「手ぬぐい」とは?
Photo mami
「手ぬぐい」とは、綿製の平織りでできた布のことで、奈良時代からあったと言われています。
入浴や手拭き、布巾に使うほか、お祭りに首や頭に巻いて縁起物としたり、寒過ぎ・暑過ぎを除ける願いに飾ったり身に着けて使われてきました。
手ぬぐいの寸法は、ひと幅約90センチ。
模様や文字が染め出されているものを言います。
現代になり、おしゃれなデザインが増え、結んでバッグにしたり、壁に飾ったり、ハンカチとして使ったりと用途が増えました。
旭川市内に古くからあるのは、近藤染工場と水野染工場。
今回は近藤染工場で購入した手ぬぐいをご紹介します。
旭川|近藤染工場
Photo mami
1条通りに面している近藤染工場は明治31年創業の老舗。
機械染めで量産する工場が増えた中、今も変わらず手染めの「刷毛引き」を守り抜いています。
工場のお店では、手ぬぐいやエコバック、風呂敷の販売をしています。
また、染物体験も開催。(要問合・要予約)
バンダナサイズの作品を作れるのだとか。
観光客にも人気の体験会です。
Photo mami 手ぬぐいは平均価格1430円から。
Photo mami
あべみちこさんの作品をひとつ購入しました。
上は旭岳連邦の山々からスタートします。
旭川の農産物・旭山動物園・旭川家具。
旭橋・石狩川・買物公園・旭川ラーメン・日本酒・新子焼と、旭川のいいところ・おいしいものがずらりと続きます。
畳んで使うのはもったいない気がして、壁掛けにしました。
ここを通るたびに、子どもたちはラーメン食べたい! 冬の動物園いつまでかな?
など、旭川市内のことがらに思いを馳せていて、買ってよかったと感じています。
Photo mami 可愛らしくも旭川の魅力が豊富で充実の手ぬぐい。
■*Shop info*
(株)近藤染工場
住所:旭川市1条通3丁目右1
電話: 0166-22-2255
営業時間:8:30~17:00
定休日:土曜・日曜
公式Instagram:https://www.instagram.com/konsome2255/
上川町|愛山渓温泉
Photo mami
毎年5月~10月の間だけ営業する温泉。
標高1000メートルの場所にあり、永山岳や当麻岳の登山口でもあります。
大正時代に温泉が発掘されてから今に渡り、源泉100%かけ流しの温泉で、
登山客のロッジとしての役割も果たしています。
日帰り温泉客も受け入れていて、大人は700円、子ども(小学生以下)は450円です。
Photo mami
伺ったのは9月9日。
いつも「愛山渓温泉」の看板を横目にとても気になりながら通り過ぎていました。
ロッジの中はとても素敵な造り。
天井から床までの一面の窓からは、山々がよく見えます。
温泉は小さめの浴槽がひとつ、洗い場は4つほどですが、秘境温泉の風情がステキ。
必ず誰もがまた行きたくなる温泉でしょう。
また、愛山渓温泉でしか買えないオリジナルの手ぬぐいやTシャツが売っていました。
Photo mami 迷った末に「愛」の中に温泉マークがあり「愛山渓倶楽部之印♨」の刻印のついた手ぬぐいを選びました。
Photo mami
手ぬぐいは、長さのある上下は生地の耳をつかっていますが、左右は切りっぱなしになっています。
糸がどんどんほつれてきてしまうので、あらかじめたて糸を何本か抜いておくといいですね。
ミシンや手縫いをしてもよいのですが、せっかく四辺ともやわらかいので、糸を抜くのをおすすめします。
使ううちにしっとりとし、洗うたびに馴染んだ柔らかな手ぬぐいになります。
■*Shop info*
大雪山愛山渓温泉
住所:上川町愛山渓
電話:050-3574-8265(愛山渓※)(休止中)/01658-9-4525(層雲峡)(08:00~16:00)急ぎの場合はこちらへ
営業日時:5月末から10月初旬程度(その年の雪の状況による)/10時~19時
公式Instagram:https://www.instagram.com/aizankeionsen
湧別町|道の駅 かみゆうべつ温泉 チューリップの湯
Photo mami
旭川から車で約2時間30分。
春はチューリップ公園の花々でにぎわう湧別町に、道の駅を兼ねた温泉「チューリップの湯」があります。
道の駅の外には昔の湧別の駅と蒸気機関車が展示されていて、歴史を感じます。
Photo mami 温泉は浴槽が二つある露天風呂を中心に心地よいお湯を楽しめます。
Photo mami
チューリップの湯の売店で見つけたのが「湧別」オリジナルの手ぬぐい。
温泉へ入る方用に、通常のタオルを販売していますが、そのお隣にありました。
湧別の名物、チューリップ・帆立・牡蠣・牛・たまねぎと地名が描かれています。
色は一色のみ。
お値段は残念ながら失念しましたが、700円くらいだったと記憶しています。
Photo mami
手ぬぐいを切ったり縫ったりしなくても、折るだけでポーチを作ることができます。
YouTubeなどの動画サイトにも載っているので、ぜひご覧ください。
筆者も湧別で購入した手ぬぐいで、保険証やお薬手帳などのケースを作ってみました。
簡単なのにしっかりしているし、折っただけなのに型崩れせず重宝しています。
折るだけポーチはおすすめです。
■*Shop info*
道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯
住所:湧別町中湧別那珂町3020-1
電話:01586-4-1126
営業時間:10:00~22:00
定休日:無休・不定休
公式サイト:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/472/
旅先でご当地手ぬぐいをゲットしませんか。
地元旭川の染工場へ、足を運んだことのある市民はどれくらいいるでしょう。
旭川の良さを発見できるひとつに手ぬぐいがあると感じました。
様々なデザインと使うほどに馴染んで吸水力が高まる手ぬぐい。
ぜひ生活に取り入れてみませんか。
♡旭川市内で暮らすライター。
♡保育士経験を活かしたコラム、障害児育児、北海道観光、道内温泉、旭川のグルメ、アウトドアの記事を執筆中。
♡寄稿媒体:UHB北海道文化放送局「SASARU」・たびらい北海道・いい眠りPress・温泉風呂録、など
♡高校生と中学生のママ。趣味はカメラとアウトドア。トラ猫飼ってます。