自覚症状の第1位は肩こり!
厚生労働省の「国民生活基礎調査」では、女性の痛みや辛さの自覚症状の第1位が肩こり!
男性は第2位(1位は腰痛)となっています。
肩こりの原因は、長時間のデスクワークや眼精疲労、運動不足、ストレスなど、生活習慣によっても変わります。
私自身、長時間のデスクワークでいつも肩と首の痛みがあり、ただの肩こりだと思って放置しているうちに、自動車のハンドルを握ることさえ難しくなるほど悪化してしまったことがあります。
そんな時に、偶然出会ったのが私の先生、『足もみ楽音』の竹澤仁美さんです。
「首や肩からはまるで関係のない足を揉んで、効果があるのか?」
と、半信半疑で受けた初めての足もみは想像以上の痛さでしたが、その場で首と肩の痛みが取れ、翌朝感じた心身の爽快感は、今でも忘れられません。
そんな、私が足もみに出会ったきっかけになった、肩こり解消の反射区についてご紹介したいと思います。
まずは足を揉むべし!
■【肩】
肩の関節部分で、五十肩などでも痛みが出やすいところです。
反射区は関節だけではなく、周辺の筋肉や靭帯にも対応しています。
反射区の位置は、両足の小指の付け根にある丸い骨の部分です。
PEONY若石足療
足の側面だけではなく、足裏側にも広がっているので注意します。
反射区が柔らかくなるよう、まんべんなく揉みます。
■【僧帽筋】
僧帽筋は、後頭部から首筋、背中から肩甲骨、鎖骨までつながり、腰まで広がっている筋肉です。
特に、首や肩甲骨を動かしたときに働きますが、他の様々な筋肉とともに肩こりや姿勢に関係がある筋肉です。
僧帽筋
イラストAC
反射区の位置は、両足の人差し指から小指の付け根のふくらみの部分で、帯状になっています。
PEONY若石足療
小指の方向に流すように揉みます。
■【肩甲骨】
肩甲骨は肩の下、背中の上部に位置している、お皿のように平たい逆三角形のような形をした骨です。
腕を上下・左右・前後に動かす役割があり、非常に可動域が広い関節なので、動きが悪くなれば肩こりはもちろん、身体に様々な影響を及ぼします。
肩甲骨
イラストAC
肩甲骨の内側にも筋肉が走っていますが、外側からは触ることが出来ないため、揉みほぐすことはできませんが、反射区は内部からの伝達ですので、こうした筋肉のコリにも対応することができます。
PEONY若石足療
反射区の位置は、両足の甲側、薬指と小指の中足骨の間です。
骨の間の凹みを、指先の方から足首の方向へ流すように揉みます。
■【頸部】
頸部は、頚椎などの脊柱を囲む筋肉群で、頭の支持、回転、曲げ伸ばしなどの複雑な動きをするため、複雑な障害が起きやすいところです。
心臓から脳への血管もあるので、血行の障害は重大な障害を起こしやすくなります。
PEONY若石足療
反射区の位置は、両足の親指の付け根の部分で、足裏側から指股の内側まで伸びています。
人差し指との間側から外側に向かって、指でしっかり揉みます。
■【頚椎】
人間の骨格を形成する、基本となる脊椎の上部7個を頚椎といいます。
首に該当しますが、大脳から身体の各部位へ指令する中枢神経が通っています。
最近よく聞くストレートネックや、ムチウチ症など、骨の変形や歪みにより、手のしびれや麻痺、歩行障害や腰痛など様々な症状を引き起こします。
PEONY若石足療
頚椎については 【頭痛改善】 でも書いていますが、反射区の位置は、両足の親指の第一関節と第二関節の間で、やや側面の骨のキワになります。
指先の方からつけ根に向かって擦るように揉みます。
足は該当する反射区だけを揉むのではなく、足全体を揉んで全身の血行を促進することを推奨しています。
出来るだけ、足全体を揉むように心がけてください。
(運動したときに肩が痛む、手のしびれや麻痺がある場合は、治療が必要な病気の場合もありますので、まずは病院を受診してください。)
足もみをする時の注意点
・食後一時間は避けてください。
・妊娠中・生理中・手術後・怪我をしているときは避けてください。
・肌を保護するため、クリームやオイルなどを使いましょう。
・足をもんだ後は、白湯または常温のお水を飲みましょう。
※効果・効能については個人差があります。
※毎日のセルフケアプラス、週に一度のプロによるチェックが最適です。
※ご質問、ご相談はお近くの若石プロのお店、または「国際若石メソッドスクール」へお問合せ下さい。
(https://www.jakuseki.com/salon-pro.html)
足は第二の心臓です!
誰でも簡単に生活に取り入れられる『若石健康法』について書いています。
旭川在住。趣味は旅行、読書、映画鑑賞。
・国際若石メソッドスクール認定マスターズスクール講師
・NPO地球足もみ健康法普及協会賛助会員