上野ファームは河川敷ルートが超オススメ。
旭川を流れる河川沿いにある河川敷。実は上野ファームはその一つである牛朱別川の近くにあり、そこに整備された河川敷を辿っていくとほぼ河川敷だけで上野ファームの近くまで移動できてしまいます。時間にするとママチャリで約2時間。クロスバイクなら1時間半程度。ロードバイクの速いペースなら信号待ちが無いため1時間もかからないでしょう。河川敷は一般道のような車の往来がなくとても安全で、特に初心者に嬉しいルートとなっています。今回はレンタルサイクルがある旭川駅裏のスタートと、中心部の常盤公園からスタートする2パターンを紹介します。
旭川駅裏スタート
旭川駅内には旭川観光物産情報センターが運営するレンタルサイクルがあり、ここでシティサイクルなら1日800円。ジャイアントのクロスバイク(エスケープエア)なら1日1500円でレンタル可能です(※2020年6月現在)。自転車を持っていない人や観光客の方はここを利用すると良いでしょう。オススメはクロスバイク。ロードバイク寄りの軽量タイプで軽快に進み、最初からサイクルコンピューター(スピードメーター)も付いています。
レンタルできるジャイアント製のクロスバイク(エスケープエア)。細身のタイヤに24段切り替え、サイクルコンピューターも最初から付いているため手軽にサイクリングを楽しめる。この他シティサイクルと二人乗りのタンデム自転車もレンタル可能。
■駅裏~忠別橋公園
河川沿いを右手に進みます。まずは常盤公園方面を目指します。
駅裏は河川敷が直結しています。向かって右側の河川敷を下って進みます。奥にある橋をくぐって川沿いを進みます。
橋をくぐると分岐がありますが、ここは左奥(下側)を進みます。
川沿いを進みます。
再び橋(忠別橋)が出てくるのでここをくぐります。右奥の土手の向こうには吹奏楽の強豪校で有名な旭川商業高校があります。土手の上、手前側には小さな忠別橋公園があります。
■忠別橋公園~亀吉
忠別橋を過ぎると木々が多くなります。ここは夏場でも涼しいスポットです。
忠別橋をくぐって河川敷沿いに木々の中を進みます。
パークゴルフ場が見えてきたらさらに進みます。右奥には看護師写真家が居ることで有名なくにもと病院があります。
パークゴルフ場の奥の橋をくぐってテニスコートを越えると少し登り坂が見てきます。
■亀吉の森~旭橋付近
坂を登るとS字のような道があるので進みすぐに下り坂が出てくるのでこれを下ります。左側の木々は「亀吉の森」と呼ばれ街の中でも木々が生い茂って幻想的な雰囲気があります。
亀吉の森を抜けると左手には近文ごみ焼却施設が。
下り坂を進むと川端ウェスタンの近くの橋(旭西橋)付近に出ます。これをくぐるようにそのまま進みます。
少し走ると常盤公園の裏手の河川敷に出ます。ちょうど旭橋の下らへんです。このアーチ型の特徴的な橋はブラタモリでも紹介され、戦車も通れる頑丈な橋となっています。
ここまでで旭川駅からおよそ5kmです。ちょっと疲れた人は右奥のスロープから常盤公園に入って休むといいでしょう。公園内にはベンチが多数あり、自販機もあります。
常盤公園スタート
常盤公園の堤防を登ると河川敷は無料の駐車スペースがあります。
■常盤公園~ヤマダ電機付近
常盤公園をスタートにする場合は堤防を登り河川敷にでます。ここには駐車場もあるので自分の自転車を持っている人は車に積んでここをスタートにしてもいいです。向かって右の旭橋の下をくぐりT字路で真ん中を進みます。
旭橋をくぐった先の分岐点では真ん中の道を進みます。ちなみに左を進むと噴水広場になっていています。ここは火野正平さんのこころ旅でも訪れた場所です。
「にっぽん縦断 こころ旅」 ホームページ
分岐点のところには看板があります。
あとは道なりに川沿いを進みます。このあたりは最近整備されたところのため広くかつ走りやすいです。
途中で疲れたら橋の下のブロックのところが休憩にオススメです。
跨線橋が見えてきたら右側を進み、小まさな橋が見えてくるのでここを進みます。
小さな橋を越えてヤマダ電機がある大雪通りとの交差するところで少し登り坂になります。あとは堤防の上を道沿いに進みます。
■ヤマダ電機付近~永山
しばらく進むと団地が見えてくるのでここで左側に進んではしをくぐるよう下ります。
橋をくぐるとしばらく木陰道が続きます。ひたすら道沿い真っすぐ進みます。看板のとおり右側を登っていくと旭山動物園方面に行けるのですが、またの機会に紹介します。
木陰道を抜けると橋に登れる分岐点が出てきますがこれを登らず道沿いに左奥へ進み橋をくぐります。
■永山~永山郊外
木陰道を抜けると田園風景が広がり一気に北海道らしくなります。上野ファームまであと半分ぐらいです。
橋をくぐったら再び堤防の上を走ります。次の橋は車道を渡らないといけないためここでは対岸に移動します。
車止めが見えたら歩道を左へ。
橋を渡って
対岸にたどり着いたら左奥へ進みます。すぐに右下に降りれる道が出てくるのでここを右奥に進みます。
橋の下をくぐれるようになっているのでここを進みます。
くぐった直後に分岐点が見えますがここは真っすぐ登り坂を進みます。
登り坂を進んだあとはもうひとつ橋の下をくぐって堤防沿いを進みます。すると青い屋根の建物がでてきます。
カーブの看板が出てくるので看板付近にある向こう側の河川敷の入り口に進みます。ここは今回のルートで唯一、一般道を渡るところなので交通量はかなり少ないですが左右の安全を確認して横断してください。
一般道を渡ってさらに河川沿いを進みます。小人の家のような建物が見えます。
河川沿いの最後の方で短い距離ですが砂利道が出現します。ママチャリやクロスバイクであれば問題ないと思いますがロードバイクの場合は押したほうが無難です。ここまで来たら上野ファームはすぐそこです。
河川敷向かって左奥に上野ファームが見えてきます。
砂利道を過ぎたら橋を歩道沿いに左奥へ進みます。ここからは歩道を走ります。
橋を渡りきったらT字路が出てくるのでここを左に曲がります。上野ファームの看板も見えてきます。
すると上野ファームが右手に見えてきます。
上野ファームに無事到着しました。ここまでの移動距離は旭川駅からは約18km、常盤公園からだと13kmです。歩道側から上野ファーム側に渡る時は向かって右手がカーブになっているので気をつけて渡ってください。
上野ファームに到着
駐輪場は無いのですが門の付近や車庫のよこあたりに停めると良いでしょう。
ガーデン奥は有料です。ただし、手前のカフェやお土産コーナー、苗コーナーは無料で入れます。
雰囲気のいいナヤカフェ(naya cafe)で休憩
サイクリングの休憩にはこちらのナヤカフェがオススメです。2020年の春にリニューアルオープンしました。
メニューはカレーやスープ、サラダ、パンなどのほかソフトクリームとドリンク系があります。
建物に入り向かって右奥が注文カウンター。
反対側は席が多数あります。
奥にはガーデンを眺められる屋外席もありました。
せっかくなのでサイクリングで消費したエネルギー補給に牛乳&森の野いちごミックスソフトをチョイス。一度に両方の味が楽しめるソフトで一番下にはコーンフレークも入っており結構ボリュームがありました。お値段400円(※2020年6月現在)。
まとめ
上野ファームまでのサイクリング、いかがでしたでしょうか?車やバス以外に自転車でも河川敷を使うと安全かつ快適にサイクリングを楽しみながら上野ファームにたどり着けることがわかったと思います。旭川駅からだと片道18kmぐらいあるので普段運動しない方だと結構良い運動になると思います。ゆっくりママチャリペースで移動すると片道2時間ぐらいかかるので時間に余裕を持ってチャレンジしてみてください。スピードが出るクロスバイクであれば1時間ちょっとから1時間半ぐらいですのでこちらがオススメです。なお、河川敷には車こそ居ませんが歩行者やランナー、ペットを連れた人が居るため追い越す際は十分注意してください。
旭川生まれ、旭川市在中の自転車大好き人間。初心者にはサイクリングが好きになるように。中~上級者には有益かつ満足してもらえるようなサイクリング関連の記事を書いていこうと思います。