※注意
記事内でなるべくネタバレがないように書いていますが、少しでも苦手な方は”感想”の項目を読み飛ばして、絵本を読み終わってから、再び記事を読んでいただけると幸いです。
ママはかいぞく
出典:いえろー
主人公の少年のママは宝の島を見つけるために、海賊の仲間達と航海に出かけます。
いつも帰ってくると、ママの顔は真っ青で疲れきっているみたい…
海が荒れて船酔いになったと言って、元気がない日が続いていました。
それでもママの体調は一時的に少しずつ良くなります。
そしてある日、髪の毛を剃り頭にバンダナを巻くようになったのです。
「海賊は髪の毛にシラミがつかないように、頭をそるのよ」子どもに教えます。
その後もママの宝の島探しは続いて、宝の島は見つかるのですが…
■ママはかいぞくの感想
この絵本をはじめて読んだ時、最後のページまでは何の気づきもなくページを読み進めていました。
だけど「おや??」と思ったのは最後のページ。
ボーイッシュな髪型になったをママを見て「もしや!」と思い、著者プロフィールを見ると、そういうことでした。
勘のいい人なら、もうお気づきでしょう??
気づいた時には驚きと同時に”うるっと”してしまいそうでした。
2週目を見返してみると、船長の格好も…
気になった人はぜひ読んでみてください。
お子さんはテーマに気がつかなくても楽しいと思いますし、大人が読んでも楽しい絵本です。
さっちゃんのまほうのて
出典:いえろー
主人公は、いつもお母さんになりたがっている幼稚園児の”さっちゃん”。
幼稚園のおままごとでは、お母さんになりたいのですが、背が小さいという理由でいつも妹役をやらされています。
そんなある日、保育園の先生が「今日のお母さん役は誰がやるの??」と聞くと、勇気を出して一番に声をあげてエプロンをつけ始めます。
すると、いつもお母さん役をやっている友達と大ケンカ。
友達に「さっちゃんはお母さんになれないよ!だって手のないお母さんなんてヘンだもん」と言われてしまいます。
さっちゃんの右手は障害で指がないのです。
傷ついたさっちゃんが、お母さんに「どうして私の手はみんなと違うの??」と聞くと…
■さっちゃんのまほうのて感想
ページを読み進めていくうちに、さっちゃんに障害があることも驚いたのですが、この絵本の見所は後半で、現実を受け入れて少しずつ立ち直っていく”さっちゃん”の姿にあります。
そして”さっちゃん”は周りの友達ともどんどん溶け込んでいくのですが…
人は考え方しだいで、どんどん変わっていけますね。
かなり昔に発行された絵本なので、”さっちゃん”のモデルになった子は今どうしているのか?? 気になりますね。
りんちゃんとあおくんのレストラン
出典:いえろー
仲の良いリンゴの姉弟の話。
街のお祭りで2人はレストランを開くも、準備中にリンゴの”りんちゃん”は大威張り。
そして”りんちゃんが”1人でケーキを作っている時に、焦がしてしまいます。
このままではレストランが開けない… 泣いてしまう”りんちゃん”ですが青リンゴの”あおくん”がなぐさめて、ケーキの材料を集めてきて…
■りんちゃんとあおくんのレストランの感想
この絵本の見所は、姉弟が失敗しても責めずにミスを取り返そうとする”あおくん”の行動が素晴らしいですね。
材料を集めたあとは、2人で力を合わせて大きなケーキを焼き上げるページが印象的でした。
本のページも薄く内容もカンタンです♩
かわいい絵と文字が全てひらがなですので、小さなお子さんにオススメです。
おわりに
じつは僕が絵本も好きになったのが、タイトルからは予想できないテーマを見つけたことがキッカケでした。
大人が読むような実用書は本のタイトルと目次で大体の予想はついてしまいますから…
なので、たまに絵本を読むと予想だにしない発見があって良い気分転換になります。
子どもがいない人も、たまには絵本を開いてみてはいかがでしょうか??
ご紹介した絵本は旭川市中央図書館で借りれます
今の時代、働いているお母さんが多くお子さんとの時間をなかなか作れないと思って絵本のご紹介をいたしました。
今回ご紹介した絵本は、ご家庭の負担にならないように全て旭川市の図書館で借りることのできる絵本です。
お母さんの絵本を選ぶ時間の節約と手助けになれたら幸いです。
■施設情報
施設名 : 旭川市中央図書館
住所 : 北海道旭川市常磐公園
電話 : 0166-22-4174
開館時間 : 【平日】9:30~19:00 【土曜日、日曜日•祝日】9:30~18:00
休館日 : 月曜日(月曜日が祝日のときは、その直後の祝日でない日)/ 毎月末日(末日が土曜•日曜•月曜にあたるときは月末の金曜) (その他、図書特別整理期間などで休館の場合があります。)
駐車場 : あり
登山と筋トレが趣味です。
アウトドア好きに見られがちですが、実際は読書をしていたりとインドアな活動の方が多いです(笑)