落ちる水音が辺り一面にさんざめく。
マイナスイオン満点、というより、霊験あらたかと言った方がしっくりと来ます。
神聖ということばに相応しく、水はひたすらに清らかです。手を入れると痛いくらいに冷たい。
また、川辺は苔も美しく、温泉街のすぐ近くなのに人がやたらと入り込んでいないことが分かります。
以下、ちょっとこだわって撮ってみた2枚です。
瀬の周辺は柵がなく、また舗装もされていません。
ご覧のような状況につき安全とは言えないので、ご注意下さい。
さあ、帰り道。
来た道に交差した小径には白金新四国八十八ヶ所の石仏群が並んでいます。ご興味あらば散策などいかがでしょうか。
■SPOT DATA
住所:上川郡美瑛町白金
専用駐車場なし。路肩の駐車帯に停めることも可能だが、バス停をふさぐことのないよう注意されたし
秋もおすすめ
いかがでしたか。筆者こだわりの水辺の数々。
夏はもちろんですが、この先、9~10月の紅葉シーズンもオススメです。
紅葉が映える水辺というのも、とても絵になります。
秋のドライブに、ちょっと予定に入れてみてはいかがでしょうか。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター