展覧会概要
椎名澄子さんは、札幌市に生まれ、東京藝術大学美術学部彫刻科、同大学院で彫刻を学び、北海道内を中心に国内外でテラコッタやブロンズによる立体作品を発表してきました。これまで札幌芸術の森美術館中庭をはじめ札幌市・旭川市での個展開催のほか、グループ展にも多数参加しており、現在は今年4月に公立化された旭川市立大学短期大学部教授として学生の指導にあたりながら制作を続けています。
椎名澄子さんが手がける作品では、植物をはじめ、少女の髪、衣服の袖や襟といった人間を取り巻くものが同氏の制作のモチーフである「風」の流れをつくるものとして印象的に使われ、鳥や子どもは時に風に踊り風そのものとして表現されています。
本展では、ブロンズを中心に、椎名澄子さんが風や植物を題材として、人間を取り巻く空気感、子どもたちが感じさせる生命感、その先に新たな風を予感させる静かな躍動感を表現した作品を紹介します。
基本情報
■会場
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(旭川市春光5条7丁目)
■会期
令和5年10月21日(土曜日)~ 令和6年2月18日(日曜日)
■時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■観覧料
一般450円、高校生300円、中学生以下無料(料金には常設展観覧料を含みます。各種減免規定があります。)
■連絡先
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(電話:0166-46-6277)