前回までのあらすじ
前回は稚内市内での観光地やグルメ情報をご紹介致しました。
今回はその続きにあたる宗谷岬から国道238号線をそのまま東南方面へ下ったところからのご紹介になります。
旭川を朝8時半頃出発して、そろそろ夕方に差し掛かろうとしています。
それでは後編スタートです。
さるふつまるごと館 小松水産(株)
Photo:らくださん
さて、宗谷岬からオホーツク海側を下って辿り着いたのが道の駅さるふつ公園敷地内にある「さるふつまるごと館」さんです。
コチラでは新鮮な生のホタテを提供して頂けます。
そうですよ。せっかく猿払村に来たんですから、名産のホタテを食べないワケにはいきませんよね。
Photo:らくださん
お店の中で鮮ホタテを焼いて食べることも出来ますが、今回我々はコテージで海鮮BBQを予定していましたので、コチラでホタテを人数分(1枚227円)持ち帰りとして購入させて頂きました。
レジで持ち帰りのお願いをすると、係の方が現れて写真にある水槽からアミでホタテをすくってくれます。
ホタテの貝殻のカドの荒さについてなど、怪我をしないようアドバイスを頂きながら車のクーラーボックスへ持ち込みました。
店舗情報
住所:北海道猿払村浜鬼志別214-7 (道の駅さるふつ公園内)
電話:01635-4-7780
営業時間:09:00~17:00
定休日:不定休
駐車場:あり
はまとんべつ温泉コテージ
Photo:らくださん
猿払村を離れてオホーツク海を左手に眺めながら一路浜頓別町へ。
美人の湯として有名な「はまとんべつ温泉コテージ」へやって参りました。
コテージの受付はお隣の「はまとんべつ温泉ウイング」さんで行っています。
コテージ前に車を停めて、徒歩にて移動します。
Photo:らくださん
コチラはまとんべつ温泉ウイングさんのフロントにてコテージのチェックインを行います。
コテージにも温泉がありますが、こちらの大浴場も利用することができるんですね。
Photo:らくださん
コテージの中はシンプルながら部屋は広めにスペースが確保されています。
部屋にはエアコンも常設されています。冬には威力を発揮しそうなストーブも設置していますのでオールシーズン安心ですよね。
Photo:らくださん
我々が借りたコテージがベッドは2つ、畳スペースに布団が2つ敷けるようになっていました。
特に狭さや不便さは感じませんでしたし、必要十分な感じがしました。
Photo:らくださん
キッチンには食器や電子レンジなど一通りのものが用意されていますので、手ぶらでも安心して利用できます。
もちろんバスタオルや歯ブラシなどのアメニティも用意があります。
Photo:らくださん
お庭からはクッチャロ湖が見え、湖畔にあるコテージのイメージそのものの雰囲気があります。
焼き台がセットされていますので、炭と焼き網を持参すればBBQも楽しめちゃうんですよね。
Photo:らくださん
てなワケで、先程さるふつまるごと館さんで購入したホタテをサバいていきます。
とても鮮度が良いので身がプルンプルンしています。
準備が整ったらBBQの始まりですよ〜♪
Photo:らくださん
ホタテを貝殻の上に置き直し、もちろん味付けは醤油のみ。
以前コストコで買った何だかよくわからないデカくて長いソーセージと一緒に焼いていきます。
そう。そうなんです。もうホタテ食べてお酒飲むことくらいしか頭にないんですよね(笑)
Photo:らくださん
いやぁ〜、猿払産のホタテって、ホント大きくてブ厚くて美味しくて凄いんですよね。
ビール片手に鮮度の良い焼きたての大きなホタテを頬張っていると、う〜ん、これぞまさに至福の時。
ホテルと違ってこういった事が自由にできるところがコテージ泊の良いところですよね。
Photo:らくださん
そして食事の後はお風呂ですよ。
ええ。そうなんです。コテージには温泉がついているんです。
至福の時パート2ですね。
しかも浜頓別の温泉は、とろりとした黄褐色の泉質が素晴らしく「美人の湯」として有名なんですよね。
Photo:らくださん
さらに源泉掛け流しの温泉を独り占めできるんですから贅沢極まりないですよね〜。
もーねー、夕食後に入って寝る前に入って、朝起きてまた入って、ホント温泉三昧の時間を過ごしました。
美人になれたかどうかはさておき、お肌に優しい泉質なのは誰にとっても嬉しい事ですよね。
宿泊施設としては間違いなくトップクラスの満足度。
一年を通して楽しめますので、ゆったりとした時間を過ごしたい方には絶対にオススメですね。
施設情報
住所:北海道
枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔17
電話:01634-2-4141
営業時間:はまとんべつ温泉ウイング ホテルフロントにて対応
定休日:不定休
駐車場:あり
ウソタンナイ砂金採掘公園
Photo:らくださん
一夜明けて翌朝、同じ浜頓別町内にあるウソタンナイ川で砂金堀りの体験に向かいました。
いやぁ、最近では金の価格が高騰していますから、これはちょっと期待してしまいますよね〜(笑)
場所はコテージのある浜頓別町中心地から少し離れますが、ナビをセットすると比較的スムーズに移動する事ができます。
Photo:らくださん
道中には写真のように看板が出ていますので、交通量はそれほど多くありませんが不安なく進む事ができます。
Photo:らくださん
砂金掘り体験の受付は、コチラのゴールドハウスで行っています。
なかなか直接的なネーミングが凄いですね。
Photo:らくださん
料金は川掘り体験料金は1人500円。
料金の中に、胴長(長靴のモモまであるタイプ)と用具(カッチャとゆり板)のレンタル料が含まれています。
時間無制限で遊べますので、思う存分砂金を獲ってやりましょう。
Photo:らくださん
まずは借りたミツウマの胴長(超長靴)を装着。
スンゲー長いんですが思ったより履きやすく、特に違和感はありませんでした。
軍手やゴム手などは貸し出されていませんので、事前に用意して持参すると良いかも知れません。
Photo:らくださん
コチラが貸して頂いた用具のカッチャとゆり板です。
よくテレビなんかで見る丸いフライパンみたいなタイプとは違う用具でした。
さて、準備が整ったら早速ウソタンナイ川の砂金採掘場へ向かいましょう!
Photo:らくださん
現場では砂金採掘インストラクターのおじさんが、どのように砂金を掘るのかレクチャーしてくれます。
まず最初に川底の大きめの石を取り除き、砂をかき出しやすくします。
Photo:らくださん
次にカッチャと呼ばれる道具で川底の砂を掘り、ゆり板と呼ばれる道具の上に彫った砂を載せていきます。
この時、なるべく川の底の方からすくいあげるようにすると良いとの事でした。
Photo:らくださん
続いて、ゆり板に載せた砂をゆすります。
ゆり板を川に浸けた状態で、結構強めにワシャワシャと何度もゆすります。
金属は石や砂より比重が重いので、ゆするとゆり板の底に溜まり、逆に比重の軽い石や砂は浮き上がって外に出ていきます。
Photo:らくださん
これを繰り返していくと写真のようにゆり板には砂と砂鉄とちょっぴり砂金が残るようになっていきます。
砂鉄の入り方が多ければうまくゆすれている証拠になりますので、砂金が獲れる期待度が上がるんですね。
Photo:らくださん
指さしているところに小さな小さな砂金がありました!
インストラクターさんの手の向かって左側、ゆり板の底が黒くなっているのが砂鉄です、
写真右手側から川の水を少しづつかけてあげると砂鉄が下側に流れ、比重の重い砂金が残る、という手順になります。
さぁて、砂金掘りのやり方がわかったら、後は獲るのみです!
Photo:らくださん
よっしゃ〜!獲るゾ〜!
宝じゃ宝じゃい! と皆一斉に作業開始(笑)
も〜川底全部が砂金の気分でワシャワシャ作業を進めます。
腰の痛みもなんのその。時間を忘れて頑張ります。
Photo:らくださん
いや〜、知ってましたよ。わかってました。
そんな、バケツ2杯も砂金が獲れるなんて、あり得ませんもんね。
でもキチンと獲れましたよ。
もちろん写真のような感じで小さな砂金が数粒だけでしたが、気持ちとしては十分でした。
Photo:らくださん
ゴールドハウスの受付では獲れた砂金をラミネートカードに加工してくれたり、専用のストラップも販売されています。
もちろん容器を持参してもOKですので、訪問する際は検討してみてはいかがでしょうか。
Photo:らくださん
また、ゴールドハウス前には悪天候時や何らかの理由で川に入れない方のために砂金掘体験場も用意されています。
ゴールドラッシュこぼれ話
Photo:らくださん
ゴールドハウスの隣には砂金地としての記念碑と案内看板が立っています。
案内看板には砂金地としての歴史と背景情報などが書かれていました。
Photo:らくださん
もともとゴールドラッシュというのは1850年頃アメリカのカリフォルニアで起こり、北アメリカ大陸ではそこから徐々に北上してアラスカ周辺でものすごい量の金が獲れるようになりました。
看板には「東洋のクロンダイク」という記述がありますが、このクロンダイクというのはカナダの北西部にあるアラスカとの国境付近の地域名で、当時一攫千金を夢見た人たちが大挙して殺到したと言われています。
Photo:らくださん
そのクロンダイクゴールドラッシュとほぼ同時期にウソタンナイで砂金が見つかり、採掘量もそれなりに多かったことから「東洋のクロンダイク」と呼ばれるようになったようです。
ちなみに、カナダのユーコン準州にはユーコン川と支流であるクロンダイク川との合流部分にドーソンシティという街があり、ゴールドラッシュに沸いた頃の資料を見る事ができます。
今でも金が獲れることもあるそうで、私が以前当地を旅行した時に知り合った現地の方に本物のナゲット(金塊)を触らせてもらいましたが、マクドナルドのナゲットくらいの大きさなんですけど凄く重くてなかなかテーブルから持ち上げれず、3回くらい持ち替えてようやく手の上に乗せた記憶があります。
金の比重って、本当に重いんですね。
施設情報
住所:北海道
枝幸郡浜頓別町宇曽丹
電話:01634-5-6313
営業時間:09:00~16:30
定休日:月曜日
駐車場:あり
菓子司 松屋
Photo:らくださん
浜頓別町のお菓子といえば、「牛乳もなか」が有名ですよね、
「牛乳もなか」を販売されている松屋さんは、浜頓別町のまちなかにお店を構えています。
Photo:らくださん
ショーケースには牛乳もなかを含めて色々な商品が陳列されていました。
街の老舗のお菓子屋さんといった雰囲気があり、優しい感じが印象的でした。
牛乳もなかはお土産として買って帰っても喜ばれます。
Photo:らくださん
中の餡子が文字通り牛乳の香りがして、甘い味が特徴的でオリジナルな感じがあります。
お茶請けとしても優れていますね。
店舗情報
住所:北海道
枝幸郡浜頓別町大通2丁目3
電話:01634-2-2002
営業時間:09:00~17:00
定休日:不定休
駐車場:あり
さいごに
北海道の最北部にあたる地域を前編後編と2回に分けてご紹介させて頂きました。
旭川からだと日帰りでは結構厳しい距離ですが、1泊2日なら余裕を持って楽しめるのではないかと思います。
特に体験型のアクテビティは時間に余裕を持って楽しみたいものですからね。
無事に家に帰るまでが旅行ですので、みなさんもドライブの際は安全運転を心がけて下さいね。