旭川市図書館 自動車文庫って?
自動車文庫は、旭川市図書館による移動図書館車のことです。本を積んで旭川市内を巡回しています。
旭川市には図書館がいくつかあります。でも、自宅が、2つの図書館のちょうど中間くらいの位置にある…なんてパターンもあるのではないでしょうか?そのような場所に住んでいる人のためにあるサービスです。
通称BM(Book Mobile)と言われる移動図書館車は、月に1回、50以上のスポットにとまります。あらかじめ決められた日時に、小学校や幼稚園、団地、商店などの近くに巡回します。
車がとまっている時間は1スポットにつき30分ほどです。巡回場所や日程については、旭川市図書館のホームページ上に【自動車文庫巡回日程】が載ります。
本を借りるためには、旭川市図書館の【図書館利用カード】を持っている必要があります。登録に関しては、移動図書館車ではできないので、登録がお済みでない方は図書館で手続きをしてくださいね。
利用方法は?
利用方法は簡単です。
停まっている移動図書館車に入って行って、好きな本を選びます。借りたい本が見つかったら、運転席後ろにあるカウンターで手続きをします。
借りたい本と図書館利用カードを出して、係の人にバーコードを読み込んでもらって完了です。
自動車文庫、3つのメリットとは?
移動図書館車は、通常の図書館と違うメリットが3つあります。その3つのメリットをご紹介します。
■1人で20冊まで借りられる
通常の図書館では、1人が借りられる冊数は10冊までです。
しかし、自動車文庫では、【1人20冊まで借りられる】のです。ママが子ども2人分の図書カードを持って行けば、自分の分も入れると60冊も借りられることになります。(運ぶのはかなり重くて大変だと思いますが…)
子どもにたくさん本を読ませたい人には、ありがたいですよね。
■貸し出し期間は1カ月
【貸し出し期限が1カ月 】と長いこともメリットです。通常の図書館で本を借りると、返却期限は2週間です。
じっくり読みたいのに、時間がなくて読みかけのまま、返却日を迎えてしまうことはありませんか?私はよくあります。その点、自動車文庫で借りると、返却期限が長いのでゆっくりと読むことができるのです。忙しくて読む時間がない…なんていう人にはかなりオススメなポイントです。
■図書館が近くにない場所に来てくれる
メリットの3つ目は、近くに図書館がない人でも利用できる点です。必ずしも自宅の近くまで来てくれるとは限らないかも知れませんが、旭川のかなりの地区を巡回しているので、自宅から近い場所に停まる可能性は高いといえます。
自動車文庫の達人は、予約制度も賢く利用
私の友人で自動車文庫のヘビーユーザーがいます。彼女は、自動車文庫の棚にある本を借りるだけではなく、旭川市内の図書館にある本を予約して読みたい本を持ってきてもらっています。かなり自動車文庫を使い倒している印象を受けます。
自動車文庫を利用した際に配られるA3サイズのお知らせに、新しく入った本が掲載されています。その中から、興味のある本をピックアップして予約をするそうです。
受取場所を自動車文庫に指定して予約をすると、他の人が借りていない本であれば次の巡回のときに、持ってきてくれます。
予約は、自動車文庫に置いてある予約カード・電話(中央図書館へ)・FAXで行うことができます。新しい本以外にも、旭川市内の図書館にある本であれば予約をすることができるので、便利ですね。
運転席側には、大人向けの本があります。小説やエッセイ、実用書など。
助手席側には、こども向けの本がずらっと並びます。
まとめ
本を読みたいけれど、図書館まではちょっと遠くて不便…という方は、近くに自動車文庫の巡回スポットがないかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
わからないことがあれば、係の人にどんどん質問してみてください。とても気さくな方が多くて、癒されますよ。
主婦ライター。
中学・高校時代は、旭川で過ごしました。
2018年から3年半、旭川で生活。現在は、札幌在住。
タロット占いが、身近な存在になっている今日この頃。