熱中症は
高温・多湿な環境に長時間いることで、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態
のことです。屋外だけでなく室内にいるときでも発症し、場合によっては死に至ることもあります。
日常生活での注意事項
■①暑さを避ける
行動の工夫
●暑い日は行動を控えて休憩をとる
●屋外では日なたを避け日陰を選んで歩く
●日なたでは積極的に日傘を使用する
衣服の工夫
●ゆったりした衣服にする、襟元を緩めて通気する
●吸汗・速乾素材のものを着用する
住まいの工夫 (室内で涼しく過ごす工夫)
●エアコンや扇風機を活用する
●風通しを利用する
●ブラインドやすだれを垂らす
■②こまめな 水分補給
●のどが渇く前に飲む
●たくさん汗をかいたら塩分も補給する
●起床時、入浴前後に飲む
●1日あたり1.2リットルを目安に
■③急に暑くなる日や 継続する暑さに注意
●暑くなり始める日、急に暑くなる日、熱帯夜の翌日、厳しい暑さが続く日に注意する
●エアコンが使えない場合等は近くのクーリングシェルターを利用する
クーリングシェルターのご利用を!
暑さをしのぐ場所としてクーリングシェルター※1を指定しています(スーパーや郵便局等)
利用可能期間 6/1~9/30※2
※1 過度に冷房を稼働させる施設ではありません。
※2 一部施設は7/1から
【詳細】環境総務課 25・5350
■④暑さに備えた 体づくり
●本格的な暑さを迎える前に「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を1日約30分継続する(体が暑さに慣れるには数日~2週間が目安) ※ただし、暑い時には無理をしない。
■⑤各人の体力や 体調を考慮
●風邪等で発熱したり、下痢になったりしている場合や、寝不足の状態、二日酔いなどで脱水状態のときは暑いところに行かない
●特に熱中症のリスクの高い方(高齢者・乳幼児・持病がある・肥満・障害者等)は注意する
■⑥集団活動の場では お互いに注意
●個人の体力や体調に合わせたペースを守らせ無理をさせない
●こまめな休憩をとり一人あたりの活動時間を短くする
●集団活動のスケジュールを工夫する
動画で紹介!~動画ではさらに詳しく!
熱中症を疑うときの応急処置
もし、あなたの周りの人が熱中症かもしれないと思ったら……。落ち着いて、状況を確かめて対処しましょう。

「熱中症(特別)警戒アラート」をチェック
熱中症(特別)警戒アラートは、危険な暑さへの気付きを促し、熱中症への警戒を呼びかけるもので、国から
前日夕方または当日早朝に発表されます。その後、市SNSでも発信するほか、インターネット、テレビ、ラジ
オでも発信されますのでご確認ください。また、アラートが発表されていなくても暑さ指数(WBGT)を意識し
て、下表のとおり注意して行動しましょう。

■暑さ指数(WBGT)とは
熱中症に関連する、気温、湿度、日射、輻射、風の要素をもとに算出する指標
■情報配信をチェックしよう
環境省のLINEやメール配信サービスでタイムリーに知ることができますのでぜひ活用しましょう。
●熱中症警戒アラート等メール配信サービス
●暑さ指数(WBGT)メール配信サービス
●LINEアプリを活用した情報配信
■アラートが発表された時は
●外出はできるだけ控える
●外での運動は原則中止・延期にする
●普段以上に上記「日常生活での注意事項(④を除く)」の熱中症予防行動をとる
●熱中症のリスクが高い方(高齢者等)に声かけをする
ミつける健幸講座
皆さんがお集まりの機会に「熱中症にならないコツ」をお伝えしています。詳細は市HPに掲載しています
【参考・引用】『熱中症環境保健マニュアル2022』(環境省)、『日常生活における熱中症予防指針 Ver4』(日本生気象学会)