車で2時間【日本海】海鮮ショッピングに行こう!

車で2時間【日本海】海鮮ショッピングに行こう!

ドライブシーズン到来。ちょっと足を延ばして海辺のまちまで新鮮な食材を買い求めに出かけませんか。旨いもの好き必見の情報です。 ※掲載内容は取材当時のものであり、商品は季節によって異なること、また、必ず入手できることを保証するものではないことをご了承ください


小平町 臼谷漁港

留萌市から車で北へ約20分。ここは小平町の臼谷という港町。臼谷は海水浴場として有名で、夏には旭川からも多くが訪れる。
この漁港は、その日に獲れた魚介類が直売されることで有名だ。

留萌から羽幌方面に向かう道道から入ればすぐ。漁師さんの直売店が軒を連ねる。
出店は日によって(水揚げの状況によって)数は違うが、筆者が訪ねた当日は8店ほどが開店。
その日の朝に、臼谷漁港で水揚げされたばかりのホタテやタコをはじめとする魚介類が販売される。

臼谷漁港の代名詞といえばホタテ。店先では水を張った水槽の中に活ホタテがいっぱい。
がさごそ動いたり、たまに水をピュッと飛ばすやつもいて、生きが良いことは一目瞭然。

価格は大きめ1枚120円、小さいのが100円というのが相場(日によって違う場合あります)。
これは安い!

筆者は大きいのを10枚購入。
ちなみに、ホタテ貝はぺったらこいので1枚2枚と数える。

でも、ホタテの貝なんて自分で開けられないし・・・。
という方も心配無用。店の方が開けて(剥いてとも言う)くれる。
上画像、その手つきの速いのなんのって、さすがプロ。見てるとびっくりするよ。

筆者は自分で開けられるが(見栄ではない)、貝殻は結局ゴミになってしまうので6枚だけむいてもらう。
4枚は家で浜焼き(貝焼き)にするので、そのまま持ち帰ることに(事の詳細はのちほど)。

そこへ、ざざ~っとホタテの稚貝が持ち込まれる。

これはホタテを購入した人へのサービス品。いわゆるオマケだ(どこの店でもやっている訳ではない)。
あげるよ、と言うので「ちょっともらおうかな」とお願いしたら、ちょっとどころではない量を袋に入れてくれてビックリ(買ったホタテひと袋よりデカい)。
返しますとも言えず(笑)有難く頂いてきたのだった。


直売店は各店それぞれに、様々なものを売っている。
たとえば・・・

うーん、ひらめも魅力的。
刺身にするか、ムニエルもいいけど、今夜はメニューを決めちゃったしな・・・
と、悲しい決断を迫られる筆者(笑)

売り物かどうか分からないがホヤがいた。
食べたい~

魚介の加工品もいろいろ並んでいたりして、目移りすること必至

見ていて面白いのが、ホッケの開き。
数軒が、開いたホッケの身を乾燥させるために、専用のマシンでぐるぐる回している。

ホッケのメリーゴーランドや~
なんて近づきすぎるとキケン。ホッケの水分や脂が飛んでくる場合あり(笑)


で、臼谷漁港のもうひとつの代名詞はタコ。

思わずカメラに収めたいこんな光景があちらこちらの店先で。

これは茹でタコ。その日の朝に水揚げされたタコをそれぞれの店内の大釜で茹で、足と頭を店先に吊るして販売している。
サイズはさまざま。足は小さいもので30センチ位。大きなものになると成人男性の腕くらいのサイズ感がある。
価格は1キロ1,500円が相場のよう(変動する場合があります)。

筆者、その日のメインディッシュはホタテと決めていたので、ツマミ用にと「小さ~いのをちょうだい」と注文。計ったら350円であった。
ちなみに大きく太いものになると1本3,000円位になる。

専用の茹で釜を見せてもらった。
タコ、大きいもんね。大火力でなきゃ茹でるのは無理というのがひと目で分かる。

上にちょんと載っている(笑)のは、たぶん試食用の足。

そう、その試食がまたすごい。

結局、この店ではタコ足(小さい)1本の他、宗八ガレイ(干物)3枚(600円)を購入。
すると、ここでもオマケと言って、宗八の小さいのを1枚サービス。
さらに、「食べな」と言って画像のタコ刺しもオマケ(わさび、だし醤油つき)。
え、こんなに?買ったタコと同じくらいあるんじゃないのかな(笑)。みなさん、どこまで気前がいいんでしょう。
ということで、近くの海を眺めながら、有難く堪能したのだった。

スポット情報

スポット名:臼谷漁港
住所:留萌郡小平町臼谷
営業時間:不定(概ね朝から昼過ぎまで)
定休日:不定休
駐車場:あり

増毛町 港町市場

次なるは、留萌市から行くなら前掲の臼谷とは逆方向の増毛町。
そのスポットは増毛港のすぐ近く。

当地に詳しい方なら、遠藤水産と呼んだ方がしっくりくるかも。
というくらいよく知られたスポットなのだ。
中には獲れたての海鮮がずらり。

ヒラメやソイがまるごと

カスベなど大きいものはさすがに切り身で

加工品、冷凍品もある

タコもある。ここではカットして売っていた

とまあ、いろいろあって楽しすぎる!

しかし、増毛と言えばエビ!
増毛の代名詞ともいうべき甘エビもずらりと勢ぞろい。
そんな中、当日はボタン海老もあって、筆者の目はキラリ。

パックの中ではエビがバタバタと動いている。
さすが獲れたて。まだ生きてるよ!

さらには、「増毛しまえび」なるエビも。
恥ずかしながら筆者は見るのも聞くのも初めてのものだ。シマエビといって馴染みあるあの北海シマエビとは種が異なるとか。かつ「生食できるよ」とのこと。

筆者のわくわくはもう止まらない。
その夜の晩酌を想像するだけでよだれが出る思い(笑)

ということで、ボタン海老と増毛シマエビを購入し、家路を急ぐ。

帰り道。ドライブ中もクーラーボックスの中でエビたちがガサゴソ。
何とも楽しい買物となった。

スポット情報

店名:㈱遠藤水産 港町市場 増毛直売店
住所:増毛郡増毛町港町4−26
電話番号:0164-53-3119
営業時間:9:00~15:00 (日祝は16:00)
定休日:火曜
駐車場:あり

お腹も満足

ホタテは刺身で楽しむほか、野趣ある浜焼き(バター焼き)に。
貝を開けてもらわずに貝ごと買ってきたのはこれをやるため。

オマケの稚貝。味噌汁にするから「ちょっとちょうだい」と言ったがあまりに多い。ので、まずは酒蒸しにしてみた。

残りは翌日、味噌汁でたんと堪能

2種類見比べてみた。向こうがボタン海老、こちらが増毛シマエビ。
味の違いは、うーん、どちらも甘くてまったりしているという前提で、ボタンはぷりぷり食感(獲れたてだもんね)、増毛は舌触りに味の深さを感じるというか。

刺身は握り寿司に。
こっちがボタン、向こうが増毛だ。
旨い刺身は寿司で食うのが一番と思っている筆者である。
よって見様見真似で握ってみる(笑)

買い物のコツ

・まずは、早めに行く
よいものは売り切れ御免。特に臼谷漁港の直売は昼過ぎになると閉店する店も。

・クーラーバッグ(ボックス)持参で
商品は袋に入れてくれるが、生ものを持って帰るなら保冷機能は必須かと。一応は、臼谷漁港の多くの店は、買った品にペットボトルに水を凍らせたものを付けてくれる。港町市塲は氷一袋無料。というサービスもあるが、筆者はあらかじめ保冷材を用意している。飲み物も冷やせるしね。

この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター

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