今回は北海道から四国へ旅行する事になったので、関西在住の友人ヤスくんに事前に現地の情報を得るために連絡を取ってみました。
ヤスくんからの返答は相変わらず大雑把で「愛媛か?松山やろ?ほなブワー松山城行って道後温泉ドーン入って鯛めしガー食うたら間違いあらへんわ!」という内容でした。
はてさて、少々不安の残る旅の幕開けですが、いざ出発してみたいと思います。
松山城
Photo:らくださん
そんなワケで松山城に到着。
松山市内からのアクセスも良く、お城自体も観光しやすくなっていて、刀や鎧などの展示品も数も多く見応えがあります。
天守閣からは松山市街が一望でき、その景観の良さには本当に驚かされます。
松山城には国の重要文化財に指定されている建物が複数あり、その希少性を含めてまさに国宝級のお城なんですね。
訪れる価値のあるオススメの場所です。
本丸へは徒歩でも登る事が(約20分程度)できますが、ロープウェイを利用するとわずか3分で8合目まで登る事ができます。
旅程や体力に合わせてルートを選べるのも良いところですね。
Photo:らくださん
天守閣から松山市街が一望できます。
城情報
住所:愛媛県松山市丸之内1
電話:089-921-4873
営業時間:5:30-21:00
開設期間:通年
駐車場:あり
松山鯛めし 秋嘉 道後店
Photo:らくださん
松山の鯛めしといえば「松山鯛めし 秋嘉(あきか) 」さんが行列ができるお店としても有名ですね。
道後店さんは道後温泉から徒歩1分くらいの位置にあり、アーケード街の店舗ですので悪天候でも傘をささずに立ち寄れ、晴天の日には直射日光の暑さを避けられるという便利さがあります。
Photo:らくださん
メニュー表を見ると、トップに出てくるのがその名もズバリ「松山鯛めし膳」。
伊予宇和島(現在の愛媛県周辺)地方の郷土料理として有名な鯛めしですが、地域により少しずつ違いがあるようで、メニューにも松山鯛めしと宇和島鯛めしが用意されているようです。
どちらにするか少々迷いましたが、ここはやはり松山鯛めしをオーダーすることにしました。
Photo:らくださん
そして出てきました。これが「松山鯛めし膳」(2350円)です。
ちょっと見えにくいんですが写真奥に釜飯があり、これを写真手前のしゃもじで茶碗に盛って、そのまま食べたりお出汁をかけたりしながら食べます。
釜飯の段階でご飯に鯛の旨みが染み込んでいますので、そのまま食べても十分美味しいんですよね。
しかも適度におこげがあるので、この香ばしさがさらにウマミを呼んできます。
吸い物で口の中をリフレッシュさせて、ここから第二ラウンドへ突入します。
Photo:らくださん
おこげの効いているご飯の上に鯛をドーンとのせ、お出汁をお茶漬けのようにサァっとかけて食べるんですが、これがまたウマいウマい。
膳にのっている天ぷらやお刺身に箸を運びつつ、鯛めしをカカッとかき込むと、これはもう至福のひと時。
思わず「うんめ〜♪」と言葉が漏れてしまいます。
薬味も用意されていますので、最後まで味を変えながら食事を楽しむ事ができるんですよね。
さすが愛媛県の郷土料理。間違いありませんね!
店舗情報
住所:愛媛県松山市道後湯之町12-34 2F
電話:089-907-0812
営業時間:(昼)11:00~15:00 (夜)17:00〜21:00
定休日:
水曜日
駐車場:なし 近隣にコインパーキングあり
道後温泉
Photo:らくださん
道後温泉といえば愛媛県を代表する観光名所のひとつで、夏目漱石の小説「坊ちゃん」にも登場することでも知られています。
もちろん日本最古の温泉施設としても有名ですよね。
松山に来たら是非立ち寄らないと、と思っていたのですが、実は現在大規模な保存修理工事が行われており、令和6年(2024年)12月まで温泉施設は一部しか利用できなくなっています。
ただ、全く温泉に入れないワケではありませんので、立ち寄る際は詳細をチェックしてみて下さいね。
私は写真の入り口から案内され、ちょっと小さめの湯船でしたがシッカリ温泉を楽しむ事ができました。
温泉の工事が進むと別の湯船を勧められるのかと思うと、ちょっとしたガチャ気分になり、これはこれで楽しいのではないかと感じました。
温泉情報
住所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話:089-921-5141
営業時間:6:00〜23:00
定休日:年末
大掃除時
洗剤類:石鹸・シャンプー・リンスの用意はありません(売店にて購入可)歌詞タオルあり
駐車場:なし 近隣にコインパーキングあり
手打ちうどん まいど
Photo:らくださん
最後にご紹介したいのが、こちらの「手打ちうどん&coffee まいど」さんです。
実は今回こちらのお店、全くノーマークで事前に調査せず、ホントに流しで入ったんですが、あまりに美味しかったんで紹介させて頂きます。
Photo:らくださん
お店は「はなまるうどん」さんや「丸亀製麺」さんに代表される一般的なセルフサービスのスタイルで、店員さんにオーダーを入れながらトッピングを選んでいく感じになります。
私は関西出身なので、このテのお店では肉うどんが美味しい事をよく理解しており、海老天も同時に食べたかったので今回は「肉天」(小700円)をオーダーしました。
Photo:らくださん
あのねー、コレほんっと反則級のウマさでしたね。
やっぱり1番は出汁。これが絶妙に良い加減で、薄過ぎず濃過ぎずバチーンと合ってるんですよね。
そして麺。うどんにエッジが効いていて、もちもち感と喉越しが‥これぞまさにうどん!といった感じでタマリマセン。
そいつらが少し甘めに味付けられた肉と絡み合うと、もはやそれはオーケストラ会場。アート作品に変貌します。
うどんと言えば香川県というイメージですが、さすがそこは同じ四国だけあって、愛媛県でもこんなに美味しいうどん屋さんに出会えるなんて、感涙ものですね。
お店の営業時間も早朝から昼までと変わっていて、おそらく地元では愛されているんだろうなぁと深く感心させられました。
店舗情報
住所:愛媛県四国中央市村松町37-5
電話:0896-24-8055
営業時間:7:00~14:00
定休日:第1日曜日
駐車場:あり
さいごに
愛媛県というと頭にパッと思い浮かぶのは「みかん」ですが、もちろんそれ以外にも色々な観光名所や特産品があります。
今回も松山の路面電車や伊予鉄道など鉄道系でも色々と紹介したかったんですが、ページ数の関係上ちょっと掲載が難しく紹介しきれませんでした。
夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台として有名な松山は、いろんなものがコンパクトにキュッと凝集されたような街ですので、観光やグルメでも本当に楽しめるんですよね。
海の向こうの広島県とは「しまなみ海道」で繋がっていますので、旅行のプランに組み込んでみてはいかがでしょうか?