ロゲイニングとは?
ロゲイニングとは、配布された地図を使って指定されたチェックポイントを指定時間内にめぐる近年人気上昇中の競技ひとつです。
チェックポイントではその難易度や距離などによって設定されたポイントが異なり、その獲得点数が最も多いひとが勝ちとなります。
例えばスタート地点から近いものは点数が低く、遠いものや山の上などに設定されたものはポイントが高くなります。
制限時間も設定されるので、遠くの高得点を目指してまわるか、近場の低いポイントのチェックポイントを数多く回るかなど戦略性も重視されます。
なお、制限時間を越えてゴールした場合は1分毎にペナルティ(ポイントの減点)が課せられ、30分を越えると失格(リタイア)となります。
そのため遠くのポイントを稼ぎに行こうとしてもゴールできないと本末転倒になってしまいます。
アイヌ文化と旭川の歴史を探訪するアプカシロゲイニング
アプカシとはアイヌ語で「歩み」の意味。旭川にはアイヌ伝承の地や開拓に関わる史跡などが多く残っています。
アプカシロゲイニングではチェックポイントを旭川の歴史やアイヌ文化にまつわるスポットに設定することで、その文化を感じながらロゲイニングを楽しめるようになっていました。
なお、アプカシロゲイニングではランと自転車の2種類で参加可能で、ランの方はソロとペア(チーム戦)、自転車はソロのみでの参加でした。
ランに関しては範囲が広域なため、バスの利用も許可されていて、当日バスの1日フリーパスが配布されていました。
スタート地点は市民交流センターCoCoDe
出典:sakura
集合場所は市民交流センターCoCoDe。参加料は500円とこの手のイベントにしてはかなり割安。
出典:sakura
開場では簡単なロゲイニングの説明と、チェックポイントでの計測に使う「Eカード」が配布されました。
このオレンジのカードのようなものを、チェックポイントに設置されている専用の台の上に置くとポイントがカード本体に記憶。蓄積される仕組み。
地図とマップから作戦を練る
出典:sakura
出典:sakura
その後スタート開始10分前に地図が配布され、所定の場所内で10分間、地図からどう移動するか作戦を練りました。
地図は2枚で、市街地と郊外の2種類。市街地は近くてまわりやすく、簡単ですがポイントが低め。郊外は遠くて行きづらいですがその分ポイントが高くなっています。
また、一部山の上にもポイントが設定されており、こちらも高ポイントとなっていました。
出典:sakura
地図以外にカラー冊子も配布され、探索のヒントとなってました。
出典:sakura
アイヌ文化や市内の歴史スポットを巡る
そして午前9時にロゲイニングがスタート。制限時間は6時間で午後3時がリミット。この間に一番多くのポイントを稼いだ人が上位となるルールで各自一斉に散らばりました。
出典:sakura
さきほどのEカードは、このような専用台が旭川の歴史的場所やアイヌ文化にまつわる場所に設置されており、見つけ次第Eカードを台座に置いてポイントを貯める。
これをどんどん繰り返して移動していきました。
出典:sakura
他に訪れた場所は...アイヌの伝説に関わるとされる水神龍王神社や
出典:sakura
永山地区の命名の元となった永山武四郎の像
出典:sakura
上川神社や
出典:sakura
明治時代、天皇陛下のお住まいの皇居以外の宮殿、「離宮」が予定されていた上川離宮予定地
出典:sakura
神居古潭竪穴式住居遺跡
出典:sakura
三浦綾子記念文学館
出典:sakura
旭橋
神居古潭など旭川市内とその近郊の歴史的もしくはアイヌ文化にまつわる場所がチェックポイントとされ、自転車で移動してポイントを蓄積していきました。
制限時間内に無事ゴール
結局6時間のうち、まわれたのは全40箇所中23箇所。ポイントにすると370点でした。1位の人は570点でなんと札幌からの参加者でした。
出典:sakura
ゴール後は参加賞としてニセコ町産のお菓子(THE POW BARというエナジーバー)を2つもらい、簡単な大会アンケートに答えて終了となりました。
アプカシロゲイニングの感想
今回はじめてロゲイニングというのを参加してみましたが、普段のサイクリングに加えて目的地が明確に設定され、かつそれを探す楽しみがプラスされるので、普段とは違う体験ができてとても楽しめました。
また、ポイントを稼ぐには効率よくまわることも重要でゲーム的要素もかなり楽しめると思います。次回開催される際はぜひとも参加してみようと思います。
なお、今回はプレ大会ということで次回以降、本格的に開催予定とのこと。もし興味を持った人はぜひとも参加してみてください。
旭川生まれ、旭川市在中の自転車大好き人間。初心者にはサイクリングが好きになるように。中~上級者には有益かつ満足してもらえるようなサイクリング関連の記事を書いていこうと思います。