■「さんろく」街のエリアについて
よく「さんろく」って言われるが、これ正式な住所表記じゃないし、どこからどこまでがさんろくです、という決めごともない。
ということで、日頃より飲み歩いている筆者の印象で、「概ね北は4条通5丁目界隈・南は2条通7丁目界隈を対角としたエリア(買物公園沿道は含まず)」ということで話を進めさせていただきますので、ご了承ください。
■前作はこちら
ラーメンとホルモンの店 とん八
「昼はラーメン、夜はホルモンの二毛作」と、バラエティーたっぷりなメニュー展開で客を待ち受けるユニークな店。
店内は、数年前は立ち食いソバの店だった場所だけにこじんまりとしていて、アットホームな空気感。
ラーメンのラインナップはご覧のとおり。
ホルモンの店だけに、筆頭がホルモンラーメン。ほか、ちょっと凝った感じが興味を惹く。
どうやらカレーもあるようで、こんなメニューも発見。
これまたバラエティー豊かな顔ぶれ。トッピングアイテムもたくさんだ。
こんなメニューならカレーも魅力的だが、今年の筆者は夏から辛味噌ラーメンがマイブーム。
ということで当日は辛味噌を中辛で。
マイルドなスープに辛味が引き立つ、しなやかなラーメンには大いに満足。
さすがは経験豊富(かつ個性的でもある)なご店主の仕事である。
お店情報
店名:ラーメンとホルモンの店 とん八
住所:旭川市3条通6丁目ユニバーサルビル1F
電話番号:080-9610-6700
営業時間:11:30~2:00(金土3:00)
定休日:日曜(祝前日の場合は営業、翌日定休)
駐車場:なし
居酒屋ちょうちん
この店構え、昭和通りの賑わいにひと役買っている。
筆者の記憶が確かなら、この3月に営業内容を刷新してリニューアルオープンしている。
ともあれ、昼もやってくれる居酒屋はウレシイ。なぜなら居酒屋らしい海の幸山の幸が味わえるからだ。
メニュー豊富な「ちょうちん」は、あの手この手でアピールに余念がない。
画像は合成
え、これ夜のメニューじゃないですよねと思うほど、バラエティーたっぷりな料理の数々。
どれを選んでよいやら、肉系にしようか魚系にしようか、迷うほどに腹が減るぞ(笑)
で、これはある日の「ちょうちんプレート」。店の力量(なんて言うと偉そうだけど)が伝わるメニューだ。
どれ、ひとつ試してやろうかい(ますます生意気・笑)と、頼んでみたら、これが何とも満足いっぱいのひと皿。
あくまで個人の考えだが、筆者の場合そのゴハンの可否は「酒が欲しくなるか」で決まる(笑)
実際、酒が欲しくてたまらない、そんな味わい尽くしなのだった。
そして、これはある日の「ラーメン・唐揚セット」。
ライスまでついてくるという、人の胃袋をここまで心配してくれる気遣いには痛み入る(笑)
外はさっくり、中はしっとりやわらなかな、お手本のような唐揚げ。
ほどよくスパイシーで、おーいビール持ってきてと言ってしまいそう(笑)
ラーメンが、これまた特徴的。
柔らかめな麺に絡むまろやかな塩味なおつゆ。いかにも和食屋さんのラーメンというテイストなのだ。
ごはんとも合い、このセットはなかなかの完成度なのだった。
お店情報
店名:居酒屋ちょうちん
住所:旭川市4条通6丁目
電話番号:050-5834-5640
営業時間: 11:30~14:00 / 17:00~0:00
定休日:不定休
駐車場:なし
は満長 本店
いわゆる「さんろく交差点」の角にあって、さんろくの顔といっても過言でない老舗「は満長(はまちょう)」。夜、飲んだ帰りにお世話になったことのある人は多いはず。
中心街ではそば屋がどんどん姿を消している近年、お昼は蕎麦を、という人には有難い。
筆者も何十年という期間、ここの蕎麦を頂いているが、小粋な味わいはまず飽きるということがない。これこそが街のそば屋だと思うのだった。
何を食べても美味しく外れはないが、寒い時期、特に美味しいのがこの「花巻」。
海苔の香りも豊かに、何よりたっぷりな生姜が心身を温めてくれる。ウマつゆがあとを引き、気付けば飲み干してる、なんてこともしばしば。
何しろおつゆと生姜、海苔の相性が素晴らしく、ここのおつゆはこのために味が調えられてるんじゃないかと思うほど。
ほんと、ここの花巻はオススメ。
お店情報
店名:は満長 本店
住所:旭川市3条通6丁目
電話番号:0166-22-2731
営業時間:11:30~14:00 / 16:00~01:30
定休日:日曜
駐車場:なし
食べ歩き後記
夜の街にある昼の顔。いかがでしたか。
駅前や買物公園にお出かけのついでに、足を延ばしてみるのもオススメです。
美味しいお昼とともに、ちょっと非日常な街の雰囲気も味わえますよ。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター