便秘の症状
便秘とひとことで言っても、「何日も出ない」という人や、「一日でも出ないと便秘」と感じる人も。
・お腹が張って苦しい
・お腹が痛い
・排便後もスッキリしない
・便が硬く、強くいきまないと出ない
など、症状はさまざまです。
「体質だから仕方ない」と放置していると、肌荒れや腹痛、生活習慣病などの一因になることもあります。
便秘の患者さんは男性よりも女性に多く、高齢になるほど増加します。
便秘の原因
便秘の原因として考えられるものは、
・腸などの病気や、薬の服用によるものなど、便秘の原因がはっきりしているもの。
・便秘の原因がはっきりとは分からず、ストレスや生活習慣などで腸の働きが低下して起こる機能性便秘。
一般的に多いのは機能性便秘だといわれています。
原因は大きく二つに分かれていますが、複数の原因が絡み合うこともあります。
便秘の症状が続くときは、原因を自己判断せず、病院を受診しましょう。
便秘の解消法
腹筋を鍛える
女性の方が男性より便秘になりやすいと言われますが、トイレを我慢する頻度や、生理によるホルモンバランスの変化、男性に比べて腹筋が弱い、ということも原因になっています。
腹筋の弱さによる便秘は「弛緩性便秘」といい、腹筋を鍛えると腸の引き締めとともに、りきむ力も強くなります。
腹筋運動が苦手な方は、ウォーキングや自宅でも出来る体操など、無理なく続けられる運動を心がけましょう。
善玉菌を増やす
食物繊維を含む食品が便秘に良い、という話を聞いたことがある方は多いと思います。
野菜やキノコ類、豆類、穀物などに多く含まれている食物繊維は、大腸で分解されるときに「善玉菌」を増やします。
善玉菌は、ヨーグルトやチーズなどの乳製品、漬物、キムチ、味噌などの発酵食品にも多く含まれています。
善玉菌が減少すると腸内環境が悪化するので、善玉菌を増やすことで整腸が期待できます。
毎日の食事に、善玉菌を増やす食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
大腸の反射区を揉む
便秘解消に効果が期待できる反射区は、「大腸」です。
大腸では、小腸で吸収された栄養素の残りから、電解質や水分を吸収して糞便が作られ、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸と進みます。
下行結腸に強い収縮運動が起こり、S状結腸に溜まっている糞便が直腸へ押し出されると便意が起こります。
大腸の反射区は、上行結腸・横行結腸・下行結腸に分かれています。
下行結腸の下に直腸、肛門と続きます。
PEONY若石足療
上行結腸・・・反射区は、右足。
右足小指の延長線上で、かかとのキワから指の方向に上がり、第5中足骨まで。
横行結腸・・・反射区は、両足。
足裏の中央を横切るようにあり、上行結腸の終わりから、下行結腸の始まりまで。
下行結腸・・・反射区は、左足。
左足小指の延長線上で、横行結腸の終わりから、かかとのキワまで。
直腸・・・反射区は、左足。
下行結腸の終わりから、かかとの骨沿い。
肛門・・・反射区は、左足。
直腸の反射区の終わりの部分。
土踏まずを囲むように、右足から始まり左足で終わります。
反射区が硬くなっていたり、ゴリゴリとしたしこりのようなものがあるときは、均すようにしっかりと揉んでください。
足を揉むときは指の腹や、指の関節などを使います。
力がない方や、より強く刺激したいという方は、足もみ棒などを使ってください。
土踏まずは「青竹踏み」でも刺激しやすい場所なので、青竹踏みを使うのもお勧めです。
PEONY若石足療
足は該当する反射区だけを揉むのではなく、足全体を揉んで全身の血行を促進することを推奨しています。
出来るだけ、足全体を揉むように心がけてください。
足もみをする時の注意点
・食後一時間は避けてください。
・妊娠中・生理中・手術後・怪我をしているときは避けてください。
・肌を保護するため、クリームやオイルなどを使いましょう。
・足をもんだ後は、白湯または常温のお水を飲みましょう。
※効果・効能については個人差があります。
※毎日のセルフケアプラス、週に一度のプロによるチェックが最適です。
※ご質問、ご相談はお近くの若石プロのお店、または「国際若石メソッドスクール」へお問合せ下さい。
(https://www.jakuseki.com/salon-pro.html)
足は第二の心臓です!
誰でも簡単に生活に取り入れられる『若石健康法』について書いています。
旭川在住。趣味は旅行、読書、映画鑑賞。
・国際若石メソッドスクール認定マスターズスクール講師
・NPO地球足もみ健康法普及協会賛助会員