旭川で自転車通勤はできるのか?
旭川市は上川盆地に位置し、平坦な地形が多い都市です。
また、川が多くその周りには舗装された走行空間(サイクリングロード)もあるため自転車が比較的乗りやすい街です。
車に慣れてしまうと自転車に乗る機会が無くなり、無理に感じてしまうかもしれません。
実は旭川市は北海道の中でも自転車が乗りやすい街のひとつで、いざ乗ってみると自転車通勤も問題なかったりします。
自転車通勤のメリット・デメリット
まず、自転車通勤した際のメリットとデメリットをまとめてみました。まずメリットとしては
・ガソリン代の節約になる
・運動による爽快感で朝1から仕事がはかどる
・運動不足解消、足腰強化、ダイエット、健康増進になる
・帰宅時に好きなところに寄り道できる
・ジムが不要になる
などが考えられます。特に車移動で会社でもデスクワーク中心という人にはかなりの運動になります。
また、自転車だと駐車場の心配が要らなく移動速度もゆっくりなため、帰りにぶらっと見つけたお店に寄り道すること簡単です。
そして移動と運動が一緒なので帰宅後にわざわざジムに行かなくとも良くなります。
一方、デメリットとしては
・雨の日などは乗りにくい
・冬場は困難
・夏場は汗の処理、日焼け対策が必用
・事故のリスク
・大量の荷物は載せられない
などが挙げられます。夏場は暑いので人によっては汗の処理や着替えが必用になると思います。
メリットとデメリットを考慮した上で自転車通勤を考えるといいでしょう。
旭川は河川敷を使うとスムーズに移動できる
出典:sakura
旭川市内に流れるたくさんの河川。市内の河川敷はほぼアスファルトが整備され自転車が走れるようになっています。
河川敷は信号機がなく、車も居ないため安全にかつ高速に移動できる空間です。通勤ルートにうまく組み込めば車よりもはやく到着してしまうかも?
(※歩行者やペット連れ、ランナーも通行できるため追い越す場合は注意しましょう)
Googleマップが自転車に対応。旭川の河川敷を含めた最速ルートを活用する
出典:Googleマップ
かつて日本のGoogleマップのナビは自転車が非対応でした。
これが昨年末あたりから解禁され、旭川市でも自転車を適用したルートが表示されるようになりました。
これにより河川敷を含めた会社までの最速ルートを導き出すことが可能です。
実際には道路の混雑具合や道幅なども含めて全体のルートを探る必用がありますが、デフォルトで河川敷を示してくれるので自転車通勤に活用しましょう。
自転車の交通ルールを今一度確認する
自転車に久しぶりに乗る人、運転免許を持っていない人も含めて今一度自転車の交通ルールを確認しましょう。
歩行者の延長みたいにルール無視で自分中心に走ると事故の元です。
信号機はもちろん、一時停止、歩道走行時のルール、車道の上では逆走しないなど車と同じ車両としての認識を持って走ることが重要です。
特に旭川市を含め公共交通機関の発達していない地方都市は通勤時の自家用車利用率が高く、自動車との接触事故の危険性があります。
信号のない交差点での出合い頭、信号のある交差点で右左折してくる自動車に対し、自転車も危険予測運転して自己防衛しましょう。
路肩が広い道路は車道を走り、歩道は徐行する
出典:sakura
自転車は車道が原則、歩道は例外な乗り物です。もしスピードを出すのであれば車道を走りましょう。
仮に車道が狭かったり、広くても交通量が多く歩道を走らざる得ない場合は、徐行し歩行者が居ても止まれるスピードで通行しましょう。
市内の場合、通勤時間帯は中心部が比較的歩行者が多く、歩道を走る場合は十分注意しましょう。
自転車通勤は会社に認められているか?
自転車通勤はエコで運動にもなりますが、会社によっては禁止されている場合があります。
市の「旭川市エコ通勤促進事業」に参加する企業であればまちがいなくOKです。
仮に禁止となっているのに隠れて自転車通勤し、これが発覚した場合はトラブルになりかねないので確認しましょう。
会社に駐輪場があるか?
意外と大事なポイントです。もし会社が中心部で停める場所がない場合は歩道などに路駐することになり、盗難の危険性や違法駐輪として撤去されてしまう可能性があります。
駐輪場がない場合は会社に駐輪スペースを確保してもらったり、駅前に近い場合は無料の駅前駐輪場を利用するの手です。
着替えスペースはあるか?
出典:sakura
夏場は暑く旭川でも最近は蒸すことが多くなりました。
そうなると会社についたとたん汗だくで着替えが必要になる可能性があります。
更衣室がない場合はトイレの個室などを利用しましょう。また、制汗シートや制汗スプレーなど活用するのも手です。
自宅から会社まで通勤可能な距離か?
いくらエコで運動になるといっても疲れすぎては会社に着いてから仕事になりません。
目安は会社まで10km程度。遠くても15kmが限度です。
その人の体力や使う自転車にもよりますがあまりの長距離は慣れている人を除いて避けたほうが無難です。
旭川市で自転車通勤するならどんな自転車がいいか?
出典:sakura
旭川市は比較的平坦な地形が多いのですが、北海道でも有数の川が流れる「川の街」でもあるため橋がとても多いです。
そのため通勤ルートに橋がある場合は坂で苦労しないよう必ず切り替え(変速機)付きの自転車を選ぶようにしましょう。
この他に通勤距離や坂道の有無、休みの日にサイクリングするかで変わってきます。
距離だけで考えるなら、
・~3km→ママチャリ、シティサイクル、切替なしの小径車(折り畳み自転車)
・3km~15km→クロスバイク、マウンテンバイク、切り替え付きの小径車(折り畳み自転車)、電動アシスト自転車
・10km~15km以上→ロードバイク、電動アシスト自転車
出典:ジャイアント
などが一般的です。通勤ルートに橋や登り坂がある場合はママチャリでも変速機付きを選ぶといいでしょう。
この中でオススメはクロスバイク。
クロスバイクはマウンテンバイクとロードバイクの中間に位置するスポーツバイクで、適度に軽量で丈夫、多段ギアを備え、フラットハンドルで初心者でも乗りやすいスポーツバイクです。
そのため同じ体力でもママチャリよりも楽に移動でき、坂道になっても軽いギアでスイスイ登れてしまいます。
最近のものはディスクブレーキを装備し、突然の雨でも安心してブレーキングできます。
また、休日にサイクリングする場合もスポーツバイクのため都合がよく、1台で2役こなせてしまいます。
まとめ
旭川で自転車通勤する際のポイントを紹介しました。
旭川では自家用車による通勤が一般的で、自転車通勤はマイナーですが、河川敷を利用できれば車の渋滞やあおり運転、ノロノロ運転などストレスなく自分のペースで爽快に通勤できると思います。
自転車通勤ゆえのメリットとデメリットがありますが、ガソリン代の節約になって運動も移動もできてしまう自転車通勤。今年こそはじめてみませんか?
旭川生まれ、旭川市在中の自転車大好き人間。初心者にはサイクリングが好きになるように。中~上級者には有益かつ満足してもらえるようなサイクリング関連の記事を書いていこうと思います。