↓【わが街探検】旭川の長い橋BEST5!【橋シリーズ②】はこちら↓
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実は賞を取ったことがあるんです①【ツインハープ橋(きょう)】
遠くから見てもすぐわかるほどの大きさを誇るツインハープ橋/出典:asatan
【全国街路事業コンクール】と呼ばれる、まちの景観を壊さないように計算された優れたデザイン性と、街路整備にどれだけ貢献したかが評価されるコンクールがあります。
その第4回目のコンクールで、【旭川初にして唯一の斜張橋タイプの橋】であるツインハープ橋(きょう)が【会長賞】を受賞しました!
【楽器のハープを2つ並べたような形】や、【シンプルで落ち着いた白・クレー・黒のタイル】、さらには橋の名前が書かれた【モニュメントのデザイン】などが、受賞の決め手になったそうです。
ちなみに、ツインハープ橋上の柱の高さは、なんと40m! 旭川市内の橋のなかでもっとも高いんですよ♪
出典:asatan
ツインハープ橋の途中にあるバルコニーには、【シンボルデザインのプレート】が埋め込まれています。
機会があったら探してみてください♪
ツインハープ橋
竣工年:1991年・橋タイプ:斜張橋・橋長:280m・河川名:忠別川・所在地:旭川市東光18条~旭神1条
実は賞を取ったことがあるんです②【新神楽橋】
新神楽橋/出典:asatan
2003年に架け替えられた、アーチ橋タイプの新神楽橋は、【第17回全国街路事業コンクール】で【特別賞】を獲得しました!
ポイントはアーチの高さを抑えつつ、余計な装飾を付けていないところ。
審査では、すぐ近くにある緑豊かな神楽岡公園や、周りの建物になじむよう、【シンプルな造り】にしたのが好評だったみたいですよ♪
昔は道幅が狭く、交通事故もたびたび起きていたそうですが、架け替え後の現在は広々とした4車線になっています。
新神楽橋
竣工年:2003年・橋タイプ:アーチ橋・橋長:280m・河川名:忠別川・所在地:旭川市神楽岡公園~宮前通東
小説にも登場しました!【忠別橋】
忠別橋/出典:asatan
1891年に架けられた忠別橋は、かつては【神楽橋】という名前でした。
旭川出身の小説家 三浦綾子のデビュー作【氷点】に出てくる神楽橋はこの忠別橋がモデルなんです。
忠別橋は、元々は2車線でしたが、交通量が多く、朝夕の通退勤ラッシュがひどかったみたいです。
これまでに3回架け替えられていて、1985年の架け替えで、現在の4車線になりました。
忠別橋のバルコニーにある彫刻/出典:asatan
架け替えに合わせて、【バルコニー】も増設。彫刻も設置されていて、通る人の目を楽しませてくれます。
忠別橋
竣工年:1891年・橋タイプ:桁橋・橋長:172m・河川名:忠別川・所在地:旭川市宮下通1丁目~神楽2条
旭川市内で1番短い橋【永山第74号橋】
永山第74号橋/出典:asatan
旭川でもっとも短い橋は、【たったの2m】しかありません!
この長さの橋は市内に7本ありますが、今回紹介する永山第74号橋は、幅が5mで【タテ・ヨコが1番短い】橋なんです。
長さ2mの橋ですから、ジャンプで簡単に渡れちゃうかもしれませんね(笑)。
永山第74号橋は農道にあるので、探す際は通り過ぎてしまわないように気を付けて。
永山第74号橋
竣工年:1981年・橋タイプ:BOX橋・橋長:2m・河川名:忠別川・所在地:旭川市宮下通1丁目~神楽2条
雑学①【橋の命名のヒミツ】
この橋の名前の由来は何でしょう?/出典:asatan
橋の名前はその【地域の名前】や、【人の名前】を由来とするものなど様々です。
いくつか例をあげると、旭川には、【「神」の字が両方に付く神楽~神居間を繋ぐ】ことから命名された両神橋や、山の中にある【橋本さんの家へ向かうため】だけに架けられた橋本橋などがあります。
また、大きな橋は市民の公募で決められる場合もあります。
雑学②【ちょっと風流な名前の橋?】
春雨橋/出典:asatan
東旭川町には、【春雨橋】や【如月橋】といった、天気や季節の和名を名前にしたものが多数あります。
命名についての正確な資料は残っていませんが、当時橋を建設した人が【風流な言葉を好んでいた】ため、このように名付けたという説が有力だそうです。
雑学③【旭川市に木造の橋ってある?】
昔は旭川にもたくさんの木造の橋がありましたが、安全性の問題から架け替えが進められ、全体が木でできた橋はゼロになってしまいました。
ちなみに市内最後の橋の名前は【江丹別第2号橋】。2017年10月の工事をもって、コンクリート製の橋になりました。
雑学④【橋名板は誰が書いている?】
ツインハープ橋の親柱/出典:asatan
橋名板は、【橋の名前】・【完成した年】・【下に流れる川の名前】などが書かれたプレートのことです。
すべての橋にあるわけではありませんが、建設時の旭川市長が書くこともあれば、地域の小学生に書道の授業で書いてもらったものを使うこともあるようです。
それぞれの橋名板を見比べてみると、ちょっとした違いがあって面白いですよ♪
また、【橋名板の付けられた柱や岩、モニュメント】などは親柱と呼ばれていて、橋のシンボルになっています。なかに凝ったデザインの親柱もありますよ♪
雑学⑤【橋にも入り口と出口がある!】
正確には起点・終点という呼び方で、判断の目印になるのは先ほど紹介した橋名板。
すべての橋に共通しているわけではありませんが、【漢字書きの橋の名前と、流れている橋の名前がある方】が起点(入り口)、【ひらがな書きの橋の名前と、竣工年がある方】が終点(出口)となっています。
図にするとこんな感じ/出典:asatan
おわりに
今回は旭川市内の橋の雑学をたくさん紹介してみました! 誰かと一緒に橋を渡る機会があったら、ぜひ、この雑学を披露してみましょう♪
次回は橋シリーズのラスト。市内唯一の”吊橋”や、橋マニアから聞いたとっておきの珍しい橋を紹介しています!
↓【わが街探検 最終回】市内“最古”の橋は今…!? たった1つだけの“吊橋”も!!【橋シリーズ④】はこちら↓
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