■雪の美術館ってどんなところ?
出典:雪の美術館
見てください、このお城のような風貌を…!!!
雪の美術館は、旭川市の「南が丘」という場所に、1991年に建てられた、ヨーロッパ様式の美術館。
館内には、旭川の冬を体感できる氷の回廊や、壁一面に雪の結晶の顕微鏡写真が200枚飾られたスノークリスタルミュージアムなどがあり、どこを見ても目がくらむようなキラキラとした雪の世界です。
さて、ここからは、asatanに職場体験に来てくれた旭川市内の中学生が、実際に雪の美術館を見て、体験した等身大の内容をレポートします!
■旭川市内の中学2年生が雪の美術館を案内します!
出典:asatan
asatan.comをご覧の皆さま、初めまして!旭川市内の中学2年生、はなかとはなです。
今日は、「働くことの意義や正しい職業観について理解すること」を目的とした職場体験の授業で、私たちはasatanにおじゃましました。
取材体験をさせていただくのは、雪の美術館。2人とも行ったことがないので、わくわくです!それでは実際に取材した順にレポートします!きっとあなたも雪の世界に入り込んでみたくなるはずです!
■受付がもう豪華!
中に入ると、さっそく一面真っ白で豪華な空間が広がります。ここに受付があるので、パンフレットをもらって、左にあるらせん階段を降りて行きます。
■らせん階段は雪の結晶の形
全長18メートルもあるらせん階段は、上から見ると緑の6角形、下から見上げると真っ白な6角形で、まさに雪のような形になっています。
なんとこれだけで総工費が1億円もかかっているそうです!
出典:asatan
ちなみに下から見ると、こんな感じでした。下から見ても、キレイですよ♪
噴水にはコインがたくさん落ちていました。『トレビの泉』のように、コインを投げると願いが叶う、と思ってお客さんがいれてくれるそうです。
このコインは年に2回回収をして、建物の修繕費に使われるそうです。
■ダイナミックな氷の回廊
次に通るのは、雪の美術館のメインともいえる、氷の回廊です。通路は10℃しかないので、ひんやりと肌寒いです。両側には、大きな氷柱がいっぱい。なんとこれは、毎晩霧吹きのようなミストを噴射して、人工的に作っているんですって。
私たちは特別に、氷柱があるマイナス15℃の氷室にも入れてもらいました。
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氷室のなかはとにかく寒いので、氷の表面はすごくさらさらしていました。凍った氷は職人さんが特殊なノズルで削って、あのダイナミックさを手づくりしているそうです。
案内してくれた尾崎マネージャーも、雪の美術館のなかで氷の回廊が1番のおすすめだそうです。
■圧巻のスノークリスタルミュージアム
出典:asatan
雪の結晶の顕微鏡写真が200枚も展示されているスノークリスタルミュージアム。
結晶の写真は、北海道大学の教授たちが旭岳の天女ヶ原(てんにょがはら)に20年以上通って撮影してきたものだそうです。よく見ると、右から左にかけて、マイナス5℃・マイナス10℃・マイナス15℃と気温が低くなっているんです。気温が低くなるほどに六角形の枝が開いていて、結晶が細かくなっているんです。
右のものより、左のものの方が気温が低く、結晶が細かいんです。
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このミュージアムはインスタ映えもばっちりです。
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■資料や映像で雪の勉強ができる!
ここは資料室です。
出典:asatan
スノークリスタルミュージアムを抜けると、雪の結晶美術館・資料室・モニター・シアタールーム・絵本コーナーなどが続き、雪について学べる空間になっています。映像や絵本はわかりやすいので、冬休みの自由研究を「雪の研究」にした!と訪れる子どもたちも多いみたいです。
■中心にある音楽堂では結婚式も開かれる
美術館の中心に位置する音楽堂。舞台には世界有数のグランドピアノが置かれていて、木製の座席はなんと200席もあります。
この空間のコンセプトは野外音楽堂なので、舞台の周りにはせせらぎをイメージした水が流れているのですが、音が反響するように作られた空間なので、1番後ろの席にいると水の音が上から聞こえてくるように感じて、とても不思議でした。
音楽堂の天井には、青空が描かれています。天井が高いのでわかりづらいですが、この絵の大きさは畳280畳分もあるそうです。
出典:asatan
この音楽堂はコンサートや講演会はもちろん、結婚式にもよく使われています。挙式用のドレスを見学させてもらいましたが、ディズニーのデザインが多いのが印象的でした。プリンセスをモチーフにしたドレスは本当にどれも素敵で、雪の美術館でプリンセスのドレスを着て結婚式をするなんて、憧れるなぁと思いました♪
■カフェレストラン『スノーナ』でランチしました!
出典:asatan
館内にはカフェレストラン『スノーナ』もあります。
貴族の食卓のように贅沢な雰囲気あふれる空間で、洋食やスイーツが味わえます。食器の一部には、ひと皿数万円もする高級ブランドのものが使われていて、銀でできた重さのあるナイフやスプーンも高級感たっぷり!
では実際いただいたランチを、レポートします!
出典:asatan
ふわふわ卵のオムライス 1,200円
スノーナで1番人気のメニュー、オムライスをいただきました!半熟の卵がふわふわで、デミグラスソースがものすごく濃厚でとってもおいしかったです。雪の結晶や雪だるまも添えられていて、見た目もかわいいですよね。
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白老和牛のハンバーグ 1,550円
厚みのあるジューシーなハンバーグは、白老和牛100%です。やわらかくてお肉のうまみがたっぷりで、本当においしかったです。パンかライスを選べます。
出典:asatan
シーフードドリア 1,200円
魚介も野菜もたっぷりのドリアです。とろとろのチーズの下には、コクのあるホワイトソースとトマトソース、ピラフがびっしり入っていてボリュームも満点です。ランチにはすべて、雪の美術館オリジナルのプリンがつきます。バニラビーンズがきいた、とろけるような味わいで絶品なんです!
このほかにも、ガレットランチ(1,650円)・もちもちスノーナピザ(1,000円)・鉄板ナポリタン(1,200円)、さらに月替わりのメニューも揃っています。
ケーキとドリンクがついたケーキセット(800円)や、アフタヌーンティー(1,600円)もあり、ランチのあとも楽しめます。営業時間は11時から15時までです。
■ミュージアムショップでお土産も買える♪
音楽堂のすぐ横には、お土産が買えるミュージアムショップがあります。ここでしか買えない、雪の結晶の形のパスタや、アクセサリーなど、オリジナルグッズがたくさん売っています。ほかにもユーカラ織やアイヌの手ぬぐいなど、旭川ならではのものも揃っています。
■ドレスを着てお姫様体験ができる!
出典:asatan
雪の美術館では、ドレスを着て写真を撮れるお姫様体験が人気です。
100着を超える衣裳から好きなものを選んで、写真を撮ってもらい、台紙にしたものを1枚もらえるというサービスです。衣裳は男性用や子ども用もあるので家族で楽しめるみたいです。料金は3,240円からで、+1,000円で高価なアクセサリーやティアラもつけられるそう。
さらに、自分のカメラ(スマホなど)で館内を散策しながら自撮りができるプレミアム体験もありますよ。
出典:asatan
■おわりに
以上で、私たちのレポートは終了です!雪の美術館の楽しさは伝わりましたでしょうか?
初めて行った私たちは、雪の美術館があまりにも素敵で最初から最後まで、驚きっぱなしでした。正直、これまでどうして1度もいかなかったんだろう?と後悔しました。雪の美術館はこれ以外にも、まだまだ魅力がいっぱいあります。さっそく友達や家族を誘って、また行くことにしました。
ぜひ皆さんも遊びに行って、この不思議な雪の世界を楽しんできてくださいね。それでは、バイバーイ!
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