北海道を飛び出せ!0泊2日も可能?意外と身近で見どころいっぱいの隣県「青森県」の魅力をご紹介!

北海道を飛び出せ!0泊2日も可能?意外と身近で見どころいっぱいの隣県「青森県」の魅力をご紹介!

北海道のおおよそ中心にある旭川に住む我々にとって、旅行といえば基本的に道内旅行がメインになってしまうのは、距離的な意味でも仕方がないことかと思います。でも、工夫次第では飛行機を使わなくても北海道外に遊びに行く事も可能なんです。今回は魅力たっぷりの隣県である青森県への旅行アクセスを含めて、楽しい旅のご紹介をさせて頂きます!


北海道の隣県にあたる青森県には、北海道にはない魅力的な観光地がたくさんあります。
国内的にも珍しい縄文遺跡や航空科学館、ねぶたなどの文化面でも素晴らしいものがありますね。
これからご紹介するのは青森県へのアクセス方法を含めた魅力ほんの一部です。
少しでも興味を持っていただければと思います。

動くホテルとして利用できる 「シルバーフェリー」

Photo:らくださん

シルバーフェリーは苫小牧と八戸を結んでいる旅客フェリーで、出港便数も多く非常に利用しやすく大変便利です。
また、このフェリーこそが表題にした青森旅行「0泊2日」を可能にする秘密兵器と呼べるシロモノなのです。
具体的には、プランの一例ですが、例えば金曜日夕方仕事が終わってから18時頃旭川を出発、苫小牧まで車で移動し、苫小牧フェリーターミナル前の第二駐車場に車を預け、深夜23時59分発のシルバーフェリーに乗り込み八戸港へ移動します。
八戸港には翌日土曜日の早朝7時30分に到着しますから、そこから丸々1日青森県を観光できるワケです。
そして、丸1日たっぷり遊んだ後に当日22時00分八戸港発の船に乗り込めば、宿泊施設を利用することなく0泊2日で日曜日にあたる翌朝6時に苫小牧に帰ってくることができてしまうのです。

つまり、このフェリーを「移動ホテル」のようにうまく使うことによって、非常に効率的な「時短旅行」が可能になるワケなんです。
( 体力的にはかなりキツいんですけど(笑)  不可能ではありません! )
乗船料金は大人一人2等船室で片道5600円。 考え方によってはホテルに泊まるより安く宿泊できる計算にもなりますね。
船内にはお湯やレンジがあり、誰でも利用できます。旅慣れた人はカップ麺など食料を持ち込んで食事に充てているようでした。

Photo:らくださん

Photo:らくださん

もちろん船内には浴室も完備されていますので、汗を流すことも可能です。
ただ、船の揺れが大きいときは浴室の利用が制限されることもありますので、乗船時に確認したほうが良いでしょう。
このやり方での旅行の注意点としては、睡眠時間が若干少なめになってしまうので、お子様連れでの家族旅行などにはチョット厳しいかも知れません。
ともあれ、旅行プランの選択肢としては面白いのではないかと思えるので、何かのヒントにして頂ければと思います。

青森県内の移動に便利な 「青い森鉄道」

Photo:らくださん

青森県内を移動するには、公共交通機関として「青い森鉄道」が非常に便利です。
レンタカーや自家用車を使用しない場合は、むしろ青い森鉄道を使い倒すことになります。
フェリーで八戸港に到着した場合、まずはシャトルバス(有料)を使って八戸駅へ移動してしまいましょう。
青い森鉄道を使えば、八戸駅を起点に青森県内の色々な観光スポットへの移動が可能です。
また、週末利用での旅行の場合は「青い森ワンデーパス」を使えば1日乗り放題で移動できます。
ワンデーパスだと途中駅での昇降が自由にできますので、とてもお得で便利です。

Photo:らくださん

ちょっと別件になりますが、実際に訪問してみるとこの八戸駅は非常に便利な駅でした。
八戸駅前のお土産物屋さんの品揃えがすごく充実していて、帰りの際にお土産の買い忘れ補充に助けられた記憶があります。
また、八戸駅構内にある「いかめしや ほうりん」さんでは、八戸の郷土料理「せんべい汁」を食べることができます。
単品でも頼めるので小腹が減った時や電車待ちなどのタイミングに気軽にオーダーしちゃいましょう。

Photo:らくださん

ちなみにこの「せんべい汁」、ダシがよく効いていてシンプルながらとても美味しく、気が付けば全部飲み干していました。でも後味がくどくなく、とてもさっぱりとした感じでした。

青森県立 三沢航空科学館

Photo:らくださん

三沢航空科学館は青森県が航空史に果たしてきた役割を広く世に紹介するというコンセプトで設立されました。
青森県立の科学館ということもあり施設の規模は非常に大きく、1日で全部を見て回るのはむずかしいのではないかと思える広さです。
ヒコーキ好きにはちょっとタマラない、そして小さな子供さんも十分に楽しみながら学べる、そういった施設だと言えるでしょう。

Photo:らくださん
三沢市内を無料で巡回する「MISAWAぐるっとバス」

三沢航空科学館へは青い森鉄道で三沢駅を下車して、無料で巡回している「MISAWAぐるっとバス」に乗って向かう事ができます。

Photo:らくださん
世界初の太平洋無着陸横断機「ミス・ビードル号」(復元機)

館内入り口を入ってすぐに目に飛び込んでくるのが、1931年に世界初の太平洋無着陸横断に成功した「ミス・ビードル号」です。
当時のエピソードとして写真や新聞記事などさまざまなものが展示されています。

Photo:らくださん
翼面積の大きな「航研機」

Photo:らくださん
大人気の「フライトシミュレーター」

航空機を操縦する感覚を楽しめる「フライトシミュレーター」は子供のみならず大人にも大人気で、実際に操縦桿を握りペダルを踏み込んでシミュレーターを動かしていると、気分はもうすっかりパイロットのようになってしまいます。

Photo:らくださん
自由落下体験装置「プローブⅣ」

屋内施設の中央部分に、ひときわデカい音をたてながら動いているのが自由落下体験装置「プローブⅣ」です。
大きなシリンダーの中に入った6人乗りのカプセルが、空気の力で上へ行ったり下へ行ったり‥乗っている人達の楽しそうな声を聞いていると、まるで遊園地のアトラクションのようでした。
空気の力を体感できる、楽しい装置です。

Photo:らくださん
「ヘリコプターのしくみ」を体験しよう!

「ヘリコプターのしくみ」について体験できる器具もあり、ヘリコプターの姿勢をコントロールする難しさを知ることができます。

Photo:らくださん
屋外にも航空機が展示されています

屋外には航空自衛隊などの軍用機の実機が展示されていて、ズラリと並んだ姿は迫力満点です。
普段近くで見ることができないヒコーキ達ですので、身近に感じられるのは嬉しいですよね。

Photo:らくださん

三沢航空科学館で食事をとりたい場合は、館内にフードコーナー「Jack & BettyⅡ」さんがあります。
米軍基地が近いせいか、とてもアメリカンな雰囲気で、メニューも結構ボリューム感があります。

Photo:らくださん
ホットドックのケチャップ&マスタードが、いかにもワイルドなアメリカンスタイル(笑)

屋内と屋外にテーブルと椅子が用意されていますので、天候に関わらず食事をとることができます。
食事のできるデッキの向こうには「大空ひろば」がありますので、開放的な気分で軽食が楽しめます。

Photo:らくださん

三沢航空科学館は、とにかく見るものも楽しめるものもボリューム満点。
とても1日では回りきれない程です。
訪問する際には、事前に下記公式HPで情報をチェックしてから向かうようにしましょう!

青森県立三沢航空科学館

開館時間  9:00〜17:00
休館日   毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料   510円 高校生300円 中学生以下無料

青森県立三沢航空科学館

https://kokukagaku.jp/

青森県立三沢航空科学館は、「大空」と「飛翔」をテーマに、未来を担う子どもたちが楽しみながら、科学する心、感動する心、挑戦する心を育む施設です。

特別史跡 三内丸山遺跡

Photo:らくださん

三内丸山遺跡は縄文時代の遺跡群で、世界文化遺産『北海道・北東北の縄文遺跡群』の特別史跡に指定されています。
なにしろ教科書にも掲載されるほどの遺跡ですから、一度は目にしておきたいスポットだと言えますね。
北海道内各所にある縄文遺跡も含めて、現在多くの人から注目されています。

アクセスとしてはJR青森駅から市営バス「三内丸山遺跡行き」で約30分ほど。
少し郊外にありますので時間にはゆとりを持って訪問しましよう。

Photo:らくださん
大型掘立柱建物(復元) 高さ約20mとにかくデカい

遺跡を訪問して感じることは、とにかく本当に規模の大きさに驚かされることです。
発掘・調査も大変な労力だとは思いますが、この復元された遺跡も素晴らしく思えます。
見て、触れて、感じられる施設の凄さを、実際に訪れて是非体感して頂きたいです。

Photo:らくださん
竪穴建物(復元)

Photo:らくださん
写真左:大型竪穴建物(復元) 写真右:大型掘立柱建物(復元)

Photo:らくださん
大型竪穴建物(復元)内部 かなり広さがあります

竪穴式の建物というと半地下で狭いイメージしかなかったのですが、こちらの大型竪穴建物(復元)の中に入らせて頂くと、内部の広さに驚かされました。

三内丸山遺跡では無料のボランティアガイドさんが遺跡内部を定時ガイドされています。
熱のこもったわかりやすいガイドを行っておられますので、ガイドさんのお話も是非聞いてみましょう。

Photo:らくださん
さまざまな種類の竪穴式建物(復元)

館内には実際に出土した土器や石器類の展示もあります。
ここでは現在から約5900年〜4200年前の縄文時代の出土品の数々を見ることができます。
また屋内展示の「縄文時遊館」も見どころが多く楽しむことができます。

Photo:らくださん
写真右側:掘立柱建物(復元)

三内丸山遺跡での食事は、館内にある「れすとらん五千年の星」さんが利用できます。
イチオシメニューは「発掘プレート」で、縄文人が食べていた食材を使って現代風にアレンジしたというコンセプトがユニークなメニュー。
そしてこの発掘プレートの魅力の一つは、一日数量限定でプレートの中に「ハマグリの貝殻」が隠されていることです。
このハマグリの貝殻が出てくると、いわゆる「アタリ」ということで、お店の方からちょっとしたプレゼントが用意されています。

Photo:らくださん
名物メニュー「発掘プレート」 ハマグリの貝殻は発掘できるのか??

Photo:らくださん
れすとらん「五千年の星」さんメニュー表

三内丸山遺跡では、縄文時代のムラを体験できる場所として、遺跡の保存・整備・活用が行なわれています。
令和3年(2021年)には世界文化遺産として登録されたこともあり、これからも大注目の施設になるのではないでしょうか。

三内丸山遺跡

見学時間  9:00〜17:00(GW期間中と6月1日〜9月30日は18:00まで開館)
休館日   毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)12月30日〜1月1日
観覧料   一般410円 高校生・大学生等200円 中学生以下無料

https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/

特別史跡 三内丸山遺跡

ねぶたの家 ワ・ラッセ

Photo:らくださん

「ねぶたの家ワ・ラッセ」さんは、青森駅の目の前にある施設です。
ちょっと変わった外観の建物ですが、アクセスの良さではピカイチですね。
すぐ隣には「あおもり駅前ビーチ」もあり、地域の盛り上がりを感じます。

Photo:らくださん

施設内に入ると、そこはもうさすがに「ねぶたの家」だけあって、大型ねぶたがこれでもかと展示してあり、その大きさと造形の迫力に圧倒されてしまいます。
名人さんや職人さんが全力で作ったねぶたですので、本当に素晴らしく感じます。
ちょっと写真ではその凄さが伝わりにくくて残念なのですが、大きな造形物なのですが繊細に作られていて、遠くから見ても近付いて見てもそれぞれの良さがあり、本当に素晴らしいです。

Photo:らくださん

Photo:らくださん

Photo:らくださん
おしゃれなA-FACTORYさんの外観

ワ・ラッセさんのすぐ向かいには、青森の地場産商品が置かれている「A-FACTORY(エーファクトリー)」さんがあります。
青森のお土産がたくさん揃っているので、これはちょっと買いすぎ注意となりそうです(笑)
特に青森産のシードル(りんごを使った醸造酒)は種類もいっぱいあり、目移りしてしまうほどです。

Photo:らくださん
A-FACTORYさん店内の様子 ズラリとならんだシードルが目を惹きます

ワ・ラッセさんでは迫力のねぶたを体感、お隣のA-FACTORYさんで思う存分お買い物。
青森駅前という好立地ということもあり、青森観光の代名詞ともなりそうです。
それぞれの施設もまだ新しく、楽しめること間違いなしですね。

ねぶたの家 ワ・ラッセ

営業時間  5月〜8月 9:00〜18:00 9月〜4月 9:00〜17:00
休館日   8月9日・10日(展示ねぶた総入れ替え) 12月31日・1月1日(年末年始)
入館料   大人620円 高校生460円 小中学生260円

ねぶたの家 ワ・ラッセ

http://www.nebuta.jp/warasse/

青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。ねぶた祭の歴史や魅力を余すことなく紹介し、ねぶたのすべてを体感することができる夢の空間です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
少々長くなってしまいましたが、隣県青森の魅力を感じて頂けたと思います。
今年はこれまでコロナの影響で中止されていた青森ねぶた祭りも開催されます。
仕事終わりにぷらっと青森、なんていうのも面白いですよね。
北海道から脱出するのは敷居が高いと敬遠せずに、是非旅行先の一つとして青森県を選択しに含めていただければと思います。

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