定食 郷や
流通団地にお勤めの腹ペコな皆さんにとってはオアシスのような店。
メニューも豊富に和洋中を揃え、客を選ばないところが実に頼もしい。
メンチカツを注文すると、厨房の奥から、タネをペタペタと成形する音が。
おや、作り置きじゃないなんて、やるな。
メンチカツ定食(820円)
画像、何となく大人しく撮れてしまっているが、メンチカツは十分な大きさ。
添え野菜や副菜もあるので、定食としてのクオリティも文句なし。
メンチカツの美味しさを表現する言葉に「サクッとジューシー」があるが、このメンチカツはまさにそれだ。
断面にはソースをつけてしまっているが、厚めの衣でくるんだミンチからは肉汁がじゅわじゅわなのである。
ミンチはきめ細かく、口当たりふわりとやわらかい。
詳しくは知らないが、メンチカツを美味しく作るいくつかの行程があるとすれば、それを見事にこなしたしっかりとした仕事ぶりがうかがえる。
お店情報
店名:定食 郷や
住所:旭川市流通団地2条3丁目
電話:0166-48-5223
営業時間:11:00~15:00
定休日:日曜日
駐車場:あり
小樽なると屋 旭川8条通店
鶏唐揚げの店?ってイメージが強いが、それだけじゃない、鶏を使ったアイテムが豊富。定食もずらりとあって、そのメニューは目移りするばかり。
で、お目当てのメンチカツ。ふつう、タネには豚か合い挽きを使うが、鶏で勝負のなると屋さんは、もちろん鶏メンチ。
チキンメンチカツ定食(680円)
ちなみに、チーズの入ったチキンチーズメンチカツというのもあって、そちらは730円。
カツはいきなりカットされ断面が露出しているが、この盛り付けが基本形。
鶏肉を使っているだけあって、見た目は豚よりも白っぽい。
が、それにしても、このみちみち感というかムチムチ感はどうだ。
弾力ありそう。
その厚さゆえ、食感には確かに弾力めいたものがあるものの、頬張ってみれば中身はふんわりとほぐれ食べやすい。
また、鶏メンチの味わいは豚のそれに比べ断然あっさりしているが、タマネギの風味も十分にメンチとしての出来は申し分ない。
タイトルに書いた「肉汁じゅわっ」とはちょっとイメージの違いがあるが、ともあれこの厚みもあって、食べ応えは相当に満足が行く。
お店情報
店名:小樽なると屋 旭川8条通店
住所:旭川市8条通8丁目
電話番号:0166-76-1301
営業時間:11:00~21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
七輪焼肉 西萬
最後は、焼肉店のランチメニューから。
肉には自信ありの店が作るメンチは、相当に期待できそう。
何たってネーミングがいかしてる。
オレのメンチカツ定食(800円)
見た目から、何とも肉感満載なメンチである。
ところで、ふたつの黄色い器にご注目。向こうはふつうのソース。右手にあるのはおろし生姜だ。
生姜醤油で食べてみて、というのが店のお勧めだ。
メンチカツにソース!としか考えていなかった筆者的には初の食べ方である。
旨い!
生姜醤油でメンチ。いやはや、目からウロコの美味しさだ。
筆者、メンチカツが好きで総菜屋でも買うことしばしば。なので生姜醤油、家でもやってみようと心に誓ったほどだ。この食べ方は一生ものだな。
それよりもまず、メンチは火の入れ方も絶妙に、肉の旨味が深く濃い。肉本来の匂いも良い加減で残してるから生姜が合うのだろうか。いわゆる「技アリ!」ってやつですな。
恐れ入った。
お店情報
店名:七輪焼肉 西萬
住所:旭川市3条通15丁目
電話番号:0166-74-7383
営業時間:11:00~22:00
定休日:月曜、第1・3日曜
駐車場:コインパーキング利用で返金あり
メンチな後記
1年ぶりのメンチカツ特集、いかがでしたか。
トンカツもいいけど、たまにはメンチという気分になってきたでしょうか(笑)
メンチカツは、その店の味、店主の好みが如実に反映されやすい料理なので、実際、トンカツよりも楽しみ甲斐があるかも知れませんよ。そういう意味でもオススメです。
前作はこちら
メンチカツのうんちくなんかも書いてます(笑)
ステーキよりもハンバーグよりも、メニューにそれを見つけりゃ即注文! というメンチ好き筆者の、記憶に残る絶品メンチカツを3タイプご紹介。 ※写真や情報は取材当時の内容につき最新のものとは異なる場合がありますのでご了承ください
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター