ドアが凍ってくっついて開かない!
車のドアが凍って開きづらいこと、ありませんか?
日中は気温もプラスになり暖かく、でも夜はぐっと冷え込む。
まあよくありますが、
そんなときにたまに起こるのが「車のドアが開かない!」。
昼間融けた水分や、もともとドア周りについていた水分が凍ってくっついちゃうんですね。
年式の古い車だと、ドア側の周りについている黒いゴム
(ゴム+スポンジの素材。「ウェザーストリップ」と言います)
が劣化して、水分の侵入を防ぎきれなくなってしまうんです。
しかたなく力任せにドアノブを引っ張って開けるときの「ぺりぺり…」って音、
なんだか心地悪いですよね。
もちろん実際にも、ドアの周りについているウェザーストリップも傷みが進みます。
■ドアを開けやすくする解決方法
ウェザーストリップ
シンプルな話ですが、凍ってくっついてるのならば、融かせばいい。
「リモコンエンジンスターター」が装着されている車なら、
少し長めの暖気運転で車内を暖めれば、ドアは開けやすくなります。
現在リモコンエンジンスターターが装着されていない車でも、
リモコンエンジンスターター+ハーネス+作業工賃で2万円程度で取り付けられるのもあります。
(ハーネス:車とリモコンエンジンスターターのユニットを接続する配線)
※車種により金額が変わります。イモビライザー付きだと高価な傾向です。
(イモビライザー:防犯装置の付いた特殊な車の鍵)
MT車ならば装着そのものを諦めるしかないですけどね…。
■ドアを凍らせない予防策
ゴム保護材を塗布で緩和
そこで、コストも抑えられ作業も簡単な予防策があります。
ウェザーストリップにゴム保護材を塗布しておくのです。
それだけでしばらくは凍結が防げ、ドアが開かない!ってことがかなり緩和されます。
有名なメーカーからいろんなものが発売されています。
(「KUREポリメイト」や「アーマーオール」など)
500円〜1000円程度で買えますよ。
私の経験では、一度塗れば2〜3週間ほどは持つので、ひと冬1本で足りました。
作業時間もドア2枚なら3分程度で済んじゃいますよね。
外での作業なので、ちょっと暖かいなって日にでもささっと塗っておくといいですよ。
カーナビにつないた携帯音楽プレーヤーの劣化が早い!
携帯音楽プレーヤー
今は車中の音楽を楽しむのも、
CDよりもメモリーカードやiPod、Walkmanなどの携帯音楽プレーヤーを利用するのが
一般的になってきていますよね。
その携帯音楽プレーヤー、極寒の車中ではじわじわと衰えていってるのです…
■バッテリーは寒いと消費が進む
カーナビ、カーオーディオに携帯音楽プレーヤーを繋げて使っていますか?
いやまさか携帯音楽プレーヤーの本体が腐っていくわけではないですけど(笑)
内蔵されているバッテリーが、寒さによって充電されている電気の消費が進むのです。
ナニも作動させていないのに、どんどん減ります。
これはバッテリーを使用しているすべての家電品に言えることです。
冬まつりなど屋外でデジタルカメラで写真を撮っていると、
いつもより電池の減りが早いことに気づいた方はいませんか?
スマートフォンも例外ではありません。
ただ普段から身につけていたり、鞄にしまわれていて寒気に晒されることが少ないので
気づかないだけなんです。
現在のカーオーディオ・カーナビは優秀なので、
繋げてある携帯音楽プレーヤーから音楽データを引き出しつつ、充電もしてくれています。
なので車中に置きっぱなしにしていても、
普段はバッテリーが減ってるなんてこと、まったく意識しないで済みますね。
でもそこが落とし穴。
気づかない間に、携帯音楽プレーヤーの放電、充電が何度も繰り返されているのです。
寒さ厳しい冬には特にその繰り返しの頻度も多いでしょう。
バッテリーには充電・放電の寿命がありますので
(乾電池型の充電池にはよく「600回繰り返し使える!」などの表記がありますね。その600回がその充電池の基本的な寿命ということですね。)
寒い車中に置いておくだけで携帯音楽プレーヤーのバッテリーの寿命が縮まっていくのです。
■携帯音楽プレーヤーのバッテリー劣化を抑える予防策
携帯音楽プレーヤー
こうして気づかないうちに携帯音楽プレーヤーのバッテリー劣化が進んでいると、
車から外して、いざ持ち歩いてたら
「え"?もうバッテリー無くなったの?!」なんてことになってしまいますね…
ではその極寒車中で劣化を抑えるためには、ズバリ、取り外して家に持ち込む!
毎日というのは面倒でも、
例えば1週間は車に乗らないとか、明日の朝はマイナス20度だって!って夜とか、
そんな時だけでも車から外して家に持ち込んでおきたいですね。
これから購入する場合は、
携帯音楽プレーヤー、カーオーディオともに有線のUSB接続だけではなく、
無線のBluetooth接続もできるものを選ぶと
携帯音楽プレーヤーを鞄などに入れたままでもカーオーディオに接続できるので便利ですよ。
LEDヘッドライトが明るさを発揮できない!
LEDバルブに交換したヘッドライト
最近販売している車は、バルブ(電球)に、
従来の電球に代わって「LED」が採用されている車種が多いですね。
また、アフターパーツとしても値頃感があり、取り付けも難しくなく、
見た目の変化・効果も大きいので、
古い車のバルブをLEDに交換するのも、車好きの間にはけっこう流行っています。
■LEDバルブのメリット
光り方がカッコイイ!
このLEDバルブですが、大きく3つのメリットがあると考えています。
1:光り方がシャープで色も白くカッコイイ
旧い車の方で、LEDバルブに交換している方は、この理由が一番多いんじゃないかな。
(私もその1人ですww)
テールランプも赤いLEDに交換すると、より赤々とかっこよくなるのです。
2:省電力
寒い旭川などの冬は、特にバッテリーへの負担が大きいので、
その負担を減らすことができるのは大きなメリットですね。
3:寿命が長い
ヘッドライトやフォグランプなどに多い、
従来の「ハロゲン」バルブの寿命は一般的に約1000時間(3年くらい)と言われており、
少し前まで人気だった「HID」ヘッドライトでも約2000時間(5年くらい)と言われてました。
「LED」バルブはなんと約10000時間(15年くらい)の寿命があると言われています。
■LEDバルブのデメリット
ヘッドライト用のLEDバルブ
このデメリットがそのまま、雪国でのデメリットにつながるのですが…
LEDバルブは、本体は発熱しますが、発光部分はほとんど発熱しません。
なので、冬道を特に長距離走る場合、
降雪や、前車が巻き上げた雪がヘッドライト部分に付着しても、融けてくれないのです。
(もちろん、テールランプがLEDバルブの場合も同様です。)
雪が徐々にライト部分に付着していき、ライトがどんどん暗くなっていきます。
同様にテールランプも後車からは見えづらくなり、降雪や吹雪の日などは
気をつけなければ特に危険になりますよね。
■デメリットを回避できない?!
LEDヘッドライト
ヘッドライトやテールランプに、
車のウインドウガラス用の撥水性コーティング剤などを事前に塗布しておき、
少しでも雪を落ちやすくするくらいしか今のところ予防策はないようです。
長距離走行時には、面倒でも時折車を降りてヘッドライトやテールランプの雪をマメにはらうのが、
今できる唯一の実効性のある方法だと思います。
逆にその手間を惜しまなければ、先に書いた多くのメリットを受領できるのですね。
柑子=「こうじ」と読みます。
仕事と趣味と育児で24時間じゃ足りない日常。