旭川市がオリジナルマスクを配布!プロジェクトの全貌を取材

旭川市がオリジナルマスクを配布!プロジェクトの全貌を取材

旭川市役所が主体となり、市内の小学校にマスクを配布するプロジェクトが昨年スタート。今年ついにマスクの配布が開始されます♪一体どんな経緯で始まったプロジェクトでどんな想いが詰まっているのか。関わった人たちにお話しを伺ってきました。


旭川市役所障害福祉課

今回のマスクプロジェクト立ち上げの経緯について、旭川市役所障害福祉課の鷲塚さんと林さんにお話を伺いました。

マスクプロジェクトを立ち上げるきっかけ

左:鷲塚さん/右:林さん

編集:「今回、旭川市内の就労支援事業所とのやり取りやデザイン・染工場への依頼、配布から販売に至るまで、とても大きなプロジェクトを立ち上げるきっかけってなんだったのでしょうか?」

鷲塚さん:「6月に行われた市長と市民の対話集会で障がい関係者から"障害のある方の仕事について,イベント中止により事業所で作った製品が売れなくなったり,受注が減ってしまって大変だ"という切実な意見がありました。市としても障がい者が通所する就労支援事業所への支援が必要であり,感染防止対策としてマスクが有効であることから,旭川らしい付加価値のついた布マスクを事業所に作ってもらうのはどうかと考えました。
その当時,市内でマスクが品薄状態だったので独自に布マスクを作り始めた事業所もあったので,本格的に市として支援しようと動き出したのが今回のプロジェクトです」

編集:「就労支援事業所でもマスクを作りたいといった声があったんですね。」

鷲塚さん:「それでせっかくマスクを作るのであれば、旭川にゆかりのある絵本作家のあべ弘士先生のイラストをもとに、地元の染工場さんに生地をお願いして,旭川らしいマスクを作りたいと考えました。」

マスクプロジェクトを通じて障害がある人にも仕事にやりがいを感じていただきたい

編集:「プロジェクトの概要を聞いた時、製造から販売まで携わった皆さんにメリットがあり、とても素敵なプロジェクトだと思いました。実際どのようにプロジェクトを進めていったのですか?」

林さん:「まず,今回プロジェクトには29事業所が参加していますが,これまで縫製作業を経験している所もあれば,縫製作業の経験がまったくない事業所もあるなかでスタートしました。そこで自社でマスクを作っている染工場さんに相談したところ、ご好意もあり1日2事業所くらい事業所職員がお邪魔して,縫製について学ばせていただきました。その後,事業所職員が作業所に通所する障がい者に作り方を指導する形で縫製技術を向上させていきました。作業をすすめていくうちに,私たちが気に留めていなかった部分についても障がいをお持ちの方が細かく気づいて意見を言ってくれたので,その意見をみんなで共有することでより均一で良い製品にすることができたと思います。」

編集:「普通なら品質にバラツキが出そうなのにスゴイですね!」

障がいのある方が縫ったマスク(作製途中)
出典:asatan

編集:「これは事業所でマスクを見せてもらった時の写真ですが、障がいをお持ちの方も一人ひとりが高い意識を持って仕事をされているのが伝わってきますね」

鷲塚さん:「そうですね!障がいをお持ちの方も障がいにより生活に不自由することもあるかもしれませんが,一方で私たちよりも細かな違いを発見できたり,作業がひとつひとつ丁寧で正確性が高いなど作業能力が優れているところがあります。そういったみんなの力が合わさってマスクが出来上がっていきました。」

林さん:「実は障がいをお持ちの方が"自分たちの仕事が、こう役に立っている"というのを実感する機会って、必ずしも多くないんです。そしてマスクは市内の小学校に通う新一年生から順に配布されるのですが、子ども達がマスクをつけているのを見て、作っている皆さんがやりがいを感じていただけると嬉しいですね」

旭川市教育委員会

今回のプロジェクトで市内の小学校との連携を行なっている、旭川市教育委員会の学校教育部長『山川俊巳』さんにお話を伺いました。

出典:asatan

編集:「マスクプロジェクトの話を最初に聞いた時どんな印象を受けましたか?」

山川さん:「あべさんがマスクをデザインしていただいているとお聞きし、子ども達が受け取った時の笑顔がまず初めに浮かびました。あべさんの温かい動物たちのイラストは、子ども達にとっても、とても馴染みがありますし、マスクを作成していただいた事業所の皆さんの思いも子ども達に届くと思います。今から子ども達が手にする瞬間が楽しみです。関わっていただいた方々に感謝しています」

編集:「本当に素敵なデザインなので絶対子ども達は喜びますよね!コロナ禍での子ども達の様子で変わったことはありますか?」

山川さん:「子ども達はコロナ禍においても色々と考えて行動してくれているんです。小中学生を中心に各学校で行っているコロナ禍での差別や偏見をなくす”シトラスリボン運動”の活動を始め、昨年末には医療施設等に応援や感謝のメッセージを届けたりなど、辛い時期でしたが子ども達のおかげで大人も前向きになれたと思います」

編集:「大人でもなかなかできないのにすごい!子どもたちなりにいろいろ考えているんですね。コロナ禍で様々な経験をした子ども達には何を伝えたいですか?」

山川さん:「去年からのコロナ禍で大人だけでなく子ども達も色々と制限が強いられ辛い思いをしていると思います。反面、人の優しさや普段できない経験など、感じることも多かったと思います。もうしばらく我慢の生活が続きますが、この経験も糧にして、それぞれの夢や目標に向かって楽しみながら学校生活を送ってほしいです」

近藤染工場

マスクの染めを行なう1つ目の場所は、『近藤染工場』。
こちらも1898年創業の老舗で、船の大漁旗制作などを制作しています。

画像提供:近藤染工場

今回はスタッフの方にお話しを伺いました。

旭川市からの依頼を受けて

画像提供:近藤染工場
普段の作業風景

編集:「今回、マスク制作の依頼を受けた際の率直な感想を聞かせていただけますか?」

スタッフさん:「今回のコロナが影響し、事業所のほうでもお仕事が少なくなっているとお聞きしました、うちの会社も同じです。そういった状況の中で、コロナ渦で必要不可欠とされているマスクを企業と事業所が協力して制作することで両者を支援していくという旭川市の事業はとても意味があり、有難いものだと感じております」

編集:「お互いに苦しい状況のなか、協力することで互いにメリットのある取り組みなんですね」

スタッフさん:「はい、私たちとしてもすごくありがたく嬉しい提案でしたのですぐに承諾させていただきました」

今回染めを行なったマスクについて

編集:「今回のマスクはどのような流れで制作されているんですか?」

スタッフさん:「まず、旭川市民を対象としたマスクだったので最初は制作数の膨大さに不安を感じました(笑)」

編集:「水野染工場さんと合わせて36,000枚と聞いています。たしかにすごい数ですね(笑)」

スタッフさん:「ただ、一つのマスクを一人で作るのではなく工程ごとに役割分担をして作っているので、数が多くてもこなしていくことが出来ました。制作に携わった一人一人の愛情が詰まったマスクになっていると思います」

編集:「みなさんの想いがこもったマスクになっているんですね。完成が楽しみです♪」

スタッフさん:「あべ弘士さんがデザインされた動物模様は、まさに旭川を象徴する可愛いマスクです。縫製に関しましては事業所の方々がミシンを使った手作業で全て行なっておりますので、細かなところまでこだわり丁寧に作られていますよ」

画像提供:近藤染工場
普段の作業風景

編集:「今回のマスクは小学生はじめ、多くの方の目に触れる機会が多いですよね。その点を意識されたりはしましたか?」

スタッフさん:「コロナ渦での生活は何かと暗くなったり自粛しなければいけなかったりしますが、少しでも心がほっこりするようなマスクになればいいなと思っております。子供でも大人でも老若男女問わず愛されるマスクになってほしいです」

コロナウイルスの影響も

編集:「普段の業務のなかで、新型コロナウイルスの影響はどのようなものがありましたか?」

スタッフさん:「昨年、コロナが日本でも広まり始めた頃にどこに行ってもマスクが売っていないという状況を目の当たりにして、うちの店で何か出来ないかと考えました。そして普段手ぬぐい制作で使っている晒(さらし)の生地で布マスクを作ってみようと思いました」

編集:「晒でもマスクってできるんですね!珍しいですよね?」

スタッフさん:「はい、工場の製品としてではなく、私自身が仕事の合間に作っていたので値段はつけずにご希望の方に差し上げていました。そのことをご存じになられた市役所の担当の方から今回、市の事業として布マスクを作りたいというお話を頂きました」

編集:「なるほど!コロナが流行した当初からの試みが今回の話に繋がっているんですね」

スタッフさん:「そうなんです。今後も地域のお客様のお力になれるよう日々精進していく次第です」

画像提供:近藤染工場

企業情報

会社名:近藤染工場
住所:北海道旭川市1条通3丁目右1
電話:0166-22-2255
営業時間:8:30~17:00
定休日:日曜日
駐車場:あり

水野染工場

画像提供:水野染工場

マスクに絵柄を染めを行っている2社目の染工場は、旭川で創業が明治40年と100年以上の歴史をもつ老舗、水野染工場です。

代表取締役の水野 弘敏氏にお話をうかがいました。

旭川市からの依頼を受けて

出典:asatan

編集:「旭川市の市役所の方からご依頼の話を受けた際の、率直な感想をお聞かせいただけますか?」

水野社長:「お話をいただいて、その場で快諾いたしました。単に障がいがある方の仕事がなくなってしまうので、単純な動機から協力したいというのもありますし、ウチは普段から施設に仕事を発注しているので特別なことではありませんでした」

編集:「普段から障がい者施設と仕事をされていたんですね。それならスタッフさんに、今回のお話をした時のリアクションも、いつも通りという感じですか?」

水野社長:「はい。皆いつも通り取り組んでくれました。あと私自身が【自分だけ良ければ良い】という考え方が嫌いなんですね。一人より二人、二人より三人といった感じで、関わる人が増えれば仕事に限らず何でも楽しいので、ご依頼の話を聞いて迷うことなくお引き受けいたしました」

マスクの染について

画像提供:水野染工場

編集:「染工場がマスクに色を染めると聞いて、はじめジーンズを連想してキレイに色が落ちるのかな?と想像していたのですが、使って洗ってを繰り返すと淡いキレイな色に変化したりするのでしょうか?」

水野社長:「百聞は一見にしかずですので、こちらをご覧ください」

左:30回洗ったマスク/右:新品のマスク
出典:asatan

水野社長:「左が30回使って洗ったもので、右が新品のマスクです」

編集:「ほとんど色が落ちていないですね~予想外でした。色落ちしない染料や技術を使っているのですか?」

水野社長:「そのとおりです。マスクの場合、色落ちさせてしまうと顔についてしまいますからね(笑)就労支援事業所のマスクも同じ染料と技術で染めていますよ」

編集:「就労支援事業所で作ったマスクもカワイイ柄で、色褪せず長く使ってもらえそうですね!」

企業情報

会社名:株式会社 水野染工場
住所:北海道旭川市大雪通3丁目488番地26
電話:0166-29-0000(代表)
営業時間:9:00~18:00
定休日:(4月~9月)第2、第4土曜日、日曜日・祝日/(10月~3月)第1、第2、第4土曜日、日曜日・祝日
駐車場:あり

ギャラリープルプル

買物公園にある『ギャラリープルプル』は、旭川出身の絵本作家『あべ弘士』さんの作品を展示している無料のアートスペースです。

あべさんといえば、旭川市旭山動物園内の看板や、壁面の絵を手掛けていることで有名!
動物たちの特徴をとらえた唯一無二の絵はみなさん見たことがありますよね♪

そして今回、あべさんがマスクのデザインを担当してくれました!
一体どのような想いでデザインを描いたのか、お話を伺ってきました。

出典:asatan

編集:「今回、就労支援事業所や染工場など、様々な方が関わるプロジェクトですが、デザインの依頼をされた際はどのような印象でしたか?」

あべさん:「依頼をされた時は、丁度マスク不足が騒がれている頃だったんだよね。すごく良い話だって思ったよ。就労支援事業所の方で仕事が減っているっていう話も聞いていたし、すぐに承諾したね」

編集:「一時期は旭川でも深刻なマスク不足でしたよね…。デザインについて、今までと勝手が違う部分などはありましたか?」

あべさん:「今までも缶バッジのデザインなどをやってきたからそこまで違いはなかったね。今回は江戸小紋(えどこもん)をヒントにデザインをしたんだけど、4種類それぞれにいろいろな動物たちの表情が描かれているから、特に小学生は喜んでくれるんじゃないかな」

編集:「子どもはもちろん大人が着用しても違和感なく、普段使いできるデザインですよね♪なにより動物たちの表情が豊かで本当に可愛いです!私も動物が大好きで鳥を飼っているんですが、動物って賢いなぁって感心することが多いんです。あべさんが動物を描く時って、どんなことを考えて描いているんですか??」

出典:asatan

あべさん:「今回のマスクは、僕も今日初めてサンプルを見たんだけど、染めの淡い感じが濃すぎなくて丁度良いよね。市内の小学生みんながこれを着用するって考えるとすごいことだよね。市が小学校に配布するっていうのもなかなか聞いたことがないし楽しみだな。動物たちはいつも素敵だなぁって考えながら見てるよ。それこそ鳥で言うと、渡り鳥なんかは何千キロもの距離を移動したりするんだから尊敬もしちゃうよね。そんなことを考えながら描いてるかな。」

編集:「あべさんの絵を見てると、動物たちの生き生きとした感情が伝わってきます♪今回のマスクを配布・購入される方に向けて伝えたいことはありますか??」

あべさん:「まずはマスクが必要ない世の中になればいいな(笑)でも今回のプロジェクトは本当に良いものだし、マスクもとても素敵に仕上がってるから、使わなくなっても大事に取っておいてほしいね(笑)」

施設情報

施設名:ギャラリープルプル
住所:北海道旭川市7条通8丁目
電話:0166-73-8289
営業時間:10:00~18:00
定休日:月・火曜日
駐車場:なし

株式会社MONSTAR design

今回のプロジェクトに参加した、『株式会社MONSTAR design』の加藤学代表取締役社長にもお話を伺いました。

出典:asatan

編集:「今回、デザインの最終調整を行なったそうですが、どのような点を重視して作業しましたか?」

加藤社長:「あべ先生が描いてくださったデザインのトレースなど、染める前の作業を行なったんですが、実際のマスクにするにあたっていろんな人に話を聞き、情報収集をしました。たとえば女性からは"ファンデーションがマスクに付いてしまって気になる"ですとか、"男性も使いやすい色味にしてほしい"など、貴重な意見をたくさんいただきました」

編集:「多くの人に使ってもらえるマスクにするため、様々な意見を取り入れたんですね」

加藤社長:「そうですね。素材感も様々な物から選びましたし、色味については染めの伝統色を活かしつつ、どんな人にも使えるよう淡い色合いにしました。子どもから大人まで普段使いできるデザインになっていると思いますよ」

編集:「完成したデザインを見ましたが、とても綺麗な色で感動しました!今回のプロジェクトをきっかけに、今後どのように展開していくとお考えですか?」

加藤社長:「わたしも、今回関われた事で色々勉強になりました。マスク作りがきっかけで得た縫製の技術は、旭川にとっての財産となると思います。今後もいろいろな分野に広がって行ってくれたらうれしいですね」

企業情報

会社名:株式会社MONSTAR design
住所:北海道札幌市西区二十四軒2条4丁目5-29
電話:011-215-0768
営業時間:10:00~18:00
定休日:土曜日、日曜日・祝日
駐車場:あり

NPO法人ピーシーズ

染め上がったマスクの縫製を行なった就労支援事業所のなかから、『NPO法人ピーシーズ』の松原さんにお話を伺いました。

出典:asatan

編集:「こちらの施設では普段どのような作業をされているんですか?」

松原さん:「普段はお店で使うショップ紙袋の製作や、ノベルティ用タオルの製作、チョコレート用のカカオ豆を仕分けたりなど本当にいろいろな作業を行なっています」

編集:「すごい!本当にいろんなジャンルの事をされているんですね。今回のマスクプロジェクトに関しては、最初市の方からお話があった時、率直にどのように感じましたか?」

松原さん:「コロナの影響で施設での作業が大幅に減っていたので、本当にありがたいお話だと思いました。手を差し伸べてもらったという印象ですね」

編集:「みなさんとても大変な時期でしたよね。作業はどのように行なっているんですか?」

出典:asatan

松原さん:「利用者さんが常時1名から2名と、私たちも作業を手伝いながらミシンでの縫い付け作業などを行なっています。慣れない作業も多いですが、うちの施設で作る枚数は160枚なので、毎日みんなで頑張っていますよ」

編集:「すごく丁寧に作業されていて驚きました!配布される小学生も絶対よろこびますね。今後コロナが落ち着いた後もこのような作業は続けていく予定ですか?」

松原さん:「そうですね。マスク製作で身に付けた技術は今後も活かしていきたいです。今回のようなプロジェクトは、実は初めての経験でしたが本当にありがたいですし、今後も市と連携していければと思っています。」

出典:asatan

施設情報

施設名:NPO法人ピーシーズ
住所:北海道旭川市8条通8丁目41-9
電話:0166-76-1994
営業時間:9:00~17:00
定休日:土曜日、日曜日・祝日
駐車場:なし

一般社団法人 旭川手をつなぐ育成会 ぽぷら事業所

『NPO法人ピーシーズ』に続き、『一般社団法人 旭川手をつなぐ育成会 ぽぷら事業所』の井元さんにもお話を伺いました。

編集:「市役所からマスクプロジェクトの話を頂いてどう感じましたか?」

井元さん:「最初はウチができるのかな?って思ったのですが、コロナになって飲食店とかで困っている方がいらっしゃるのに、障がい者にもしっかり目を向けてくださったことが、すごく嬉しかったですね」

出典:asatan

手間暇がかかるマスク作り

出典:asatan

編集:「マスク作りで大変なことってありましたか?」

井元さん:「ウチの事業所では、もともとミシンを扱う作業をしていなかったんですね。お話を頂いた時は、できるかな?と思っていたのですが、担当してもらっている二人は学校とかでミシンを使ったことがあり、思っていたよりスムーズに作業が進んでいきました」

編集:「見たところ、お二人とも慣れた手付きで作業をされていますよね。ミシンなので、あまりないかもしれませんが、慣れない作業で手を怪我しちゃったこととかありませんでしたか?(笑)」

井元さん:「実はですねぇ〜マチ針を刺す時に"プチッ"とやっちゃうことが何度かあったんですよ〜(笑)」

編集:「あっ!そういうの私もやってしまいそうです。素材はコットン100%になるんですか?」
井元さん:「さらしの生地になりますね。綿100%になります。アイロンをかけたりもするんですよ。」

編集:「アイロンもかけたりもするんですか!?素人目から見てしまうと、マスクの形に沿って縫うんでしょと思ってしまいがちですが、実は工数が多く手間隙がかかっていたんですね」

出典:asatan

コロナ禍で仕事がなくなった就労支援事業所

編集:「2020年4月頃って世間的には、失業された人がたくさんいました。ぽぷら事業所も影響がありましたか?」

井元さん:「ウチは他の就労支援事業所に比べて、そこまで影響は大きくなかったのですが、お菓子の箱折りとかをしている施設の職員の話を聞くと『お菓子の生産が停まっているから仕事が来ないんだよね』とよく言っていました」

編集:「やっぱり大変な施設もあったんですね」

井元さん:「あとはいつ終息するのか分からないので、施設に通所されている方の中でも、気持ちが不安定になってしまう人が何人かいました」

編集:「私もとても気持ちが沈んだのを覚えています。そんな中、このマスクをつけて少しでも皆さんの気持ちが前向きになれば嬉しいですね」

施設情報

施設名:一般社団法人 旭川手をつなぐ育成会 ぽぷら事業所
住所:北海道旭川市神楽2条11丁目1-6
電話:0166-74-4635
営業時間:8:30~17:20
定休日:土曜日、日曜日・祝日
駐車場:あり

マスクは正しく着用しましょう

今年2月、アメリカの疾病対策センター(CDC)が、マスクを2重に装着することで感染予防効果が高まるという研究結果を公表しました。最近旭川の街中でも2重マスクにしている人を見かけますよね。

布マスクを使用する場合は、不織布マスクをしっかりと密着させた上に着用し、より高い感染予防対策を心がけましょう。

現在2年生から6年生分のマスクを製作中!
5月末までには配布できるよう頑張って製作していますので、みなさんお楽しみに♪

この記事のキュレーター

asatan公式アカウントです。
旭川とその周辺地域に関連するイベント、グルメ、観光、くらしに役立つ情報などなど、ドシドシご紹介しますのでお楽しみに!

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