喫茶の王道 第2弾【ピラフ】市内老舗3景

喫茶の王道 第2弾【ピラフ】市内老舗3景

茶を喫する(飲む)と書いて喫茶店。でも昔の喫茶店には大概、軽食もあって、スパゲッティナポリタンと並んで好まれたメニューが存在した。さて、好評(?)喫茶の王道シリーズ第2弾のメニューは「ピラフ」。昭和のヤングが好んだ味を今再び訪ねてみよう。 ※情報は取材時のものであり、現在、料理の内容や価格が変更されている場合がありますので予めご了承ください


ところでピラフって? 炒飯とは何が違うの?

今からウン十年前。茶店(さてん)に通い出した高校生の筆者。仲間と談笑するうちに「ピラフって炒飯とは違うのか?」という話題に。
しかし、田舎の高校生に分かるはずもなく、「炒飯は中国語、ピラフは英語か仏語」はまだしも、「チャーシュー(豚肉)を使ったら炒飯、鶏肉やエビを使ったらピラフ」説、「食堂は炒飯と言い、茶店はピラフと言う」説など推論は虚しかった(笑)。

では、ピラフとはなんぞや。ちなみに炒飯との決定的な違いについて説明しよう。オトナになった筆者は少し知っている(笑)。
ピラフとは、生の米を具とともにスープで炊いたもの。フランス発祥のいわば炊き込みご飯だ。対して炒飯は、炊いた米を具とともに文字通り炒めた、いわば焼き飯だ。
従って両者は製法が違う、まるで別物だ。当然、味わいも違って来よう。

でも、店によってはピラフを頼むと、厨房から炒める音が聞こえることがある。
それって炒飯じゃ? いや、炒めているがこれもピラフである。強いて言えば「日本版ピラフ」だ。
醤油や塩コショウで味付けをする炒飯に対し、バターやブイヨンを使い洋風なテイストに仕上げたものをピラフとする、昭和の喫茶店独特のメニューである。

ブラジル

喫茶店を語る上で、まず、はずせない店。
何たって市内指折りの老舗だもの、ここのピラフが期待を裏切るワケがない。

ピラフ・スープ付(コーヒー付・750円)

メニューは「ピラフ」となっているが、察するところ「エビピラフ」ですな(見りゃ分かるだろ)。
そうそう、喫茶店のピラフって大概、エビピラフかチキンピラフってのが相場で、もちろん両方をメニューにラインナップするお店も。
それにしても、コーヒーが付いてこのお値段とは。ありがたや、というか当節、苦労なさってるとは思うが。

手際よく炒めたと見え、エビやゴハンに油が回って美味しそう。
前章で言った、いかにも喫茶店のピラフだ。それが証拠に、ほんのりバターの甘い香りがする。
ちなみに、メニューには「炒飯」もあるが、きっとバター風味じゃないと思う(笑)。

むっちりと歯応えのある飯粒。ふんわりと炊いたピラフにはない食感だ。
いやいや、炒めたとか炊いたとかの話はもういいだろう。
ブラジルのピラフは、味付けしっかり目で見た目以上の食べ応えがある、ブラジル流の味わいだ。

お店情報

店名:ブラジル
住所:旭川市3条通8丁目
電話番号:0166-26-3517
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜・祝日
駐車場:なし

亜蘭琲珈(アラビゴコーヒー)東四条店

美味しいコーヒーを提供しつつ、フードメニューが充実した軽食レストランといった雰囲気満載の店である。
ピラフに限っていえば・・・

なんと4種のバリエーション。
喫茶店のピラフの定番、エビとチキンは分かるが、それにしてもハンバーグにカツとは、ずいぶんとピラフ推しだ。
ちなみに、メニューには別に炒飯もある。ので、序章で言った両者の味わいの違いは明確だろう(食べ比べられたらいいのだが)。

ということでチキンをオーダー。
すると、キッチンから何やら炒める音が。
序章で言った喫茶店ピラフかな。

チキン・ピラフ&味噌汁(800円)
注)皿のすぐ横にスタンドライトがあって、その灯りによって料理の色がちょっとビミョーです

味がどうのと言う前に・・・
あ、皿が可愛い。こういう柄、けっこう好みだな。
味噌汁は碗でなくカップ入り。皿も含めて、いかにも喫茶店なコーディネートが、居心地をより楽しくしてくれる。

具は鶏肉(チキンピラフだもの)や玉ねぎなど。
特にうれしいのがマッシュルーム。若い頃の筆者にはこの食材がハイカラで、これが入っているだけでちょっと特別なものを食べてるような気になったものだ。

ピラフはあっさりしていながら、コショウが効いたシャープな味付けが印象的。
アラビゴ「東」の味である。

お店情報

店名:亜蘭琲珈(アラビゴコーヒー)東四条店
住所:旭川市東4条2丁目
電話番号: 0166-25-2377
営業時間:9:00~20:00
定休日:月曜、第2第4日曜
駐車場:あり

セントポーリア

大雪通から8条通を行くと、ほどなく樹木が生い茂る街角に。
まさに喫茶店!!という佇まいに、昔はあちこちに喫茶店があったよねえと、ついノスタルジックに浸ってしまうのは筆者だけではないと思う。

アンティークな店内では、メニューもアンティーク(?)。トーストやサンドウイッチ、カレーにスパゲッティと、どれも喫茶店の定番だ。
もちろん、ピラフもあり。

エビピラフ(550円)

ちょっとしたサラダが一緒という、独自なスタイル。

ニンジンやピーマンが鮮やか。
そうそう、思い出した。ピラフの野菜って、みじん切りというよりは微細な角切り。そんな風に作る店も多かったように思う。

ほんのり甘い香りのする、これも昔ながらのピラフのテイスト。
お腹の中までノスタルジックな気分になった筆者である。

お店情報

店名:セントポーリア
住所:旭川市8条通23丁目
電話番号:0166-34-5930
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり

ピラフな後記

時代が変わったのか、昔よりピラフの盛りが良くなったような気がする。実際、見た目よりずっと食べ応えがある。
昔のピラフは、皿に平べったく(薄っぺらくとも言う)盛り付けられて、お世辞にもボリューム満点!ではなかったはず。
そもそも、店は「軽食喫茶」だから。
ピラフとかスパゲッティってメインディッシュじゃなく、間食だったんだよね。

とかなんとか、思い出話が尽きないのでこのへんで。

喫茶の王道シリーズ第1作も併せてどうぞ。

喫茶の王道【たまごサンド】市内老舗3景 | asatan

https://asatan.com/articles/5572

茶を喫する(飲む)と書いて喫茶店。でも昔から喫茶店には、トーストやサンドウイッチといった軽食もつきものです。中でもお馴染みは「たまごサンド」。で、これがまた、作り手によって違うレシピが実に興味深い。ということで、旭川市内の老舗の個性的「たまごサンド」をご紹介しましょう。

この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター

関連するキーワード


ピラフ ランチ

関連する投稿


【旭川】神楽エリアの【カフェ】で朝昼晩のグルメを味わう!

【旭川】神楽エリアの【カフェ】で朝昼晩のグルメを味わう!

旭川駅からほど近く、博物館やコンサートホールなどの文化芸術施設が位置する神楽エリア。おしゃれな街には魅力的なカフェもたくさん。今回は、神楽エリアのカフェで、モーニング・ランチ・ディナーを楽しめるお店をご紹介します!


おいしくてコスパ最高!障がいのある方たちが働くお店のランチやお弁当

おいしくてコスパ最高!障がいのある方たちが働くお店のランチやお弁当

就労継続支援は、障がいや病気で企業に就職するのが難しい人たちに、働く場所とスキル向上の機会を提供する福祉サービスです。そんな就労継続支援事業所が運営する食堂やカフェでは、リーズナブルでおいしいランチが楽しめます。


【旭川】ランチおすすめ3選【寿司/蕎麦/定食】

【旭川】ランチおすすめ3選【寿司/蕎麦/定食】

旭川にあるランチタイムにおすすめのお店を3店舗ご紹介します。


まちなかで味わえる【オムライス】食べ比べ3品

まちなかで味わえる【オムライス】食べ比べ3品

ランチにも休日のお出かけにも楽しいオムライス。まちなかには、スタイリッシュなひと皿から昔ながらの懐かしい味わいまで、魅力あふれるメニューがそろっています。今回は気軽に立ち寄れる人気店で、味も見た目も異なる3品を食べ比べ。それぞれの美味しさをお伝えします。


【屋台も出店予定!】ココケッコウの特等席で花火を間近で見ませんか?

【屋台も出店予定!】ココケッコウの特等席で花火を間近で見ませんか?

旭橋のたもとにあるオムライスが人気のお店『ココケッコウ』。さらにカフェタイムの時間では新メニューの飲むスイーツとアサイーボウルも発売中!ぜひこの機会にココケッコウへ足を運んでみてください♪


最新の投稿



【豊富町&幌延町】で合鴨料理と極上ソフトを楽しむ♪【旭川発】てんぽくグルメドライブ

【豊富町&幌延町】で合鴨料理と極上ソフトを楽しむ♪【旭川発】てんぽくグルメドライブ

旭川から国道40号線を北に向かって車で約3時間半。チョット距離はありますが豊富町&幌延町には魅力溢れる美味しいグルメがたくさんあります。今回はそんな北海道屈指の酪農地帯へのドライブルートをご紹介致します。


【旭川近郊】北海カレー道2026がスタート!今年も全店制覇を目指してカレーの旅へ

【旭川近郊】北海カレー道2026がスタート!今年も全店制覇を目指してカレーの旅へ

道北エリアの人気カレー店を巡るスタンプラリー企画「北海カレー道2026」が、7月から始まりました。今回は昨年よりもエリアと参加店舗数がパワーアップし、8市町村16店舗が参加する過去最大規模の開催。 スタンプを集めると、限定ステッカーやオリジナルグッズがもらえるのも魅力のひとつ。どのお店も個性たっぷりで、「次はどこへ行こう?」と巡る楽しみが広がります。 今回は、さっそく訪れた2店舗をご紹介。夏のドライブのお供に、カレー巡りへ出かけてみませんか?


色彩が巡る夏旅。花と季節をめぐる三スポット。

色彩が巡る夏旅。花と季節をめぐる三スポット。

旭川から車で約1時間ほど。 今回紹介するのは、 香り豊かなバラが咲く ローズガーデンちっぷべつ、 夏の光が広がる 北竜町ひまわりの里、 そして旅の休憩にぴったりな 道の駅サンフラワー北竜 の三スポット。 花の香り、夏の色彩、地元の味わいがそろう、 北海道らしい“花と季節の旅”を楽しめる場所をご紹介します。


旭川から80分!道の駅「三笠」へドライブグルメ

旭川から80分!道の駅「三笠」へドライブグルメ

旭川市から札幌市方面へドライブするなら、一度は立ち寄りたい『道の駅 三笠』。休憩スポットとしてはもちろん、おいしいグルメがそろっているので、グルメをお目当てに行くのにもおすすめ!そこで今回は、『道の駅 三笠』で立ち寄って欲しいお店をご紹介します。


コープさっぽろ
新店
不動産
WEB広告
お悔やみ
葬儀'

人気ランキング


>>総合人気ランキング
a不動産
イズミ
旭川ホテルガイド
旭川を盛り上げよう!キュレーター募集!