動物園からの手紙
■418通目~冬の振り返りとアムールヒョウの成長
早くも新年度、今は夏期開園に向けての閉園期間です。それにしてもこの冬は暖かくて雪が少なく、旭川らしくない冬でしたね。気温は昔の札幌みたいな感じでした。さらに海外からの来園者の急増、これは旭山動物園に限ったことではありませんが、結果的に冬期間は昨年の1.3倍ほどの入園者数になりました。冬の北海道はますます世界的な観光地になっていきそうです。
昨年生まれたアムールヒョウの子も元気に過ごしています。昨年11月に骨折をしてしまい、骨折の治療経過は順調でしたが、治療経過中にすり足で歩くので肉球のパット(皮膚)がこすれて穴が開き(本人はいたって平気で、それが困りもので足を着かないなどかばってくれたほうが治りは早いのですが)、結局、冬期間はほぼ室内で過ごすことになりました。現在は骨折も快方に向かい、徐々に皮膚も張ってきました。成長期で元気があり余っているのでもっと運動させてあげたいです。夏期開園を迎え屋外放飼場に出せるようになれば皆さんとも対面できるかなと思います。
アムールヒョウは、旭山動物園が日本最北の動物園として開園した当初から飼育している、象徴的な動物でもあるので、愛称は公募かなと話していたのですが、公開できずにいたため先送りになっている状態で、現在悩み中です。母親のみらいは初産に加え、子供が治療続きの中でもとても上手に育児をしています。

母親のみらい( 奥)とそっくりなお顔の子ヒョウ(手前)
新しい春がやってきますが、飼育員もみらいに負けないように飼育環境の整備や夏期開園の準備などを頑張っていきます。今年度の夏期開園は4/26㈯からです。ぜひ足を運んでいただけるとうれしいです。
旭山ピックアップ
■令和7年度旭山動物園ポスターは 「シマフクロウ」です

過去のポスターは、同園HP「旭山動物園ヒストリー」から確認できます!
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/2200/p008757.html
■「シマフクロウのぬりえ」作品募集中
■動物園をもっと楽しむ!
動物園では他にもイベントいろいろ!園内イベントの詳細は決まり次第、同園HPに掲載
【詳細】旭山動物園(東旭川町倉沼 36・1104)
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/