市民と議会の意見交換会に行ってみて感じたこと。

市民と議会の意見交換会に行ってみて感じたこと。

生まれも、育ちも旭川、旭川に住んでいると災害への意識が低すぎると感じた2018年の9月6日…。 【災害への備えについて】旭川市議会による市民との意見交換会があるということで行ってきました。


旭川市議会 市民と議会の意見交換会へ

最近では、大雨の影響・地震などでいつ自分が災害の被災者になるかわからない。
でも、旭川に住んでいると地震は少ないし、台風が来ることもほとんどない。
災害への意識が低いこと、何か起きたときにはどこへ避難をするの? など疑問に思っていた時にちょうど目にした【旭川市議会 市民と議会の意見交換会】

2019年11月10日(日)に旭川市東光27条8丁目にある【旭川市総合防災センター】で行われた”災害への備えについて”の意見交換会があるということで行ってみることにしました。

旭川市議会との意見交換会ということもあって案内もわかりやすい。

出典:はるすけ

どんな人が来ているの?

市民の意見を市政に反映させるための意見交換会ということでしたが、どれくらいの人が市政について興味を持っているのか? どれくらいの人が来ているのか? どれくらいの年齢層の人が来ているのだろう… なんてドキドキしながら会場に入ってみると、自分が思っていた以上に参加している人がいてビックリしました。

自分たちも経験した2018年9月6日の『北海道胆振東部地震』の影響でおきたブラックアウト。
日々ニュースで目にする、日本各地で起きている台風や地震での被害。
いつ、また、自分たちが被災者になるかもしれないという不安があってなのか、世代や男女を問わず70名ちかくの人参加されてました。

用意されていた席数よりも、多くの人が集まった会場。

出典:はるすけ

神楽岡地域総合防災計画について

【旭川市議会 市民と議会の意見交換会】が、開会されると、まずは議長の挨拶があって、その後に参加議員の紹介がありと意見会は進められていきます。

今回、防災についての事例や取り組みを話してくれたのは「神楽岡地区協働自主防災協議会」の方。
旭川市神楽岡は、地形が丘陵地域で高低の多い地域で土砂災害指定地域であることから、神楽岡地区で『神楽岡地区協働自主防災協議会』という独自の団体を作り、対策を考えているとのこと。

町内ごとに、避難所へ誘導するシステム、保育園・学校・PTA・地域包括センター・老人クラブなどと連携をし、訓練をしたりと、地域単独で取り組みをしていることの説明がありました。

市に対策を任せるだけではなく、”神楽岡”という地域だけでも災害について取り組みをしていることを知ってビックリ。最近では、町内会に入らない家庭もあるなんて話も聞いたことがありますが、災害が多くなっている今だからこそ、地域との密着も必要なんだと感じながら話を聞いてました。

市議と市民の意見交換会スタートへ

市民よりあがった質問。
避難所に逃げるべきか? 避難所に備蓄はあるのか? 備蓄はどれくらい用意されているのか? ストーブなどの準備はあるのか? などなど。

備蓄としてアルファ化米の準備が現状で44.4%でしかないこと、次の予算でアルファ化米を100%にすることが課題であり、粉ミルクやストーブなどの準備は、まだ十分にされていないこと。
避難する場所によっては備蓄がなく、災害が起きてから普及されることになっているとのこと。

驚きだったのは、旭川の備蓄予算があまりにも少なすぎる【200万円】ということ。

旭川市内では、131カ所の指定避難所があるそうですが、水害が起きたとき旭川市忠和では浸水してしまう可能性が高いので避難場所にはならないので、違う近くの地域の避難所に行かなくてはならないことなどなど。

多くの課題が浮き彫りになり、ときには市議の方と、市民の方が熱い討論にもなりましたが、市議の方も真摯に受け止めて回答してくれたこと、すべてを市に任せてしまうのでなく、自分でもしっかりと考え災害に備えなくてはならないことを実感した意見会でした。

意見会に参加してみて

地震も台風の影響も少ない旭川。
生まれも、育ちも旭川の私にとっては【災害】は、遠いものであって自分には関係のないものと感じていましたが、昨今の状況では、絶対に安全ということはないと感じています。

意見会に参加した人のなかには、自宅に、水・食料・ガソリンなど災害に備えて十分に準備をしているという人もいました。その人の話だと、15年賞味期限がある、お水も200円くらいで売っているとのこと。
そんな知識さえない自分の災害への認識を改め、まずは自分でも備蓄の準備や、避難所の確認などを行なうべきと感じました。

【旭川市】として対策を考え、災害に備えてくれてはいますが、市民ひとりひとりが【災害】への意識を高めるべきと感じることができた意見交換会でした。

この記事のキュレーター

生まれも育ちも旭川… 旭川以外での生活経験ゼロ。でも旭川を飛び出して、あちこちのイベントやお祭りに行くのが大好き。

関連するキーワード


防災 災害 旭川市議会

関連する投稿


【12月21日】旭川で地域災害対策セミナー開催!遊んで学ぶ避難所運営

【12月21日】旭川で地域災害対策セミナー開催!遊んで学ぶ避難所運営

2024年12月21日(土)に旭川市市民活動交流センターCoCoDeで開催される『地域災害対策セミナー~遊んで学ぶ避難所運営~』のご紹介です。


【11月13日】旭川市緑ヶ丘で防災を考えるキッズ向けイベントが開催

【11月13日】旭川市緑ヶ丘で防災を考えるキッズ向けイベントが開催

2022年11月13日(日)に旭川の『緑ヶ丘地域活動センター グリンパル』で行われる『遊んで学ぶ!防災キッズ』のご紹介です。


東神楽町がより安心な町に!応急仮設住宅の建設に関する協定が締結

東神楽町がより安心な町に!応急仮設住宅の建設に関する協定が締結

一般社団法人日本ムービングハウス協会と東神楽町が『災害時における応急仮設住宅(移動式木造住宅)の建設に関する協定』及び『包括連携協定書』の締結式を行いました。


小さな子供のいる家ではローリングストックで災害に備えよう!

小さな子供のいる家ではローリングストックで災害に備えよう!

9月1日は防災の日!ということで、普段から災害に備えるためどのように食品などを備蓄すればいいのか、小さな子供のいる家ではどうしたらいいのか紹介。


【初参加してきました!】市民と議会の意見交換会【テーマは『空き家問題』】

【初参加してきました!】市民と議会の意見交換会【テーマは『空き家問題』】

11月14日(木)に市議会議場で開催された、市民と議会の意見交換会に【初めて】参加してきましたので、その模様をお伝えします! 今回のテーマは『地域とともに取り組む空き家対策』。果たしてどんなやりとりが交わされたのでしょうか?


最新の投稿


【冬必見】ヒートショックを防ぐ6のポイントをご紹介します!

【冬必見】ヒートショックを防ぐ6のポイントをご紹介します!

冬になると多発する事象のひとつが『ヒートショック』。ニュースなどで言葉は耳にするものの、詳しくどういった現象なのか分からない方も多いですよね。今回はヒートショックがどうゆう現象なのか、ヒートショックを防ぐ6のポイントをご紹介します。


【2024-2025】旭川近郊スキー場オープン・料金情報

【2024-2025】旭川近郊スキー場オープン・料金情報

2024年-2025年シーズン、旭川近郊スキー場のオープン・料金情報をご紹介します。


【旭川市】ゲソ丼と麺のセットが楽しめるランチ

【旭川市】ゲソ丼と麺のセットが楽しめるランチ

旭川のB級グルメ『ゲソ丼』と麺類のセットが楽しめるランチをご紹介!たっぷり食べたい方におすすめですよ。


【ふわふわ&しっとり】旭川市内で購入できるおすすめドーナツ

【ふわふわ&しっとり】旭川市内で購入できるおすすめドーナツ

子どもから大人までみんなが大好きなスイーツのひとつ『ドーナツ』。いろんな食感や味があって選ぶ楽しさもありますよね。今回は旭川市内で購入できるおすすめのドーナツをご紹介します。


ほっこり日帰り温泉ランチを楽しむ♪【旭川近郊】ちょっとドライブ〜美瑛編〜

ほっこり日帰り温泉ランチを楽しむ♪【旭川近郊】ちょっとドライブ〜美瑛編〜

季節がめぐり少し寒くなってくると、途端に恋しくなるのが温泉ですよね。 今回は美瑛町方面のドライブで楽しめる日帰り温泉とランチをセットにしたコースをご紹介致します。


コープ
旭川を盛り上げよう!キュレーター募集!
カラダ
新店
不動産
本郷美術骨董館'
LINE募集'

人気ランキング


>>総合人気ランキング
a不動産
イズミ
旭川ホテルガイド
旭川を盛り上げよう!キュレーター募集!