一麦 吉兆庵
もともと、この店の品はけっこうボリュームあるよねという印象がある中、これは横綱級でしょ!というのが、かつカレー南蛮だ。
かつカレー南蛮(1,030円)
ここはカレー南好きにはよく知られた店。なので筆者もそれ狙いでお訪ねすることしばしば。
メニューには辛口というのもある。けれど、やっぱカツもいいなと、リピート率高し。
ちなみに、ご覧のライスは、もともとセットになっているもの。
だからボリューム満点メニューですよ、というワケではない。どうボリュームがあるかは以下の説明で。
それにしてもだ。ただでさえボリュームあるお蕎麦になぜご飯?と思う筆者であるが、結局「ゴハン要らないです」とは言わず(笑)、店の味をたっぷりと堪能することとなる。
揚げたてのトンカツはカツカレーを語るに十分な大きさ。
噛みしめると脂の旨味がしみ出てくるようなロース肉は、厚みも程々に食べ応えがたっぷり。
カツにしみるカレーはおつゆの香味が効いていて、いわゆる食堂のカツカレーとは別の美味しさだ。
もうこの時点で、十分にボリュームありと認められるが、吉兆庵はまだ容赦してくれない(笑)
ここのカレー南は、つゆにカレー粉を溶いてとろみをつけるというレシピでなく、メニューにあるカレーライス用のルウをつゆにたっぷり加えたタイプ。
そのルウは、肉や野菜たっぷりな家庭的なタイプ。なのでトンカツの下からまた肉が(笑)、さらにイモやニンジンがゴロゴロと、これでもかと言わんばかりに筆者の胃袋に攻め込んでくる。
おまけに、いかにも腹持ちの良さそうな蕎麦(麺)。
そば屋でもしっかり食べたいという方を満足させるに十分な、ボリューム感、そして量と思われるがいかがだろう。
お店情報
店名:そば処一麦吉兆庵
住所:旭川市流通団地二条1丁目
電話番号:0166-47-4114
営業時間:[月~土]11:00~15:00 / 17:00~20:00
[日、祝]11:00~15:30
定休日:不定休
駐車場:あり
そば処 わらべや
前章、カツカレーに続いては、またも豚肉が登場。
そば屋では定番の「肉そば」だが、筆者がこれまで食べてきた肉そばの中では、けっこうボリュームある方だなと胃袋が感じたのがこれだ。
肉そば(800円)
ご覧の通り肉たっぷり。まさに肉そばとはこのことだ。
柔らかそうなネギもいい感じ。
肉は豚バラ。スライスだが、けっこう厚い。
それにしても、麺を覆う肉のボリューム感。「こうでないと肉そばって言わないべさ」と親方が言ったかどうかは知らないが、そば一杯にかける思いはしっかりと伝わってくる。
で、肉はむっちりと歯応え、脂の旨味とともに、ああ、今日は肉そばを食べてよかったと、肉好きの食欲を満足させる。
豚の脂がしみ出たおつゆが麺に絡めば、食べ応えは格別。鶏肉の「かしわそば」にはない独特の旨味、これが肉そばの醍醐味。
だけど、脂っこいとか、まったりしてるとか、そんな感じはない。
そばのおつゆのポテンシャルは実に高いと感心した次第。
お店情報
店名:そば処 わらべや
住所:旭川市南1条通20丁目
電話番号:0166-32-3735
営業時間:10:30~15:00
定休日:月曜
駐車場:あり
そば処 四條庵 東
続いては、これからの季節に嬉しい、冷たいそばからボリュームありな一品をご紹介。
ブッカケ天とろ(1,370円)
画像を見ただけでは事態は飲み込めないと思うので、一応説明を。
そば(冷)に海老天をのせ、それをとろろが覆う。これに冷たいつゆをかけまわし、海苔をちらした、というひと品である。
丼は大きく、ずっしりと重い。
かつ、丼は冷えていて、冷たい料理はより冷たくと、温かなもてなしの気持ちが伝わるね。
冷たいのに温かいとはこれいかに(笑)
海老天がどーんと1本。
これにとろろの旨味が絡んで、ひと味もふた味も食べ応えが増し増し。
さらにとろろは、このそば一杯のボリュームを格段にアップさせるのだった。
何たって、とろろのねばりがスゴい。箸で麺を持ち上げるのにも力が要るほどだ(笑)。すなわち、その食べ応えは半端ない。
そして・・・そうだった、思い出した!四条庵のぶっかけそばは、もともと盛りが良い!
が、麺は喉越しも軽快な更科なので、口に運べばあとはこっちのもの。するする、というよりずばずばと音を立てながら完食すれば、お腹はかなりの満足感で満たされていたのだった。
お店情報
店名:そば処 四條庵 東
住所:旭川市東4条8丁目
電話番号:0166-76-6930
営業時間:11:00~20:00
定休日:金曜日
駐車場:あり
満腹後記
そば屋さんって、軽く食べられる「もり」や「ざる」から、重厚なイメージある今回紹介のメニューまで、メニューは実にいろいろ。
そんな、そば屋さんの魅力の「重」の方。皆さんも楽しんでみませんか。
お腹に余裕のある時にぜひ(笑)
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター