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旭川市内から愛別町「協和温泉」、士別市の「美し乃温泉」、名寄市の「サンピラー温泉」、音威子府村の「天塩川温泉」と、高速道路を使わずに行けば片道約2時間半のドライブ。
士別・名寄・音威子府の各町には道の駅もあるので、休憩もできます。
どの温泉も全て天然温泉。
まずは愛別町からご紹介しましょう。
① 協和温泉/愛別町
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旭川市内中心部から車で約50分。
きのこの里・愛別町にある温泉です。
北海道では珍しい炭酸泉の温泉を楽しめるとあって、温泉好きに注目されているスポットです。
入浴料は大人が500円、小学生以下は250円です。
レンタルのバスタオルや、タオルの販売もありますよ。
浴室にはリンスインシャンプーやボディソープも設置してあるので手ぶらでも安心です。
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平日のお昼前だったのでお客さんは誰もいませんでした。
奥に浴槽が3つあり、一番小さな浴槽は一人入ればいっぱいいっぱい。
その小さな浴槽が、協和温泉の「炭酸泉」です。
蛇口もついていて、飲泉も可能だったため飲んでみました。
ぴりっとしたのど越しは、まさに炭酸!
味は若干しょっぱい気がしました。
浴室には、温泉からお客さん一人ひとりに説明したい思いが書かれていました。
「炭酸水素塩水」の温泉は源泉が10度以下なので、熱湯を足しています。
無理な採掘はせず、自然と沸いた分だけ提供しているため、小さな浴槽なのだとか。
源泉を枯らすことなく、長く自然の供給を頂くため。
循環もせず、かけ流しをしているとのことでした。
洗い場は昭和の雰囲気そのもの。
シャワーヘッドが壁に固定されていますが、それも懐かしい雰囲気でステキでした。
■愛別産きのこがいっぱい!食事も楽しめます
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以前はきのこがたくさん入ったきのこラーメン(味噌味)をいただきました。
今回はカレーに挑戦。
メニューのカレーには「きのこ」の文字はなかったのですが、きのこがいっぱい!
地元の特産品を頂けるのは、とってもうれしいですね。
おいしいカレーでした。
*Spot info*
協和温泉
住所:愛別町協和1 区
電話:01658-6-5815
営業時間:7:00~22:00
定休日:不定休
入浴料:大人500円 小学生以下250円
② 美し乃湯温泉/士別市
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協和温泉から車で約50分。
士別市にある「美し乃湯温泉」は、温泉ホテルですが日帰り温泉もできます。
宿泊客でなくても、朝6:00~夜中の25:00まで利用できるので、遠距離ドライバーさんや遠出のドライブの往復にも利用できますね。
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入浴料金は大人670円、小学生以下は210円です。
タオルなどのレンタルもあり、浴室にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープもあるので手ぶらもOKです。
露天風呂は屋根が無くて広々。
透明なお湯ですが、塩分を多く含んでいる泉質のおかげで体はぽかぽかにあたたまりました。
Photo:mami リクライニングスペースも広々。ゆっくり体を休められそうですね!
■すぐ近くにある道の駅「羊のまち 侍・しべつ」
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「美し乃湯温泉」から車で約5分ほどの国道沿いには、新しくできたばかりの道の駅があります。
道の駅「羊のまち・侍 しべつ」は、2021年5月、北海道で129番目に完成しました。
地元の特産品のほか、おいしいお肉を頂けるレストランが併設しています。
*美し乃湯温泉*
住所:士別市大通東17丁目3143番地215
電話:0165-29-2611
営業時間:6:00~25:00
定休日:不定休
③ なよろ温泉サンピラー/名寄市
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「美し乃湯温泉」から車で約40分。
名寄ピヤシリスキー場やジャンプの練習ができる「ピヤシリシャンツェ」の隣にある温泉ホテル。
日帰り温泉もできます。
入浴料は、大人400円、小学生以下200円。
カルシウム・ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩泉で、淡黄色、透明、硫黄味、無臭、飲泉のできる水道もあります。
Photo:mami
温泉の湧沸量が少なめなので、温泉の湯船は小さめ。
けれどかけ流しです。
源泉温度が低いので沸かしてはいますが、ぬるっとした温泉らしい触感でした。
ほかにも大きな内湯が1つとサウナ、水風呂がありました。
Photo:mami 飲泉もトライしてみました。一口だけですが…温泉の香りと味わいがしました。
■充実の道の駅「もち米の里 なよろ」内にはFM局も!
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「なよろサンピラー温泉」から車で約20分。
道の駅「もち米の里 なよろ」があります。
もち米の生産は日本一。
札幌ドームおよそ589個分以上にもなる水田の9割でもち米の生産をしています。
道の駅にはそのもち米を使ったおいしい大福やおかきがいっぱい!
お土産選びが楽しいですよ。
また、地域FM局の「Airてっし」のスタジオもあるんです。
レストランや直売所もあるので、楽しめる道の駅でしょう。
*Spot info*
なよろサンピラー温泉
住所:名寄市日進
電話: 01654-2-2131
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休
④ 天塩川温泉/音威子府村
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「なよろサンピラー温泉」から車で約50分。
美深町を通り中川町を目指すと、音威子府村があります。
音威子府村は、日本で一番小さな村。
人口は平成30年のデータで770人。
北海道で唯一の「工芸科」の高校である「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」があり、そのおかげなのか街の中には木製の看板や地図などが多くありました。
キャンプが仕事でもあり趣味でもある筆者は、この日中川町のキャンプ場へ向かい、その帰り道に立ち寄りました。
近くには、宗谷本線「JR天塩川温泉駅」という小さな駅もあります。
利用する人がいない日もある小さな駅の踏切を超えると、天塩川温泉がありました。
正しくは、「音威子府村住民保養センター」という名称で、宿泊もできるようです。
入浴料は、大人400円、子ども200円です。
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露天風呂、内湯、ジャグジーがありました。
露天風呂からは天塩川が見えます。
とても開放的な雰囲気でした。
泉質は、ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉で、淡黄色、透明、微塩味、無臭。
源泉温度が低いので、こちらも加温をしていますが、鉄分のような香りとつるつるとした触感に温泉を感じました。
浴室にはシャンプーなどのアメニティがあり、タオルの販売もあります。
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温泉から上がるとここにも飲泉水がありました。
苦手ですが、飲んでみます。
ひと舐めしましたが、鉄分の味がすごかったです。
けれどとっても体によさそう。もしも飲泉水があったら飲んでみて下さいね!
■「源泉水練りこみラーメン」や「音威子府蕎麦」が食べられる!
Photo:mami
ロビーにはレストランがありました。
源泉を練りこんだ麺を使ったラーメンや、音威子府のそば粉を使ったお蕎麦など、惹かれるメニューがいっぱい。
この日は午前中に行ったのでお昼からオープンのレストランは開いていませんでした。
いつかまた行けたときは、頂いてみたいです。
また、天塩川温泉から車で約10分のところに道の駅「おといねっぷ」もあります。
ここでもお蕎麦を頂いたり、購入できますよ。
*Spot info*
音威子府住民保養センター 天塩川温泉
住所:中川郡音威子府村咲来919
電話:01656-5-3330
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
道北方面の天然温泉をご紹介しました。
ドライブにはもちろん、こちらの温泉の周辺には多くのキャンプ場があります。
春からのキャンプの際には、その後に立ち寄って汗を流すのも良いですね。
ぜひお立ち寄りください。
♡旭川市内で暮らすライター。
♡保育士経験を活かしたコラム、障害児育児、北海道観光、道内温泉、旭川のグルメ、アウトドアの記事を執筆中。
♡寄稿媒体:UHB北海道文化放送局「SASARU」・たびらい北海道・いい眠りPress・温泉風呂録、など
♡高校生と中学生のママ。趣味はカメラとアウトドア。トラ猫飼ってます。