まんまる まほろ
5条買物公園に昨秋開店した店。
経験豊富な店主の料理に早くも多くのファンが定着した様子。
先頃、開店時間を午後2時から正午に変更。お昼ご飯がてら、あるいは早くから一杯やりたい方には朗報だ。
まだ真新しい店内は、明るくシンプルな雰囲気。
こちらが用意するのは「ちょい呑みセット」。ビールか日本酒、ハイボール1杯とツマミ3品のセットという内容で880円(税別)。
注文できるのは正午から午後2時までと、午後3時半から5時までとなっている。
ツマミは、何が出るかお楽しみ。その日その日で料理が違う。
例えば・・・
わかさぎの南蛮漬け、酒粕の唐揚げなど、通好みなラインナップ。
ふろふき大根は、ゆず香る逸品
珍味にして美味なるアンコウの胃(右)や、タケノコ黄身味噌がけ、明太子の燻製など
と、これだけ見ても、店主の力量がかなりのものと分かる。
何しろ酒が進むこと請け合い。つい酒のお代わりを頼んでしまうほど(酒代別途)。
店名:まんまる まほろ
住所:旭川市5条通8丁目1253−7
電話:0166-56-8415
営業時間:12:00~14:00/15:30~21:00
定休日:月曜(祝日の場合は火曜)
駐車場:なし
おばんざい たりき
お次は同じ5条通り界隈。ふらりーと唯一の2階店だ。
五条通側、建物の向かって右端にある階段を上がるべし。
ふらりーとだから昭和な雰囲気? いやいや、店内はまるでカフェのような洒落た雰囲気で、これがまた落ち着くんだ。
たりきのちょい呑み的おもてなしは「晩酌セット」。生ビールか日本酒に軽いおつまみが付いて1,300円。利用時間は特に限定されていない。
おつまみは、そのために用意されたものか、あまたあるおばんざいメニューを小分けにして提供される。
ツマミの一例は以下のとおり。
本格粕漬けに酒が進むのなんのって
五目豆やおひたしなど家庭的な味にほっとるする
量は少しずつだが、数種あるおかげでツマミとしての食べ応えは十分。しかも味わいのバランスを整えて組み合わせてくれるようで、気がきいている。
開店時間が早いので、昼呑みや宴会前の時間つぶし(ゼロ次会)にも重宝しそう。
店名:おばんざい たりき
住所:旭川市5条通7丁目5.7小路 ふらりーと内
電話:0166-22-3633
営業時間:16:00~22:00
定休日:日曜日、第3月曜日
駐車場:なし
藁しべ
続いては、買物公園を北に向かって。店主の手による串もの、おでんが旨いと評判だ。
藁しべの晩酌セットは、同店の味に気軽に触れられる内容だ。
ドリンク1杯と串もの3本、そして小鉢がついて、なんと1,000円(税別)。
串は焼き鳥好きを満足させるラインナップだ。
※利用は午後8時までの入店が条件、1人1セット限り
という訳で、この日、筆者は日本酒をチョイス
当日の小鉢はほうれん草のお浸し。出汁の風味が効いて美味。
これを肴に呑んでると、やがて串が焼き上がる。
選んだ串はつくね、砂肝、やげん。
ちょい呑みには程よいボリュームだ。
ここでさくっと切り上げたいところだが、先ほどの旨い串があとを引く。
困った(笑)
ということで、もう少し呑もうかなと、酒のお代わりと串を注文(もちろん別料金)。
豚バラを巻いたやつ。これが滅法良い。
何だかんだ言っても、会計はお得な晩酌セットとの合わせ技。結果、お財布に優しい。
店名:藁しべ
住所:旭川市8条通7丁目34−46
電話:0166-26-8033
営業時間:18:00~23:00
定休日:火曜日
駐車場:なし
ちょい呑みの極意
この店・・・、どんな料理があるのかな? はてまた腕前は? というお店の偵察がてら、晩酌セットを利用するというのは非常に有効だ。
ちょい呑みとは、文字通りちょっと呑むこと。率直に言えば、ちょっとの酒と肴をほんのひととき味わうこと。その刹那に楽しみがあるのである。
もしも居心地がよく、ゆっくりしたいなら(その時点でちょい呑みとは言わないけど)追加オーダーは必至。良識ある客として振舞いたいものだ。
すなわち、すっと呑んでさっと帰るのが粋というもの。グラスは空、料理も平らげているのにだらだら居座るのは野暮である。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター