ら~麺処 優鳳
動物園通りの人気店、優鳳(ゆうほう)。
豊富なメニューの中に辛味噌を探してみるが、・・・ない。
ひょっとしてこれかな?「カラヤン」。 って確か著名な指揮者の名前だったような・・・。
味、辛さが各々3種類あると説明が。そうか、辛味噌を食べたければ、まず、醤油・塩・味噌の中から味噌を選び、さらに辛さを指定するというわけね。
カラヤン・味噌(1,080円)
ということでカラヤンの味噌を。辛さは1倍〜3倍から2倍を選択。
なんでも中くらいを選びたがるA型なもので(個人の見解です)。
見た目は旭川ではごくごく普通の味噌ラーメンであるが・・・
唐辛子がけっこうかかってるけど、こんなのは序の口。
辛さの本当の正体は、これではなかった。
おつゆのさらりとした口当たりから放たれる辛さは鮮烈。そうか、辛い系の油で辛さを作ってあるのかな。
その表情はキリッとシャープ。辛味噌にも種類があって、ここのはコクのあるまったりしたタイプとは対極にあるね。
これが辛味噌ラーメン食べ歩きの面白さ。
ひとことで辛味噌といっても、実にいろんな表情があるのだ。
地元の者には馴染みある、旭川風の麺。
ちょっともっちりした麺には辛さがよく馴染み・・・と書いてしまいそうなところだが、カラヤンにおいては、辛いお汁の中で麺の旨味が引き立つと表現すべきか。
辛さに身体が慣れてきたか、中盤以降スープの旨味を実感。
やっぱ旨いんだな、ここのラーメンは。夢中で食べ進んでしまうその味わいに疑いはない。
たまたま暑い日に尋ねたこともあり、発汗がハンパない。カプサイシン効果も多いにあるだろうが、そういう時の汗って、不思議とさらっとしてるよね。
お店情報
店名:ら~麺処 優鳳
旭川市豊岡13条4丁目
電話: 0166-34-0326
営業時間:11:00~15:00 / 17:00~20:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
麺屋 柊
今年の春、永山にオープンしたニューフェイス。
味噌推しの店と、なかなかに評判のよう。
それにしても、柊(ひいらぎ)とはまた風流な店名ですな。
辛味噌(950円)+中辛(50円)
味噌のおつゆを覆う自家製ラー油。さらに凛と美しい白髪ネギや一風変わった煮卵など、柊独特の演出が、食欲をそそる。
ちなみに辛さは、小辛・中辛・大辛・激辛となっていて、中辛以上が50円単位で段階的に料金追加となる。
筆者は中辛をお願いした。
まろやかなコク、すっきりとした口当たりのおつゆ。旨いなぁ、柊の「味噌」。これに自家製ラー油がのって、二度、三度とレンゲが往復する毎に、じわりじわりと辛味が身体に効いてくる。
筆者には辛過ぎず甘過ぎずの程よい手応え。
辛いもの好きだねと知人に言われるが、単に辛さを好んでいるわけではない。辛味が合わさった味噌の旨さが好きなんだ。
分かるかなぁ、このこだわり(笑)。
細縮れ麺は喉越しも軽快。おかげでリズムよく辛味噌の香味がお腹に滑り込んでいく。
話は戻るが、やっぱラーメンはおつゆが命だね。何せ旨いものだから、麺、おつゆ、麺、おつゆのテンポも加速する。
そこに一瞬ぼおっとするような陶酔。これも辛味噌ラーメンの醍醐味だ。
お店情報
店名:柊
住所:旭川市永山3条19丁目
電話: 0166-76-7130
営業時間:11:00~15:00 / 17:00~20:00
定休日:水曜
駐車場:あり
らあめん吉法師
店名、そして店の外観。
何やら不思議なムードに誘われて訪ねてみれば、味わいにも趣がたっぷり。
さて、そんな店が提供する辛味噌やいかに。
らぁめん味噌(930円)+辛拉麺(130円)
辛味噌ラーメンが食べたければ、みそラーメンを注文しつつ、「辛拉麺」というオプションを追加すればよい。
みそ味のみ辛さを1~3辛を選択できる。
ここでも中間の2辛をお願いするA型の筆者である。
辛さを調えるのは自家製ラー油のよう。
だが美しい唐辛子、映えますねえ。辛さの演出効果バツグン。
ぴりっとした辛さを味噌のコクが引き立てる。
ラー油の香ばしさが効いた、インパクトのある食べ応えにスタートは上々だ。
うま辛なおつゆのおかげで食欲がアップ。
ふつうのラーメンだって、同じことが言えるが辛味噌ラーメンの場合は、没入感がより深いというか、ひたすら向き合えるところに醍醐味があるな。
夢中になるうちに終盤。
気を取り直して味わえば、唐辛子がおつゆに馴染んだか、辛さが深みを増したようにも。
多分、どっちかというと人よりゆっくり食べる方の筆者であるが、それにしても至福のひと時って束の間だな。
この虚しさもラーメンの醍醐味なり(笑)
お店情報
店名:らあめん吉法師
住所:旭川市豊岡4条6丁目
電話: 0166-33-9225
営業時間:11:00~15:00 / 17:00~20:00
定休日:月曜
駐車場:あり
辛みそ後記
いかがでしたか。
止まらない辛みそ愛。7月にも第6弾を特集したばかりなのに早くも第7弾となりました。
先にも申しましたが、それだけ辛みそ推しの気運が高いということかも知れませんね。
さてさて、まだ出会いがあるでしょうか。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター