新子焼き
新子焼は、若鶏の半身を豪快に炭火で焼いた料理。旭川の焼き鳥店では古くから親しまれていたご当地グルメです。
道内や東北の一部にも新子焼きを出すお店がありますが、旭川には20店近くのお店で提供されいて、そのうちの8店で「旭川名物新子焼きの会」が加盟して、新子焼きのPRを行っています。
「旭川名物新子焼きの会」で中心となっているのが、5条通7丁目の「5・7小路ふらりーと」にある、昭和25年創業の老舗「焼鳥専門 ぎんねこ」。
最近は、写真を撮ってSNSに投稿する人が多い事から、一度は半身のまま出してくれますが、撮影が終わると食べやすく切り分けてくれます。
この「焼鳥専門 ぎんねこ」が、監修してローソンから期間限定で発売されているのが「新子焼き風おにぎり」。2月末までの販売なので、まだ新子焼きを食べたことがない人も、おにぎりで味わってみてはいかがでしょうか。
店名:焼鳥専門 ぎんねこ
住所:旭川市5条通7丁5・7小路ふらりーと
電話:0166-22-4604
営業時間:13:00~22:00
定休日:月曜日
駐車場:なし
塩ホルモン
旭川が発祥とされる「塩ホルモン」。そのブームの先駆けとなったお店と言われているのが、5条通8丁目の路地裏にある塩ホルモンの大きな赤い提灯が店先にかかる「炭や」です。
「炭や」は、その味もさることながら安いことでも人気のお店。一番高い牛カルビでも1人前で540円って、アンビリバボーな安さです。
新型コロナウイルス感染症の流行によって、今回は予約なしでお店に入れましたが、これまでは予約をしなければ、なかなか食べることができないほど人気のお店です。
「炭や」のある路地裏だけでなく、お店の周りは美味しい香りが漂っています。
そして、店内にはこの年季の入った七輪から出る煙が充満しているので、気取っておしゃれなんてして行っちゃだめですよ。普段気で気軽にね。
塩ホルモンの発祥については諸説ありますが、古くから養豚が盛んだった旭川では、ホルモンといえば「牛」ではなく「豚の腸」。シンプルに塩味で提供する名店が多くあります。
「炭や」の塩ホルモンは、豚の胃袋・ガツの部分で、1人前がなんと300円。安くてうまい旭川名物です。
トントロ
トントロ(豚トロ)は、豚の頬から首の部分の肉のことで、Pトロ(ぴーとろ)と呼ばれることもあります。脂肪が多くて美味しいことから、「豚トロ」と名づけられたそうです。
脂が多いため、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、やわらか食感ととろけるような脂身は、他の部位にはない味わいです。全国的には、あまり食べられることがない部位なので、これも旭川名物のグルメですよ。
店名:炭や
住所:旭川市5条通8丁目右3
電話:0166-26-4303
営業時間:平日 17:00~23:00 日・祝 16:00~22:30
定休日:不定休
駐車場:なし
まとめ
前回の旭川ラーメン、 旭川しょうゆ焼きそば、 旭川しょうゆホルメンといったご当地グルメに合わせて。今回は新子焼き、塩ホルモン、トントロをご紹介しました。あまりに身近にあるため、旭川の名物とは気づかなかったものもあるのではないでしょうか。ぜひ、全国のグルメに自慢してくださいね。
フリーのWEBライター。