電 車
■特急系
789系0番台
特急ライラック(札幌〜旭川)に運用
・グリーン車を含む6両編成
789系1000番台
特急カムイ(札幌〜旭川)に運用
・5両編成
両車両とも最高時速は120km/h。 旭川駅から札幌駅までを1時間25分で行く頼りになる特急だ。ちなみに表定速度(距離を移動時間で割ったもの。平均速度とは違い停車時分も含んで計算)は96.6 km/hで、日本の在来線特急の中ではトップクラスに早いそうな。やるね、JR北海道。
ところで、同じ789系という両車両。違いは、連結台数と車内設備だ。6両編成・グリーン車があるのがライラック。対して、5両編成・普通車のみ(ただし指定席にUシートあり)がカムイ。
どっちがいいの?に関してはユーザーそれぞれの用途で決まるかな。
■通勤系
721系
札幌〜旭川間、滝川〜旭川間で運用
・片開き式3ドア、3両編成
札幌圏では「快速エアポート」や「いしかりライナー」としてよく知られた車両だ。
短い停車時間で乗客がスムーズに乗降できるよう、1両にドアが3基。いかにも実用主義な車体デザイン。
気動車
前掲の「電車」は電力をエネルギーに電気モーターで走る。対して、ディーゼルエンジンを動力に走るのが「気動車」だ。
函館本線(札幌―旭川)は電化されているので電車の走行が可能だが、電化されていない宗谷本線と石北本線は気動車の運用に限られる。
■特急系
キハ261系0番台
特急宗谷(札幌〜稚内)、特急サロベツ(旭川〜稚内)に運用
車体側面ドア部の塗装がちょっとコミカルで特徴的。
とはいえ、冬の雪原を走る姿は力強く勇壮だ。
キハ261系5000番台(はまなす編成)
特急宗谷(札幌〜稚内)の一部、特急サロベツ(旭川〜稚内)の一部を代走
・グリーン車なしの5両編成
JR北海道が久々に新造した特急列車。主に観光用途とされ、先頭部にはハマナスの花をイメージしたピンク色を塗装。1号車にはイベントなどで使えるフリースペースが設けられている(とのことです。残念ながら筆者はまだ乗ったことがない)
キハ183系
特急オホーツク(札幌〜網走)、特急大雪(旭川〜網走)に運用
・グリーン車含む4両編成
両特急とも2両目のグリーン車はハイデッカー仕様(客室の床を高くして車窓の景色を見やすくした、観光に適した構造になっている)を連結している。
キハ183系は今や希少価値の高い国鉄型気動車(国鉄時代から走っている車両)。後述するキハ40形とともに、筆者が愛して止まない存在である。
■一般形
キハ150形0番台
富良野線に運用
ボディーカラーは2タイプあって、上画像が、富良野方面沿線のラベンダー畑にちなんで薄紫に。下画像はJR北海道のコーポレートカラーを配したもの。
注意して見ているのだが、どの便で何色が使われるかは不明。2両とも同じ色の時もあれば、ラベンダー色と緑色で2両編成になることも。
キハ40形
旭川を往来する全ての路線に運用
よく見かける普通列車といえばコレ、という市民は多いと思う。
前述の特急列車キハ183系とともに筆者のお気に入りの国鉄型気動車だが、この春のダイヤ改正を機に、多くのキハ40形が退役し、寂しい限り。
いつかは姿を消してしまうのだろうか。
キハ54形500番台
函館本線、宗谷本線、石北本線に運用
これも国鉄型。国鉄時代末期の気動車だ。
前掲キハ40形の、角の取れた丸みある車体のイメージに比べ、54形はいかにもマシンといった雰囲気が強い。当時にしてみれば最新鋭(ちなみにキハ40形は鋼板が使われているのに対し、キハ54形はステンレス製軽量車体という構造)の気動車だもの、そんな思いが車体デザインに込められていたのかも。これはこれで嫌いじゃない。
たまに、キハ40形とともに2両編成になっていることもある。
H100形
宗谷本線、石北本線に運用
これが前書きにもあった'21年旭川デビューの新車両。
H100形気動車は、新型の電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック車)だ。今年春のダイヤ改正を機に、JR北海道が、製造から30年を超え老朽化した気動車キハ40形の置換えを目的に導入した。
■ディーゼル機関車
DF200形
北海道の貨物列車といえばコレ。
北旭川駅・旭川駅間の宗谷本線、及び旭川駅・札幌ターミナルを結ぶ函館本線で運用される。
また、臨時として秋~冬期間、北見からやってくる特産の玉ねぎを満載にして本州へ向かう通称たまねぎ列車で運用。北見からの列車は石北本線で新旭川駅を経由して北旭川駅着。札幌ターミナル方向へは、前述と同じルートで南下する。
DE15形
ラッセル式除雪用ディーゼル機関車。
いくつになっても働く乗り物が大好きな筆者としては、これに遭遇するととてもわくわく。無骨なエンジン音がまた堪らないのである。冬が楽しみ~!
見学、撮影の際は
見学の際は互いの安全に気を付けること。こちらの身を守る、運行を妨げない。
つまりはルールを守るべし。
特に撮影をする際は、筆者も含め、夢中になりルールやマナーを逸脱しないよう注意が必要だ。
ルール違反は、すなわち不法侵入・器物破損・鉄道営業法違反・威力業務妨害となることも。絶対に侵してはならない。
一人の間違いが多くの撮り鉄の肩身を狭くする。お互いに気を付けましょう。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター